ハオルチア・オブツーサを育て始めたけど管理方法がイマイチ分からない…エケベリアやセダムなどの多肉たちと同じ感じで育てていればok?
葉先の窓はまるで宝石のように美しいハオルチア・オブツーサ。
人気急上昇中の多肉植物ですが、エケベリアやセダムなどに比べるとまだまだ流通量が少なく、管理方法がイマイチ分からない…という方も多いのではないでしょうか?
結論から申し上げると、
ハオルチア・オブツーサは初心者でも簡単に育てられますが、エケベリアやセダムなどと同じように管理していると葉や根を傷めてしまうことが多いんです…!
そこで今回は、ハオルチア・オブツーサの育て方を初心者向けに分かりやすく解説してみたいと思います。
この記事を読めば、ハオルチア・オブツーサの育て方のコツが分かるよ。オブツーサを育てている人はこの記事をブックマークしておいて、困った時に見直してみてね。
☆★ハオルチアの調子がイマイチ良くない…とお悩みならこちら↓↓
☆★水やりしてもハオルチアの葉が膨らまない…とお悩みならこちら↓↓
ハオルチア・オブツーサの育て方【水やり】
ハオルチア・オブツーサの水やりは「土が乾いてからたっぷりと与える」が基本です。
ただ、生育が緩慢になる夏と冬は水遣りを控え目にシフトすることで、根への負担を最小限に抑えることができます。
ハオルチア・オブツーサの水やり【春・秋】
水やりのタイミング | 量、頻度、時間帯など | |
室内の場合 | 土が乾いたタイミング | 鉢底から出るくらいたっぷりと。夕方におこなうと良い |
屋外の場合 | 土が乾いたタイミング。屋外は風通しが良いので、室内よりも土が乾くのが早い傾向あり | 鉢底から出るくらいたっぷりと。夕方~夜に済ませるのが理想的 |
ハオルチア・オブツーサの水やり【夏・冬】
水やりのタイミング | 量、頻度、時間帯など | |
室内の場合 | 土が乾いてさらに3日ほど経ってから | 土の約1/3が湿るくらいの量で与える。夏は夕方におこなうと良い。冬は暖かい午前中に済ませるのがおすすめ |
屋外の場合(10度以下なら室内へ移動する) | 土が乾いてさらに3日ほど経ってから | 土の約1/3が湿るくらいの量で与える。夏は夕方におこなうと良い。冬は室内管理が安心 |
ハオルチア・オブツーサを含む多肉植物は、夜間に光合成をおこなう「CAM型光合成植物」。夜間に水分を吸収して膨らむんだ。日中は気候が閉じ気味だから、水やりするなら夕方以降がおすすめ。
☆★ハオルチアの水やり方法、失敗回避のコツはこちら↓↓
☆★透明感の低下したハオルチアにお悩みの方はこちら↓↓
ハオルチア・オブツーサの育て方【置き場所】
ハオルチア・オブツーサは明るく風通しの良い場所を好みます。
ただし、夏の直射日光に晒されると葉が傷みやすいです。また、あまりにも日当たりが悪いとあっという間に徒長してしまいます。
ハオルチア・オブツーサの置き場所【春・秋】
置き場所 | 注意ポイント | |
室内の場合 | 南~東向きの窓際に置く | 窓を閉め切る時期はサーキュレーター必須。日当たりが確保できない場合は植物育成LEDライトを活用 |
屋外の場合 | 直射日光を避けた半日陰 | 室内に比べて土が乾く速度が早い傾向。土が乾燥した状態を何日も放置すると根を傷める恐れがあるため注意 |
☆★ハオルチアに適した置き場所についてはこちら↓↓
ハオルチア・オブツーサの置き場所【夏・冬】
置き場所 | 注意ポイント | |
夏 | 屋外なら直射日光の当たらない半日陰か日陰。室内なら南~東向きの窓際に置く | 屋外に置く場合は遮光ネット必須。直射日光に注意して |
