肉厚な葉と花のように広がる姿が人気の多肉植物。
そのままでも十分な可愛さで癒してくれる多肉植物ですが、寒さで赤く染まる紅葉を楽しみにしているという方も多いのではないでしょうか?
しかし、寒くなっているのに待てど暮らせど多肉植物が紅葉しない…。
そこで今回は、多肉植物が紅葉しない主な理由と対処方法をくわしくご紹介します。
多肉植物がなかなか紅葉せずにお悩みの方は、ぜひ、今回の記事をご参考にされてみてください。
多肉植物が紅葉しない理由と対処法とは?
では、多肉植物が赤くならない主な理由とそれぞれの対処法を見ていきましょう。
多肉植物が紅葉しない主な理由は「日光不足」
寒くなっているのに多肉植物がなかなか紅葉してくれないという場合、日光が不足している可能性が高いです。
多くの多肉植物にとって、生育適温は20度~30度程度になります。しかし、多くの多肉植物にとって、寒さが深まる冬場は生育がが徐々に緩慢となる休眠期です。
しかし、冬場であっても日当たりの良い場所であれば変わらず日光が降り注ぎます。
そのまま日光を浴びると光合成をおこなうための葉緑素がダメージを受ける可能性があります。
そこで、多肉植物は赤い色素である「アントシアニン」を生成するといわれます。これが紅葉のメカニズムです。
つまり、寒くても日光が当たらない場所であればアントシアニンを生成する必要がないということになります。
寒いだけではなかなか紅葉しないのはこれらの仕組みによるものと考えられます。
日向に置いた多肉植物と日陰に置いた多肉植物の紅葉の違い
では、実際に日向(日照時間が長い場所)と日陰(1日の日照時間が短い場所)で多肉植物を育ててみた様子を見てみましょう。
下写真は「火祭り」という名前の多肉植物です。1枚目の写真は日向に置いて育てたもの、2枚目はほとんど日が当たらない場所で育てたものです。
色の違いをご覧ください。撮影したのはどちらも12月中旬の冬場です。ちなみに、この日の最高気温は約5度。最低気温は約ー1度でした。
日向に置いた多肉植物
日照時間の長い場所で育てている多肉植物は真っ赤に紅葉しています。
日陰に置いた多肉植物
日照時間の短い場所で育てている多肉植物は同じ気温下でも青々としていますね。日光が紅葉に大きな影響を与えている証拠です。
多肉植物を紅葉させるには日光が不可欠である
ここまでで、多肉植物を紅葉させるためには日光が必要ということが分かりました。
「多肉植物がなかなか紅葉しない…」という場合、現在の置き場所が十分な日光が不足になってはいないか再確認してみましょう。
まとめ
今回は、多肉植物が紅葉しない主な理由と対処法をご紹介しました。
多肉植物は「寒くなる=紅葉する」と思いがちですね。しかし、日光が当たることで赤味が目立ち美しい紅葉を見ることができることが多いです。
多肉植物が紅葉しない主な理由と対処法
・主な理由は日光不足
⇒できるだけ日当たりの良い場所に置くことで赤味が濃くなる
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