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多肉植物の霜対策!かわいい多肉を霜、凍結から守る方法

霜に当たってぶよぶよに傷んだ多肉植物 多肉植物

多肉植物はその美しさと手間のかからなさで人気を集めていますが、寒さに対する弱さが知られています。

特に霜は多肉植物にとって大敵。霜によるダメージは致命傷となることも多いです。

そこで今回は、多肉植物の霜に対する弱さや影響、霜によるダメージや症状、そして霜にあたってしまった多肉植物への対処方法や冬越し対策について詳しく解説。

かわいい多肉たちを霜から守るためにも十分に準備しておきましょう。

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meme

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。小原流華道初等科修了。現在は自宅で約100種類の多肉&観葉植物を栽培中。365日植物を観察しまくり、失敗と成功を繰り返す中で導き出した「初心者でも植物を枯らさないコツ」を発信中!

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多肉植物が霜に当たったときの症状にはどんなものがある?

霜に当たってぶよぶよになった多肉植物の葉っぱ

霜や凍結は多肉植物に深刻なダメージを与え、さまざまな症状が現れます。以下に霜にあたった場合の多肉植物の症状をいくつかご紹介します。

多肉植物が霜に当たった時の症状①葉や茎がくたっとする

霜に当たってくたっとなった多肉植物

凍結や霜によって、多肉植物の組織が破壊されるため、葉や茎がしなしなになることがあります。

多肉植物が霜に当たった時の症状②黄色っぽくなる

凍結により多肉植物の細胞が破壊されると、栄養不足によって葉や茎が黄色くなることがあります。

多肉植物が霜に当たった時の症状③どろどろになる

凍結によりすべての葉が取れた多肉植物

凍結により多肉植物の組織が壊れ水分が漏れ出すため、どろどろになることがあります。

多肉植物が霜に当たった時の症状④葉の凹みやえぐれ

霜や霙(みぞれ)、霰(あられ)等にあたった場合、葉の形が凹んだりえぐれたようになることがあります。

これらの症状が現れた場合、多肉植物を元の状態に戻すのは困難。そのため、事前の予防や霜対策が非常に重要だよ!冬の寒さ対策については以下記事も参考にしてみてね。

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霜にあたってしまった多肉植物の対処方法。復活は可能?

霜にあたってしまった多肉植物を元の健康な状態に戻すのは簡単ではありません。

すでに株元まで柔らかく傷んでいる場合は復活は難しいです。

とはいえ、可能な限りの対処をすることで復活の可能性も残されています。

以下では、多肉植物が霜にあたったときの対処方法について詳しく説明します。

柔らかく傷んだ部分は取り除く

霜にやられた部分をカット

霜によって傷んだ部分はすぐにカットし取り除きましょう。

茎の中間部分が傷んでいる場合は、傷んだ部分だけをカットし、健康な部分を挿し木として利用することもできます。

切り口が乾燥して乾けば応急処置は完了です。

解凍方法と注意点

霜により凍結した多肉植物はゆっくりと解凍する必要があります。

暖房の効いていない部屋に多肉植物を移動し、常温で少しずつ解凍させます。

急に暖かい場所に移動させることは避けましょう。

多肉植物の細胞が凍ると膨張し凍傷が生じるため、ダメージを最小限に抑えるためにも徐々に解凍する必要があります。

すでに根元まで柔らかく傷んでいる場合、残念ながら復活はほぼ不可能…。硬い茎や葉が残っているなら、挿し芽や葉挿しで発根させられるかもしれない。くわしい方法は以下記事を参考にしてみてね。

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霜から多肉植物を守れ!霜対策の準備と方法

冬の到来に備えて、多肉植物を霜から守るための対策を準備しましょう。以下に、冬越しの準備と方法をご紹介します。

霜対策の準備

まずは、霜から多肉植物を守るための準備を行いましょう。

  • 簡易温室の用意: 多肉植物を屋外で管理する場合は簡易温室が役立ちます。園芸用の簡易温室を購入するか、自作することも可能です。
  • 棚の設置: 簡易温室内に棚を設置することで、多肉植物を効果的に配置することができます。スペースに合わせて適切な棚を用意しましょう。

