リトープスやハオルチアに適した鉢ってどんな鉢?選び方がイマイチ分からない…。
今回は、直根性植物であるリトープスやハオルチアに適した鉢について紹介します。
結論から申し上げると、リトープスやハオルチアは根を深く張る植物のため、鉢にはある程度の深さが必要になります。
この記事を読めば、
- リトープスやハオルチアに適した鉢の条件。深さや材質の選び方
- プラスチック鉢と素焼き鉢、リトープスやハオルチアに適した鉢はどっち?
- 通気性、排水性に優れる!リトープスやハオルチアにおすすめの鉢【3選】
- リトープスやハオルチアにとって鉢選びと同じくらい重要な「土選び」
が分かるよ!
この記事を書いた人
農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。小原流華道初等科修了。現在は自宅で約100種類の多肉&観葉植物を栽培中。365日植物を観察しまくり、失敗と成功を繰り返す中で導き出した「初心者でも植物を枯らさないコツ」を発信中!
リトープスやハオルチアに適した鉢の条件と選び方
![めっちゃ可愛いリトープス めっちゃ可愛いリトープス](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2023/12/s-スクリーンショット-582-300x226.jpg)
リトープスやハオルチアは根が垂直に伸びる直根性。深さのある鉢が必要
リトープスやハオルチアは直根性です。
直根性とは大根やゴボウのように根が途中で枝分かれせず、まっすぐに伸びる根のことをいいます。
リトープスやハオルチアを大きく育てていきたいなら、根がすっぽり納まる深さの鉢を選びます。
株の大きさによっても異なるが、最低でも深さ10cmは必要
![深さのある鉢にリトープスを植える 深さのある鉢にリトープスを植える](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2023/12/IMG_6854-300x231.jpg)
通常、ホームセンターや園芸店などで見かけるサイズの株であれば、鉢の深さは10cm程あれば大丈夫です。
コンパクトに育てたい場合は植え替え時に根を切り詰め、同じサイズの鉢に植え付けることもできます。
今の鉢で2年以上育てたい、株を充実させたいなら深さ10cm以上ある鉢を選ぶ
リトープスやハオルチアは根が真下に伸びていくタイプの多肉植物です。
そのため、鉢の深さが浅すぎるとあっという間に根が底に付き、根を傷める原因にもなります。
株を充実させて群生させたいなら、鉢の深さは10cm以上あるのが理想です。
逆に鉢の直径はあまり必要としない。株に対して鉢の直径がありすぎると土がなかなか乾かず蒸れる原因になることも。鉢はコンパクトで縦長のものが理想的だよ。
プラスチック鉢と素焼き鉢、リトープスに適した鉢はどっち?
![素焼き鉢 素焼き鉢](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG-7771-300x225.jpg)
多孔質な素焼き鉢は通気性抜群。リトープスにおすすめ
リトープスを育てるなら通気性・排水性に優れる鉢が適しています。
プラスチック鉢と素焼き鉢を比べた場合、素焼き鉢の方が通気性に優れます。
素焼き鉢は多孔質で、鉢の表面には目に見えないほと小さな穴が無数に開いています。
サイドに切れ込みの入ったスリット鉢なら水はけ抜群
![スリット鉢 スリット鉢](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2023/12/s-スクリーンショット-586-300x226.jpg)
プラスチック鉢の場合はサイドに切れ込みの入ったスリット鉢がおすすめです。
鉢底穴が沢山開いていて、十分な排水性が確保できるものを選びます。
小さな穴ひとつだけの鉢だと土が乾きにくい。特に室内管理の場合、土が乾くまで時間がかかることが多いから蒸れに注意して。
通気性、排水性に優れる!リトープスにおすすめの鉢【3選】
リトープスに適した鉢は、「通気性」「排水性」「深さ」の3つです。
特にリトープスをを大きく成長させたいなら鉢の深さが重要になります。
リトープスの鉢は、最低でも10cmは欲しいところです。
ということで、上記3つの条件をクリアしたリトープスに適した鉢を集めてみたよ。
リトープスにおすすめの鉢①テラコッタ鉢
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/219ece49.47e61908.219ece4a.495ead48/?me_id=1211165&item_id=11090978&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fchanet%2Fcabinet%2F2841%2F283839-1.jpg%3F_ex%3D400x400&s=400x400&t=pict)
比較的低温で焼き上げたテラコッタ鉢は通気性抜群。
鉢側面には目に見えない微細な穴が無数に空いているため、根の生長をサポートしてくれます。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/219ece49.47e61908.219ece4a.495ead48/?me_id=1211165&item_id=11090978&pc=https%3A%2F%2Fimage.rakuten.co.jp%2Fchanet%2Fcabinet%2F2841%2F283839-2.jpg%3F_ex%3D400x400&s=400x400&t=pict)
