観葉植物を室内で多く管理する場合持っておきたいアイテムがサーキュレーターです。特に、真夏や真冬は冷暖房を効かせているため、窓を閉め切ることが増えますね。
風通しが悪くなることで懸念されるのが「根腐れ」や「病害虫のリスク」など、植物の生育への影響です。
そんなときに活躍するのがサーキュレーター。
でも、観葉植物に適したサーキュレーターの置き方がイマイチ分からない…という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、観葉植物が喜ぶサーキュレーターのおすすめの置き方をご紹介します。
「サーキュレーターを購入したものの、置き方がイマイチ分からない」という方は、今回の記事をご参考にされてください。
観葉植物が喜ぶサーキュレーターの置き方を解説します
それでは、観葉植物に適したサーキュレーターの置き方を見ていきましょう。
サーキュレーターの置き方 point①植物に直接鋭い風が当たらないように置く
サーキュレーターの風は鋭く強い風です。扇風機の柔らかい風と比べ、サーキュレーターの風は直線的。そのため、サーキュレーターの風はより遠くまで届きます。
ここで、扇風機とサーキュレーターの違いも解説しましょう。
- 扇風機の風…ふんわりと柔らかい風で遠くまでは届きにくい⇒主な目的は人に心地よい風を送ること
- サーキュレーターの風…直線的で鋭い風でより遠くまで行き届く⇒主な目的は空気を循環させ室内環境を整えること
このように、「室内の空気をかき混ぜるように循環させる」のがサーキュレーターです。
そのため、サーキュレーターの風を直接観葉植物に当てていると、葉や茎を傷める原因にもなりえます。
あくまで「間接的に」空気の動きによって生じる柔らかい風が植物に当たるようにするのが望ましいです。
室内の停止した空気を効率的に動かし、冷暖房効率を上げ、観葉植物はもちろん人にとっても心地よい環境に整えてくれるのがサーキュレーターといえます。
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サーキュレーターの置き方 point②冷暖房を効率的に使い空気の流れを作る
室内の空気を効率的に循環させるためのサーキュレーターですが、最適な置き場所は季節によっても変わります。
真夏であればエアコンを背にするようにサーキュレーターを床に置くことで、冷たい空気をお部屋全体に、より効率的に行き届かせることができます。
冷気は下に溜まる性質を持つため、それらをサーキュレーターで天井に向かって行き渡らせるイメージですね。
真冬であれば、サーキュレーターをエアコンに対して対角線上に置き、向きはエアコンや天井にすることで、上部に溜まりがちな暖かい空気をお部屋全体に行き渡らせることできますよ。
冷たい空気は下に溜まるのに対し、暖かい空気は上に溜まる性質があります。
![床に置いたサーキュレーター 床に置いたサーキュレーター](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG-9605-1-1024x768.jpg)
サーキュレーターの置き方【季節別】
・真夏の室内…エアコンを背にするように床に置き、向きは天井。冷気は下に溜まる性質をもつため、下に溜まった冷たい空気をサーキュレーターで持ち上げお部屋全体に行き渡らせるイメージ。
・真冬の室内…エアコンに対して対角線上になるお部屋の隅に置き、向きはエアコンや天井付近に。上に溜まっている暖かい空気をサーキュレーターでかき混ぜるイメージ。
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サーキュレーターの置き方 point③冷暖房の風が直接当たらないように注意
そして、エアコンや冷暖房器具の風が直接植物に当たらないようにすることも大事なポイントです。
理由は、冷暖房の風が直接植物に当たることで過度の乾燥により葉が傷みやすいから。サーキュレーターをうまく使って間接的に風が当たるようにします。
これが、もっとも室内の空気を循環させるサーキュレーターの置き方です。つまり、観葉植物にとっても適した置き方となります。
サーキュレーター、気になる電気代は?
窓を閉め切る真夏や真冬はサーキュレーターを回しっぱなしにするのがおすすめです。
植物は風を感じることで葉の裏にある気孔の開閉が活発になり、光合成もさかんになるといわれています。また、風通しの悪い状態では根腐れや病害虫のリスクも高くなりがちです。
とはいえ、気になるのは電気代ですね。
サーキュレーターと扇風機の電気代はほぼ同じで、1時間で約0.5円。つまり、1日中つけっぱなしだと約12円。1か月つけっぱなしでは約360円です。
観葉植物に適した環境に整えることはもちろん、サーキュレーターをうまく活用し、暖房効率を高めることで電気代の節約も期待できそうです。
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まとめ
![室内に置いたサーキュレーター 室内に置いたサーキュレーター](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG-7295-1024x768.jpg)
今回は、観葉植物が喜ぶサーキュレーターのおすすめ置き方をご紹介しました。
筆者は、窓を閉め切る真夏や真冬はサーキュレーターをほぼつけっぱなしにしています。電気代はサーキュレーターを使う前よりも少~しだけ抑えられているかな?といった感じです(冷暖房を効率的に使えるため)。
しかし、観葉植物には効果絶大で、以前は頻発していた真夏や真冬のトラブルがかなり回避できるようになりました。特に実感しているのは害虫ですね。
以前は窓を閉め切る冬場になると、知らぬ間にコナカイガラムシが数鉢に発生してました。しかし、サーキュレーターを使い始めて害虫の発生をかなり抑えられてます。
やはり、室内で植物を多く(5~6鉢以上)管理していると、サーキュレーターは必須だな…と実感しています。
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観葉植物が喜ぶサーキュレーターの置き方のポイント ・植物に直接サーキュレーターの鋭い風を当てない ・冷暖房を効率的に使い空気の流れを作る ・冷暖房の風が直接植物に当たらないようにする 【基本の置き方】 サーキュレーターは床に置き、方向は天井。夏場はエアコンを背にするように置き、冬場はエアコンに向かって置く。室内の空気をかきまぜるイメージ。植物に直接サーキュレーターや冷暖房の風が当たらないようにすること。
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