簡易温室への配置

簡易ビニール温室

簡易温室に設置した棚に多肉植物を配置しましょう。換気の確保も忘れずに。

簡易温室内は高温多湿になりやすいため、換気を十分に行いましょう。

地面よりも高い位置に設置し冷気を防ぐ

剪定後の多肉植物

霜や冷気から多肉植物を守るためには、地面よりも高い位置に多肉植物を配置することで、冷気の影響を緩和させることができます。

霜の心配がある日の夜は軒下へ移動しておく

七福神(多肉植物)

軒下は霜が降りにくい場所です。霜の心配がある場合は多肉植物を軒下に移動させましょう。

不織布を被せておくのも良い

不織布をかぶせて冷気から多肉植物を保護しましょう。

不織布は蒸れにくく換気も可能なので便利です。

朝晩の冷え込みがきつくなりそうなら夜間のうちに玄関や土間へ避難させておく

冷え込みが厳しい夜間や明け方に多肉植物を一時的に玄関や土間に避難させましょう。

また、寒さ対策が難しい場合や特に寒冷地の場合は、一部の多肉植物を室内に避難させることも考えましょう。

寒くなりそうな日の前は水遣りを控えて土を乾かしておこう。葉にシワが寄っても大丈夫。多肉は水の遣り忘れよりやり過ぎの方がマズイ。特に冬はそれが顕著。

☆★ちなみに多肉植物の紅葉については以下記事を参考にしてみてください。↓↓

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霜対策で必ず押さえておくべき3つのポイントとは?

冬場に紅葉した恋心

多肉植物を霜から守るためには、以下3つのポイントを押さえておきましょう。

霜対策のポイント①寒さに強い品種と弱い品種を把握しておく

寒さに強い・弱い品種の選定: 多肉植物には寒さに強い品種と弱い品種があります。寒冷地に住んでいる場合は、寒さに強い品種を選ぶことが重要です。

霜対策のポイント②温度管理、屋外なら天気予報チェック

冬の寒さによるダメージを最小限に抑えるために、温度管理にも注意しましょう。

屋外の場合は天気予報の最低気温を前の晩までにチェック。朝方冷え込むようなら夜のうちに玄関等へ移動しておきます。

霜対策のポイント③断水気味に管理し凍結を防ぐ

冬は多くの多肉植物の成長が遅くなります。

水やりは控え目にすることで樹液濃度を高め、寒さに備えることが可能です。

また、寒い時期の肥料は基本要りません。過剰な水やりは霜、凍結を引き起こす原因となります。

☆★多肉植物の低温期における水やり方法については以下記事をご参考にされてください。↓↓

多肉植物 冬の水やり方法【タイミングや与える時間帯など】
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なぜ、多肉植物は霜に弱い?

ダイソー多肉

多肉植物は一般的に寒さに弱いと言われますが、特に「霜」「雪」「凍結」は植物にとって大きな問題となります。

寒冷地や降雪地では、これらの要素が多肉植物の生存に影響を及ぼすことがあります。

多肉植物の寒さへの弱さ

多くの多肉植物はアフリカ、マダガスカル、地中海沿岸などが原産です。そのため極端な寒さには慣れていません。

特に極寒の地域では、多肉植物が凍結してしまうことがあります。そのため、寒冷地で多肉植物を育てる場合は霜、凍結対策が必須です。

多肉植物への霜の影響とは?

