多くの多肉植物にとって寒い冬は生長が緩慢になる休眠期です。真っ赤に紅葉しているのは低温時に当たる日光から自分自身を守るためともいわれています。
そんな冬場の多肉植物。寒い冬場の水やりは一体どうすべきかイマイチ分からない…という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、多肉植物の冬の水やり方法についてくわしくご紹介します。
冬の多肉植物の水やり方法
では、冬場の多肉植物の水やり方法をくわしく見ていきましょう。
多肉植物の冬の水やり【タイミング】
土がしっかりと乾いてさらに3~4日ほど経過してから常温の水を与えます。葉にシワか入ってからでも構いません。
その理由は、水の与え忘れよりも水の与えすぎの方がリスクが高いからです。
そして、もっとも気を付けたいのが水やり後です。気温が0度近くまで下がる時期は、水やり後の土が乾いていないと、土に残っている水分が凍って株に大きなダメージを与える可能性があります。
水やり後はしっかりと水を切ります。屋外で管理している場合、土が乾ききらないうちは凍結を防ぐため、朝晩のみ室内へ移動させることも検討しましょう。
多肉植物の冬の水やり【量、水温】
土がしっかりと乾いているのを確認できたらたっぷりと与えます。鉢底から水が出てくるくらいです。
そして、できるだけしっかりと水を切ります。受け皿に溜まった水は必ず捨てましょう。
また、鉢に残った水分で根が傷むのを防ぐためにも、できるだけ不要な水分は排出させておくのが安心です。
また、水はできるだけぬるめの温度のものを与えます。常温(約28度)が理想的です。
水やり後はしっかりと水を切るのがポイント
そのためには水やり後、鉢の下に雑巾や折りたたんだキッチンペーパー等を置いて、余分な水分を吸収させるのが効果的です。
給水後の雑巾やキッチンペーパーはそのままにせず、ビショビショになったら取り除きます。
その後、最低5度程度は保てる風通しのよい場所に置いて管理を続けます。土がしっかりと乾燥するまでは水を与えません。
多肉植物の冬の水やり【与える時間帯】
水を与えるのはできるだけ暖かい時間帯がベストです。午前中に与えるのが望ましいですが、夜しか水を与える時間がない場合は無理に与える必要はありません。
理由は、多肉植物は非常に乾燥に強いからです。特に冬場は、生長が緩慢なため根が水分を吸収する速度が遅めです。
吸いきれずに残った水分が朝晩に冷え、そのまま根を冷やすことで大きなダメージとなりえます。
また、冬場の水やりはできるだけ暖かく晴れている日を選びます。土が乾燥している場合でも、寒さの厳しい日は水やりを先延ばしにすることも必要です。
やむを得ず夜間しか水を与える時間がないという場合、水やり後にしっかりと水を切って株への負担を最小限に抑えます。
まとめ
今回は、多肉植物の冬場における水やり方法をくわしくご紹介しました。
ひとことでいうと、「水のやり過ぎよりは水をやり忘れるくらいが無難」ということです。植物は乾燥気味に管理することで樹液濃度が高まり耐寒性を確保できます。
今回の記事をご参考に、可愛い多肉植物を冬越しさせてあげてくださいね。
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多肉植物の冬の水やり方法【目安】
・水やりのタイミング
⇒土がしっかりと乾いて3~4日経過後
・水やり量、水温
⇒常温(約28度)の水をたっぷりと
・水やりする時間帯
⇒できるだけ日中の暖かい日
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