リトープスにおすすめの鉢②イタリア製テラコッタ
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/214d3923.ca8dca77.214d3924.26a00c0b/?me_id=1286706&item_id=10283339&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fengei2%2Fcabinet%2Fm068%2F212168.jpg%3F_ex%3D400x400&s=400x400&t=pict)
イタリア製のおしゃれなテラコッタ鉢。深さは11.5cmとリトープスを育てるのに適したサイズです。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/214d3923.ca8dca77.214d3924.26a00c0b/?me_id=1286706&item_id=10283339&pc=https%3A%2F%2Fimage.rakuten.co.jp%2Fengei2%2Fcabinet%2Flibimg%2F2120%2F212168i4.jpg%3F_ex%3D400x400&s=400x400&t=pict)
白味がかった優し気な色合いがリトープスとよく馴染みます。自然な風合いのテラコッタ鉢です。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/214d3923.ca8dca77.214d3924.26a00c0b/?me_id=1286706&item_id=10283339&pc=https%3A%2F%2Fimage.rakuten.co.jp%2Fengei2%2Fcabinet%2Flibimg%2F76%2F76380i3.jpg%3F_ex%3D400x400&s=400x400&t=pict)
リトープスにおすすめの鉢③スリット鉢
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/219ece49.47e61908.219ece4a.495ead48/?me_id=1211165&item_id=11077190&pc=https%3A%2F%2Fimage.rakuten.co.jp%2Fchanet%2Fcabinet%2F2703%2F269853-2.jpg%3F_ex%3D400x400&s=400x400&t=pict)
リトープスを大きく育てていきたいという方にぴったりのスリット鉢です。
サイドに切れ込みが入っているから通気性、水はけも抜群。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/219ece49.47e61908.219ece4a.495ead48/?me_id=1211165&item_id=11077190&pc=https%3A%2F%2Fimage.rakuten.co.jp%2Fchanet%2Fcabinet%2F2703%2F269853-3.jpg%3F_ex%3D400x400&s=400x400&t=pict)
リトープスはもちろん、アガベやハオルチアなど根を深く張る多肉植物にもおすすめです。
リトープスにとって鉢選びと同じくらい重要な「土選び」
![室内向けの土 室内向けの土](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2022/10/IMG-0935-300x225.jpg)
リトープスにとって鉢選びと同じくらい重要なのが「土選び」です。
鉢底には鉢底石を入れ通気性を確保する
![植え替え用の鉢に敷いた鉢底石 植え替え用の鉢に敷いた鉢底石](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG-6416-300x225.jpg)
鉢の底には鉢底石を入れておきます。土は経年によって徐々に粒が崩れ水はけが悪くなります。
そんな時でも、鉢底に崩れにくい鉢底石があればある程度の排水性は確保できます。
鉢底石を入れておくことで鉢内の水はけをキープできます。
サイドに切れ込みの入ったスリット鉢の場合は鉢底石無しでもok。
水はけの良い土を選ぶことで根が蒸れにくくなる
リトープスは蒸れを嫌うため、保水力の高すぎる土だと管理が難しくなります。
観葉植物用の土だと土がなかなか乾かず、根が蒸れやすくなってしまいます。
リトープスには多肉植物用の土を選びましょう。
リトープスやハオルチアに適した鉢の条件と選び方を解説!【まとめ】
- リトープスは根がまっすぐ伸びる直根性植物のため、深さのある鉢が適している
- リトープスの鉢は最低でも深さ10cmは欲しい
- リトープスを大きく育てていきたいなら鉢の深さは10cm以上必要
- リトープスには通気性・排水性に優れる素焼き鉢やスリット鉢がおすすめ
- リトープスを長く育てていくなら鉢選びと同じくらい土選びも重要である
リトープスに関する記事はこちら
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