多肉植物にとって霜は非常に厄介なもの。

朝晩の寒暖差が大きくなったり、夜間の気温が急激に下がったりすると、明け方には霜が降ります。

多肉植物が霜にさらされると、数時間後や翌日にさまざまな症状が現れることが多いです。

霜に晒された多肉植物はしなしな、黄色に変色、ぐにゃりと傷む

根腐れ

多肉植物が霜にさらされると、葉や茎がしなしなになったり、黄色く変色したり、ぐにゃぐにゃしたりすることがあります。

露や霰に触れると、葉がくぼんだり、えぐれたようになることも。

このような状態になると元に戻すことはできず、植物の回復策や再生方法が困難になることも多いです。

寒さ対策の重要性

多肉植物を育てる際には、特に冬の寒さに対する対策が重要です。

寒冷地や降雪地では、凍結や霜による損傷を防ぐために予防策や対策を行う必要があります。

 

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寒さに強い・弱い多肉植物の種類

ルビーネックレスの丸い葉

寒さに強い・弱い多肉植物には、それぞれ代表的な品種が存在します。

ここでは、特に寒さに強い品種と寒さに弱い品種を紹介します。

寒さに強い多肉植物の代表品種

以下は、冬の寒さにも耐えることができる寒さに強い多肉植物の代表品種です。ただし、霜には当てないことが条件です。

  1. エケベリア
  2. セネシオ
  3. セダム
  4. ハオルチア
  5. クラッスラ

これらの多肉植物は寒さに強いです。

個人的にこれらの多肉を栽培してみて感じたことは、0度程度までなら耐えられるほど寒さには強いということ。

ただし、マイナス3度以下になると霜や凍結でどろどろに傷むことも。鉢植えにして移動できるようにしておくのがよいでしょう。

寒さに強いセダム系の多肉植物の代表品種

徒長気味の恋心(多肉植物)

セダム系の多肉植物は特に寒さに強く、地植えでも育てることができます。以下はその代表品種です。

  1. グリーンネックレス
  2. ニジノタマ
  3. コイゴコロ・乙女心
  4. グリーンネックレス
  5. エケベリア各種

これらの品種は初心者の方にもおすすめです。

また、セダムやクラッスラは秋になると紅葉する品種も多く季節の変化も楽しめますよ。

寒さに強い品種を育てる際には、上記の品種を参考にしてみてね。ガーデニングショップや100円ショップでも入手可能。特に100均はレア品種が隠れていることもあるから要チェック!

 

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多肉植物と霜に関するよくある質問

冬場のルビーネックレス

Q1. 多肉植物の寒さに強い品種はありますか?

A1. はい、寒さに強い多肉植物の代表的な品種には、グリーンネックレスやセダム各種(乙女心・恋心・天使の雫・虹の玉など)、エケベリア各種、クラッスラ各種(火祭り、紅葉祭りなど)があります。ただし、どれも寒さには強いですが霜に当てるのはNGです。

Q2. 多肉植物を霜から守る方法はありますか?

A2. 多肉植物を霜から守るためには、花台に乗せる、軒下に移動する、不織布を使用するなどの対策があります。また水遣りを控えて断水気味にしておくことも大事です。

Q3. 多肉植物が霜にあたった場合の対処方法はありますか?

A3. 多肉植物が霜にあたった場合はまず傷んだ部分をカットし取り除きます。いきなり暖かい場所へ移動するのは控えて霜の当たらない場所へ移動しておきましょう。ただしすでに根元まで傷んでしまった場合、復活はかなり困難です。0度以下になりそうなら前の晩に玄関等に移動しておくのが一番です。

Q4. 多肉植物を冬越しするための準備は何が必要ですか?

A4. 多肉植物を冬越しするための準備として、簡易温室の用意や棚の設置、花台の利用などが挙げられます。寒さに強い品種の選定や適切な温度管理も重要です。

寒さに弱い品種は特に気を付けて。天気予報の最低気温をまめにチェック。霜が心配な朝は前の晩に、霜の当たらない場所へ移動しておこう。

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まとめ

多肉植物は寒さに弱いと言われますが、特に霜や凍結は致命傷となります。

霜にさらされた多肉植物は葉や茎がくたっとしなしたり、黄色く変色したりするなど、さまざまな症状が現れます。

また、霜にあたってしまった多肉植物を元の健康な状態に戻すためには、適切な処置が必要ですが、すでに傷んでからでは手遅れになることも多いです。

寒さに強い多肉植物の品種もあるものの、やはり霜に当たってしまえば復活は難しくなります。

多肉を冬越しさせるなら霜対策は必須!

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