多肉植物がしぼんでしまった。。水やりしても復活しない。このまま枯れてしまうのかな?
こういった疑問にお答えします。
多肉植物がしぼむ時に考えられる理由とは?
多肉植物がしぼむ理由はいくつかあります。以下に一般的な理由をいくつか挙げます。
多肉植物がしぼむ主な原因①過度の乾燥
長期間、水やりを忘れていると葉に残っている水分が少なくなりしわしわにしぼむことがあります。
この場合、土もカラカラに乾いているのが特徴です。
過度の乾燥によってしわしわになっている場合、水やりすれば数日で復活することが多いよ。
多肉植物がしぼむ主な原因②根腐れ
多肉植物は水を葉や茎に蓄える能力がありますが、長期間にわたる過剰な水や湿度は根や茎の組織を傷つけ、しぼんでしまう原因となります。
多肉植物は乾燥に耐える植物ですので、頻繁な水やりや過度な水量は根を傷つけ、しぼんでしまうことがあります。
多肉植物はその肉厚な葉に沢山の水分を蓄えている。乾燥には強いけど水のやり過ぎによる蒸れにはめっぽう弱いんだ。
多肉植物がしぼむ主な原因③光線不足
多肉植物は観葉植物と違い、耐陰性がほとんどありません。
多肉植物が適切な光合成を行うためには十分な日当たりを確保できる場所で育てる必要があります。
日光不足により光合成が不十分になると、多肉植物は栄養不足に陥りしぼんでしまうこともある。
多肉植物がしぼむ主な原因④病害虫による被害
多肉植物は病気や害虫に対して比較的強いですが、風通しが悪いと感染することがあります。
病気や害虫によって根や茎が傷つけられると、水や養分の吸収が妨げられて葉がしぼんでしまいます。
多肉植物がしぼむ時に確認すべきポイント
多肉植物がしおれてしまった場合、以下のポイントを確認することが重要です。
多肉植物がしぼんだ時に確認すること・手順①土の乾き具合を確認
多肉植物がしぼんでいる場合、まずは土の乾き具合を確認します。
土に指を2~3cm程挿してみて、湿り気を感じなければ土が乾いている状態です。
- 土がカラカラに乾いている場合➡たっぷり水やり後、風通しの良い場所に置いて様子を見る。通常、2~3日ほどで葉にハリが戻る。夏や冬は葉にハリが戻るまで7日ほどかかることもある。
- 土が濡れている場合➡土が乾くまでは水やりを控える。できるだけ明るく風通しの良い場所において様子を見守る。すでに根元が腐敗している場合は挿し芽することも検討する。
さらにくわしく 「多肉植物の挿し木の方法を画像付きで分かりやすく解説します」
多肉植物がしぼんだ時に確認すること・手順②根の状態を確認
多肉植物の葉がしぼんでいる上、7日以上土が湿っている場合は「根腐れ」を起こしている恐れがあります。根腐れの場合、そのまま放置していても復活することはほとんどありません。
この場合、最後の賭けとして土から取り出し、すでに傷んでいる黒い根を取り除きます。
すでに腐敗した根は脆く弾力が無いのが特徴です。
その後、水はけのよい土に植え付けてしばらくは水やりを控え、10日ほどしてから水やりをして様子を見守ります。
まだ葉の付いた硬い茎が残っている場合は「挿し芽」や「葉挿し」に挑戦してみるのもおすすめ。うまくいけば発根して育て直すことができる。
多肉植物がしぼんだ時に確認すること・手順③置き場所の見直し
多くの多肉植物は観葉植物とは違い、耐陰性がほとんどありません。そのため、日光不足が続くことで徐々に株が弱ってしまいます。また、蒸れを嫌う多肉植物は風通しの確保も重要です。
気温が許す限りは屋外に置くこと。日照不足による徒長を防ぎ、風通しの悪さによって引き起こされる根腐れや害虫、カビの発生を防ぐよ。
特に、暖かく風通しがイマイチで空気か乾燥しがち場所で管理していると、葉の付け根や茎の節目などに小さな虫がつくことがあります。
「葉がベタベタする」「葉の色がまばらになる」「白い綿状のものが湧く」
このような症状が多肉植物に現れた場合、害虫による被害を受けている可能性が高いです。
害虫は放置していると被害がどんどん拡がります。見つけたら綿棒やピンセットで確実に拭いとることが大切です。
害虫予防には「オルトランDX」がおすすめ。くわしい効果や使い方は以下記事を参考にしてみてね。
さらにくわしく 「観葉植物を害虫から守る!オルトランDXの使い方【簡単】」
多肉植物がしぼむ理由は?しぼんだ時に確認すべきポイントと対処法【まとめ】
- 多肉植物がしぼむ主な原因には「過度の乾燥」「根腐れ」「日光不足」「害虫による被害」などがある
- 多肉植物がしぼむ場合、まずは土の乾き具合を確認する
- 土がカラカラに乾いているならたっぷりと水やり。その後、明るく風通しの良い場所に置いて様子をみる
- 土が7日以上湿り続けている場合は根腐れを起こしている可能性も。その場合、水やりを控えて風通しの良い場所に置き様子をみる
- 改善が見られない場合、一旦土から取り出して傷んだ根を取り除き、水はけの良い清潔な土に植え替えて様子見。植え替えから10日ほど経過したら土の約1/3が湿る程度に水やり
- まだ葉の付いた硬い茎が残っているなら「挿し芽」「葉挿し」などで発根させ育て直してみるのもよい
多肉がしぼむ場合、まずは土の乾き具合をよく観察しよう。土がカラカラに乾いているならあまり心配はいらない。注意したいのは土が湿っているケース。
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