「リトープスを植え替えたいけど、どんな鉢を選べばいいの?深いほうがいいの?浅鉢でも育つ?」
そんな疑問を持つ方に向けて、この記事ではリトープスに最適な鉢の深さ・素材・形状をわかりやすく解説します。
実際に育てている筆者が、通気性・排水性・見た目の3拍子そろったおすすめ鉢も紹介します。
リトープスに鉢を選ぶときのポイント

素材で選ぶ
- 素焼き/テラコッタ鉢:通気性・排水性に優れ、根腐れを防ぎやすい
- プラスチック/スリット鉢:軽く扱いやすく、サイドに切れ込みがあることで排水性も確保できる
形状で選ぶ
- コンパクトで縦長の鉢がリトープスに最適
- 広すぎる鉢は土が乾きにくく、蒸れや根腐れの原因になる
通気性・排水性を確認する
- 鉢底に穴があるかを必ずチェック
- スリット鉢なら鉢底石なしでも水はけ良好
- 室内管理の場合でも、土が乾きやすいかどうかが重要
リトープスにおすすめの鉢10選

① テラコッタ鉢|通気性抜群で根の健康を守る
比較的低温で焼き上げたテラコッタ鉢は通気性抜群。
鉢側面には目に見えない微細な穴が無数に空いているため、根の生長をサポートしてくれます。
② イタリア製テラコッタ鉢|おしゃれでナチュラル
イタリア製のおしゃれなテラコッタ鉢。深さは11.5cmとリトープスを育てるのに適したサイズです。
③ スリット鉢(プレステラ)|通気性・排水性・扱いやすさ◎

リトープスを大きく育てていきたいという方にぴったりのスリット鉢です。
サイドに切れ込みが入っているから通気性、水はけも抜群。
リトープスはもちろん、アガベやハオルチアなど根を深く張る多肉植物にもおすすめです。
⑤陶器鉢|おしゃれインテリア向け

プラスチック鉢と素焼き鉢、リトープスにおすすめの鉢はどっち?

多孔質な素焼き鉢は通気性抜群。リトープスにおすすめ
リトープスを育てるなら通気性・排水性に優れる鉢が適しています。
プラスチック鉢と素焼き鉢を比べた場合、素焼き鉢の方が通気性に優れます。
素焼き鉢は多孔質で、鉢の表面には目に見えないほと小さな穴が無数に開いています。
サイドに切れ込みの入ったスリット鉢なら水はけ抜群

プラスチック鉢の場合はサイドに切れ込みの入ったスリット鉢がおすすめです。
鉢底穴が沢山開いていて、十分な排水性が確保できるものを選びます。

小さな穴ひとつだけの鉢だと土が乾きにくい。特に室内管理の場合、土が乾くまで時間がかかることが多いから蒸れに注意して。
リトープスにとって鉢選びと同じくらい重要な「土選び」

リトープスにとって鉢選びと同じくらい重要なのが「土選び」です。
鉢底には鉢底石を入れ通気性を確保する

鉢の底には鉢底石を入れておきます。土は経年によって徐々に粒が崩れ水はけが悪くなります。
そんな時でも、鉢底に崩れにくい鉢底石があればある程度の排水性は確保できます。
鉢底石を入れておくことで鉢内の水はけをキープできます。

サイドに切れ込みの入ったスリット鉢の場合は鉢底石無しでもok。
水はけの良い土を選ぶことで根が蒸れにくくなる
リトープスは蒸れを嫌うため、保水力の高すぎる土だと管理が難しくなります。
観葉植物用の土だと土がなかなか乾かず、根が蒸れやすくなってしまいます。
リトープスには多肉植物用の土を選びましょう。

リトープスの鉢に関するよくある質問
Q1. リトープスは素焼き鉢とプラスチック鉢どちらが向いていますか?
素焼き鉢は通気性・排水性に優れているため根腐れしにくく、特に室内管理でも安心です。一方プラスチック鉢は軽く扱いやすく、スリット鉢であれば排水性も確保できるので、育て方や置き場所に合わせて選ぶと良いでしょう。
Q2. 鉢の形はどのようなものがリトープスに適していますか?
リトープスにはコンパクトで縦長の鉢が向いています。広すぎる鉢は土が乾きにくく蒸れやすくなるため、株を小さく見せたい場合や群生させる場合には、鉢の幅よりも高さを意識して選ぶと管理がしやすいです。
Q3. スリット鉢は鉢底石がなくても大丈夫ですか?
スリット鉢はサイドに切れ込みがあるため、鉢底石なしでも排水性が確保できます。ただし、水やりの頻度や置き場所の環境によっては鉢底石を入れるとさらに安心です。
Q4. 室内でリトープスを育てる場合の鉢選びのポイントは?
室内管理では、土が乾きにくいことが多いため通気性・排水性に優れた鉢を選ぶことが重要です。素焼き鉢やスリット鉢など、空気が通りやすく水はけの良い鉢を選ぶと蒸れを防げます。
Q5. 複数株を寄せ植えする場合の鉢はどう選べばいいですか?
群生させたい場合は、幅がある程度ありつつ深さも確保できる鉢がおすすめです。素焼きの小型鉢を複数使うより、まとめて植えられるコンパクトな鉢を選ぶと株の成長も管理もしやすくなります。
Q6. 鉢底石は必ず必要ですか?
鉢底石は土が固まって水はけが悪くなるのを防ぐ役割があります。特に素焼き鉢や通常のプラスチック鉢では入れておくと安心ですが、スリット鉢の場合は必須ではありません。
Q7. 観葉植物用の土でもリトープスは育ちますか?
観葉植物用の土は保水力が高すぎるため、根腐れの原因になりやすいです。リトープスには多肉植物用の培養土を使うことで、根が蒸れにくく健康に育てやすくなります。
Q8. 鉢の色やデザインは育て方に影響しますか?
鉢の色やデザインは見た目のインテリア性には関係しますが、育成には直接影響しません。ただし、鉢の色が黒や濃色の場合は直射日光で土が過熱しやすいので注意が必要です。
Q9. プラスチック鉢でも根腐れを防ぐコツはありますか?
排水穴が複数あるスリット鉢を選び、水やりは土が完全に乾いてから行うことが大切です。鉢底に軽石やパーライトを敷くとさらに水はけが良くなります。
Q10. 初心者でも育てやすい鉢はどれですか?
初心者には、通気性・排水性が良く軽量で扱いやすいスリット鉢や小型の素焼き鉢がおすすめです。水やりの管理が簡単で、室内でも失敗しにくい鉢を選ぶと安心です。
まとめ
- リトープスを健康に育てるには、通気性・排水性・形状の3つのポイントを意識した鉢選びが重要。
- 素焼き鉢やスリット鉢は通気性・排水性に優れ、室内管理でも扱いやすい。
- 鉢選びと同時に、多肉植物用の土を使うことで根腐れを防ぎ、株を元気に保てる。
- 10種類の鉢は、素材・形状・デザイン・用途に応じて選べるので、株のサイズや置き場所に合わせて選ぶと良い。
- 鉢と土の管理を意識すれば、見た目も美しく、株も健康に育てられる。


