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多肉植物ふっくら娘を挿し木で増やす方法を画像付きで解説します

ふっくら娘(多肉植物) 多肉植物

まんまるとした玉のような葉が可愛い多肉植物「ふっくら娘」。その名の通り、ふっくらとした肉厚な葉と粉雪のような白い葉が魅力の多肉植物です。

今回は、そんなふっくら娘を切って土に差すだけの「挿し木(さしき)」で増やす方法を画像付きで分かりやすくご紹介します。

「可愛いふっくら娘を増やして家族にプレゼントしたい…」

「剪定でふっくら娘の茎が出たけど、捨てるのはもったいない…」

このような場合はぜひ、ふっくら娘の挿し木に挑戦してみてくださいね。

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。小原流華道初等科修了。現在は自宅で約100種類の多肉&観葉植物を栽培中。キラキラ輝くハオルチア・オブツーサが大好き。

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多肉植物ふっくら娘を挿し木で増やす方法を画像付きで解説します!

ぷっくり可愛いふっくら娘(多肉)

ふっくら娘を挿し木で増やすのに適しているの葉は春または秋です。ふっくら娘は春・秋型の多肉植物のため、春と秋に生育がさかんになります。

失敗を防ぐためには「適期におこなうこと」が大切です。それでは、手順をみていきましょう。

ふっくら娘の増やし方 手順①茎をカット

ふっくら娘の茎をカット

まずは、切れ味のよい清潔なはさみで葉の付いた茎をカットします。

カットした茎には、最低でも2つほど「節(ふし)」が残るようにしてください。

葉の付け根である「節(ふし)」があるようにするのがポイント

ふっくら娘の茎

葉の付け根である節部分を残す理由は、節あたりから発根することが多いからです。

土に差す際にも、この節がしっかりと土に埋まるようにします。

ふっくら娘の増やし方 手順②葉数を調整

葉を取ったふっくら娘の茎

カットした茎は、あらかじめ葉数を調整しておきます。 茎の下半分に付いている葉を手でもぎ取るか、ハサミでカットし取り除いておきます。

このようにする理由は「土に差しやすくならから」だけではありません。

葉を取る理由は土に差しやすくするだけでなく、蒸散を抑えて枯死を防ぐため

葉を取ったふっくら娘の茎

葉がある限り、植物は光合成をして水分を放ちます。ただ、カットした茎は根を失っている状態です。 そのため、非常に乾燥しやすくなっています。

葉が多すぎると、発根する前に蒸散によって葉から水分が放出され、枯死してしまう恐れがあります。

乾燥による枯死を防ぐためにも、茎の下半分ほどの葉はあらかじめ取っておくのがおすすめです。

※ちなみにふっくら娘は葉挿しもできなくなないようですが、成功率はかなり低いようです。筆者も何度か挑戦しているものの、まだ一度も発根してません。ただ、今回は綺麗に葉が取れなかったため、そのまま処分しています。

ふっくら娘の増やし方 手順③土に差す

ふっくら娘の挿し木作業

切り口を3日ほど乾燥させたら、土に差していきましょう。切り口を乾燥させることで、しっかりとかさぶたを作り、雑菌の侵入を防ぎます。

土は「水はけがよい」「清潔である(使いまわしではない)」「養分を含まない」の3点が揃ったものが適しています。

例:バーミキュライト、鹿沼土(小粒)、川砂、赤玉土(小粒)など

10日ほどは水を与えないで半日陰に置く

ふっくら娘の挿し木  直射日光を避けた半日陰に置いて発根を待つ

挿し木後はすぐに水を与えないでください。切り口から腐敗する恐れがあるからです。 ふっくら娘はその肉厚な葉に沢山の水分を蓄えています。

発根までは植物の力を信じて、水やりを我慢しましょう。 10日ほど経過したら土全体が湿る程度に水を与えます。

ふっくら娘の増やし方 手順④10日ほど経ったら、水やり

ふっくら娘の挿し木

挿し木にして10日ほど経ったら土全体が湿る程度に水を与えましょう。その後は、土がしっかりと乾いたのを確認してから水を与えます。

挿し木に触れて抵抗を感じるようになれば発根のサインです。少しずつ日光に慣らしていきます。

水やりチェッカーで水のやり過ぎを防ぐ

ふっくら娘を育てる上でもっとも気を付けたいのが「水のやり過ぎ」です。 ふっくら娘の水やりの基本は土がしっかりと乾いてから。

ただ、慣れるまではなかなか難しいのが水やりです。

そんなときに便利なのが水やりチェッカー。スティック状のチェッカーを土に差すだけで、土の乾き具合を色で知らせてくれます。

サスティー

  • 春・秋⇒チェッカーが「白」になったら、鉢底から水が流れ出てくるくらいたっぷりと水やり
  • 夏・冬⇒チェッカーが「白」になってさらに3~4日ほどしてから、土全体が湿る程度に水やり

あわせて読みたい「多肉植物 冬の水やり方法【タイミングや与える時間帯など】」はこちら

 

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まとめ

ふっくら娘の挿し木

ということで、今回は可愛い多肉植物・ふっくら娘を挿し木で増やす方法をくわしくご紹介しました。

基本は切って挿すだけ。とっても簡単です。

ただ、ひとつひとつの作業には今回ご紹介したように、ちょっとしたコツもあります。

とはいえ、失敗を防ぐ最大のポイントは「適期(春か秋)におこなうこと」に尽きるでしょう。

今回の記事をご参考に、ふっくら娘を育てるだけでなく、増やす楽しみも味わってみてくださいね。

ふっくら娘を挿し木で増やす方法【手順】

  1. 茎をカット
  2. 葉数を調整
  3. 土に差す
  4. 10日程経過したら、水やり

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