冬 | 基本は室内管理。耐えられる寒さは5度程度まで。室内の南~東向きの窓際に置く | 屋外の場合、10度以下になってきたら室内へ移動させると葉や根が傷むのを防げる。室内管理の場合はサーキュレーターをまわして風通し良く |
☆★ハオルチアを室内で長く育てるコツはこちら↓↓
ハオルチア・オブツーサの育て方【植え替え】
ハオルチア・オブツーサを鉢で育てる場合、「根詰まり」「土の更新」のためにも1年~2年に1回の植え替えが必要です。
植え替えの適期は春または秋。おすすめは春先
ハオルチア・オブツーサを植え替えるのに適しているのは、生育が盛んで回復力も高い春か秋です。
ただ、より長く生育期間を設けられるのは春先。
地域にもよりますが、寒さが落ち着く3月~4月頃に済ませておくと経過がスムーズに進みいやすいです。
ハオルチアは水はけの良い土、深さのある縦長フォルムの鉢が適している
ハオルチアには水はけの良い土が適しています。草花用の土だと保水性が高すぎて、鉢内が蒸れて根に負担がかかりやすいです。
また、ハオルチアは直根性植物のため、鉢は根がすっぽり覆える深さのあるものを選ぶと生育がスムーズです。
☆★ハオルチア・オブツーサに適した用土についてはこちら↓↓
☆★ハオルチア・オブツーサに適した鉢についてはこちら↓↓
☆★ハオルチアが根腐れした時の症状や対処法、予防策についてはこちら↓↓
ハオルチア・オブツーサの育て方【肥料】
ハオルチア・オブツーサはそこまで多くの肥料を必要としません。
ただ、むっちりモリモリの株に育てたいなら、生育期である春と秋に適切に薄めた液体肥料を与えるのもおすすめです。
ハオルチア・オブツーサの肥料【春・秋】
- 春、植え替え時に土の緩効性肥料として「マグァンプk」等を混ぜ込んでおく
- 植え替え後、1か月ほど経って株が問題無く育っていれば、水で約2000倍に薄めたハイポネックス原液(液体肥料)を土が乾いたタイミングで2週間に1回ほど与えてみるのも良い
ハオルチア・オブツーサの肥料【夏・冬】
- 極端な暑さ、寒さに晒される夏と冬は肥料は基本不要
☆★ハオルチアに適した肥料、使い方などはこちら↓↓
ハオルチア・オブツーサの育て方【害虫対策】
ハオルチアは比較的害虫が付きにくい多肉植物ですが、気を付けていても付くことはあります。
埃っぽい場所や薄暗い場所、風通しの悪い場所などに置いていると、いつのまにかハダニやカイガラムシの被害を受けていることもあります。
ハオルチアに害虫が付いた時の症状
- 葉がベタベタする
- 株元や葉の隙間などに白い綿状のものが湧く
- 株元や葉の隙間などに蜘蛛の巣状のものが湧く
- なんとなく色が悪い、まばらに変色する、等
害虫をそのままにしているとあっという間に増殖し、被害が拡大してしまうよ。早目の駆除で被害を最小限に抑えるのが大事!早期発見のためにも定期的に観察しよう。
☆★ハオルチアに害虫が付いた時のサイン、対処方法、害虫予防などについてはこちら↓↓
まとめ
- ハオルチア・オブツーサの水やりは、土が乾いたタイミングでたっぷりと与えるのが基本。ただ、時期によっても水遣りのタイミング、量は微妙に異なる
- ハオルチア・オブツーサは明るく風通しの良い場所に置いて育てる。ただし直射日光は葉を傷めやすいため注意。また、日当たりが悪い過ぎると弱りやすい
- ハオルチア・オブツーサは1年~2年に1回の植え替えで、根詰まりと土の劣化を更新する必要がある
- ハオルチア・オブツーサは多くの肥料を与えずとも問題無く育つことが多いが、土には緩効性肥料を混ぜ込んでおくと良い。夏・冬の肥料は基本不要
- ハオルチア・オブツーサは害虫被害を受けにくいが、ハダニやカイガラムシが付いていしまうこともある
- 害虫を見つけたらできるだけ早めに駆除することで、被害を最小限に抑えることができる