今回は、多肉植物に関するこういったお悩みにお答えします。
- 多肉植物の元気がない時の主な原因と対処法【症状別】
- 多肉植物は観葉植物ではない。基本は屋外管理が最適な理由
多肉植物の元気がない時の主な原因と対処法を分かりやすく解説!【症状別】
多肉植物の元気がないといってもその症状はさまざまです。
多肉植物の元気がない①ひょろひょろ、弱々しい
多肉植物がひょろひょろと間延びするときの主な原因は「日光不足による徒長(とちょう)」です。
多肉植物は観葉植物とは違い耐陰性がありません。丈夫な株を保つには日光が不可欠。
多肉植物を丈夫に育てたいなら基本は屋外管理になります。
多肉植物がひょろひょろになった時の対処法
- 気温が許す限りは屋外で管理。十分な日光と風通しを確保することで丈夫な株に育つ
多肉植物の元気がない②しわしわになる
多肉植物がしわしわになる時の主な原因は「水分不足」「多湿によるダメージ」「株が弱っている」などがあげられます。
いずれにしても、まずは土の乾き具合を確認しましょう。
多肉植物がしわしわになった時の対処法
- 土がカラカラに乾いている➡水を与えて様子をみる。春または秋であれば多くの場合、1~2日ほどで回復する
- 土が濡れている➡土が乾くまでは水やりを控え、明るく風通しの良い場所で管理を続ける
多肉植物の元気がない③ぶよぶよになる
多肉植物がぶよぶよになってしまう主な原因は「水のやり過ぎによる根腐れ」「蒸れによる根腐れ」「霜に当たったことによる凍傷」などが考えられます。
高温多湿により蒸れ、根腐れを起こした多肉植物
多肉植物がぶよぶよになった時の対処法
- 根腐れの場合➡土が乾くまでは水やりを控えできるだけ風通しの良い場所で管理。まだ硬い葉や茎があればカットし挿し芽や葉挿しで育て直す
- 霜に当たった場合➡復活はかなり難しい。まだ硬い茎や葉があれば挿し芽や葉挿しで育て直せる可能性もある(ただ、冬場は発根しにくく難易度が高い)
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多肉植物の元気がない④夏なのに赤くなる
冬でもないのに多肉植物が紅葉する場合、考えられる原因は「何らかのストレスを受けている状態である」ということです。
多くの多肉植物にとっての生育適温は20度~30度程度。30度以上の高温になると生育が鈍ると同時に葉や茎が赤くなることがあります。
多肉植物が夏なのに赤くなる時の対処法
- 極端な暑さは避ける。30度以上になる高温期は日陰へ移動する
- 30度以上なら水やりは控え目にシフト。土がしっかり乾いてさらに3~4日ほど経ってから土の約1/3が湿るくらい控え目に水やり。秋まではほぼ断水でもok
多肉植物の元気がない⑤しぼむ
多肉植物がしぼむ時に考えられる主な原因は「過度の乾燥」「光線不足」「根腐れ」「病害虫」などがあります。
多肉植物がしぼむ時にまず確認すべきなのが「土の乾き具合」です。
多肉植物がしぼむときの対処法
- 土がカラカラに乾いている場合➡たっぷり水やり後、風通しの良い場所に置いて様子を見る。通常、2~3日ほどで葉にハリが戻る。夏や冬は葉にハリが戻るまで7日ほどかかることもある。
- 土が濡れている場合➡土が乾くまでは水やりを控える。できるだけ明るく風通しの良い場所において様子を見守る。すでに根元が腐敗している場合は挿し芽することも検討する。
多肉植物は観葉植物ではない。基本は屋外管理が最適な理由
多肉植物は観葉植物とは違います。
少ない光で育てられる観葉植物とは違い、多肉植物の多くは基本的に屋外管理が必要なのです。
多肉植物は多くの日光を必要とする。ゆえに、室内管理だと高確率で徒長してしまう
葉と葉の間隔が空いて間延びしている(室内管理)
多肉植物は本来、乾燥した砂漠地帯などで見られるため、十分な日光が必要です。
室内管理の場合、どうしても日光が不足し茎ばかりが光を求めてひょろひょろに伸びる「徒長(とちょう)」を起こします。
多肉植物は気温が許す限り屋外に置いて育てるのがベスト
葉と葉の間隔が狭く全体的に株がギュッと締まって見栄えが良い(屋外管理)
多肉植物は一般的に日光を好みます。
気温が許す限りは屋外の軒下(雨ざらしではない場所)に置くのがベストです。
また、屋外に置くことで十分な風通しが確保できます。
まとめ
- 多肉植物の元気がないときはまずよく観察し、どのような症状が出ているかを確認する
- 考えられる原因と今までの管理方法からもっとも可能性の高い素因を導き出す
- 元気がないからといって闇雲に肥料を与えるのは避ける。さらに根を傷めてしまう恐れがあるため
- 多肉植物は基本、屋外で管理するのが望ましい
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