観葉植物といえば、室内の少ない日光でも育つことができるのが魅力のひとつですね。
しかし、室内の日当たりが良すぎたり、西日が当たりやすかったりして、観葉植物を傷めてしまった…という経験のある方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、直射日光に強い観葉植物を5つご紹介します。
直射日光に強い観葉植物【おすすめ5選】
観葉植物の多くは少ない日光でも育つことのできる耐陰性をもつものが多いですね。たとえばポトス。ポトスは直射日光にあたると葉が焼け焦げて変色する「葉焼け」をおこしやすい観葉植物のひとつです。(下写真)
![直射日光で葉焼けしたポトス 直射日光で葉焼けしたポトス](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG-1305-1024x768.jpg)
日当たりが良すぎる室内でも耐える「特に直射日光に強い観葉植物5つ」を見ていきましょう。
直射日光に強い観葉植物①サンスベリア
![直射日光にも強いサンスベリア 直射日光にも強いサンスベリア](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG-9274-1-1024x768.jpg)
サンスベリアは日光に当てれば当てるほど丈夫に強く育つ観葉植物のひとつでしょう。
もちろん、耐陰性がるため室内でも育ちますが、日光が足りない状態が長く続くと徐々に徒長を起こしてひょろひょろとしただらしのない姿に変わっていきます。
![ひび割れたサンスベリアの葉](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG-0924-1024x768.jpg)
サンスベリアの丈夫な姿を保つためには日光が欠かせません。
とはいえ、室内からいきなり屋外の日向へ移動した場合「葉焼け」を起こしやすくなります。
植物は環境に慣れるまでは時間を要します。数日かけて少しずつ移動させるのが葉焼けを防ぐコツです。
![サンスベリアの花 サンスベリアの花](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG-02691-1024x768.jpg)
サンスベリアは直射日光に強く意外と品種も豊富!
サンスベリアといえば細長く縦に伸びる「ローレンティー(虎の尾)」を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、意外とコンパクトな種類も多いのがサンスベリアの特徴です。
下写真は「サンスベリア・ボンセレンシス」という品種です。一般的なサンスベリア(ローレンティー)に比べてコンパクトで場所をとらないのが魅力ですね。
![ボンセレンシス ボンセレンシス](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG-9474-1024x768.jpg)
もちろん、こちらのサンスベリアも日光が大好きですよ。春から秋にかけてはどんどんと子株を増やして盛んに育ちます。
あわせて読みたい「直射日光をガンガン当ててサンスベリアを育てた結果」はこちら
直射日光に強い観葉植物②ガジュマル
![直射日光にも強いガジュマル 直射日光にも強いガジュマル](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG-28261-1024x768.jpg)
園芸店だけでなく雑貨店やインテリアショップでも見かけることの多いガジュマルも直射日光に強い植物です。
東南アジアや沖縄、屋久島などに自生するガジュマルは、太陽の光をサンサンと浴びながら高さ約20mもの巨木に生長します。
別名「絞め殺しの木」ともよばれるガジュマルは、他の木に気根を絡ませながら上へ上へと這い上がるように育つため、絡みついた植物の日光を遮り枯らせてしまうこともあるようです。
いきなり強い光の下に移動するのは避けよう
植物は「急激な環境の変化」に強くありません。それがたとえ「日当たりの悪い場所から日当たりの良い場所へ」移動させる場合も同じです。
少しずつ移動させてその環境に慣らせていくことが葉焼けや株へのダメージを最低限に抑えるポイントになります。
具体的には数日かけて少しずつ日光に慣らすことで葉焼けを防ぐことができます。
例:室内のレースカーテン越しの光(一週間)⇒屋外の日陰(一週間)⇒屋外の半日陰(一週間)⇒屋外の日向
直射日光に強い観葉植物③カポック
![ダイソーで購入したカポック ダイソーで購入したカポック](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG-6909-1024x768.jpg)
直射日光をサンサンと浴びながら丈夫に育つのがカポックです。暑さにも寒さにも強く、乾燥にもよく耐えます。
初心者でも枯らしにくい上、うっかり直射日光に当たっても葉焼けしにくく、春から秋にかけては本当によく育ちます。
![大きく育ったカポック 大きく育ったカポック](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG-4512-1024x768.png)
筆者が住んでいる関西地方では、カポックが屋外に置きっぱなしにされているのを頻繁に見かけます。
さすがに冬場は傷んでいる株を見かけることもありますが、冬を越している株も多いですよ。
もちろん、夏場も太陽をさんさんと浴びながら育っている丈夫な観葉植物です。
直射日光に強い観葉植物④アロマティカス
![直射日光に強いアロマティカス 直射日光に強いアロマティカス](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG-3945-1024x768.jpg)
ふわふわの葉と心地よい香りが楽しめる多肉系ハーブのアロマティカス。
こちらは観葉植物として育てている方も多いですが、ほぼ多肉植物です。そのため、丈夫な株を保つには、直射日光はもちろん十分な風通しも必要になります。
逆に、室内に置きっぱなしで日光が足りないと、葉と葉の間隔が伸びてひょろひょろになる「徒長(とちょう)」を起こします。
また、春から秋の暖かい時期は、屋外の日向に置いておくとどんどん育ってすぐに根詰まりを起こします。株分けや挿し木で増やすのも簡単でいろいろな楽しみ方ができますよ。
寒さには弱いので気を付けよう
![寒さで枯れたアロマティカス 寒さで枯れたアロマティカス](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG-5854-1024x768.jpg)
ただ、冬場の寒さには非常に弱く、最高気温が15度以下になってきたら室内へ移動させるのが無難でしょう。
直射日光に強い観葉植物⑤ハナキリン
環境さえ合えば、一年中可愛らしい花を咲かせてくれるハナキリンもまた直射日光に強く丈夫で育てやすい植物です。
![直射日光を好むハナキリン 直射日光を好むハナキリン](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG-2381-11-1024x768.jpg)
十分な日光と約15度以上を保てば問題なく育ってくれる上、水やりの手間も少なく乾燥にもよく耐えます。
よく見ると茎が多肉質で、多肉植物として分類されることも多いようですよ。伸びすぎた茎は思い切ってカットし、挿し木で容易に増やすこともできます。(下写真)
![挿し木のハナキリン 挿し木のハナキリン](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG-46722.jpg)
カットした部分からは枝分かれして横にボリュームを出すことができます。ハナキリンの挿し木の適期は春から秋にかけての暖かい時期です。
まとめ
![サンスベリアハニー サンスベリアハニー](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG-20511-1024x766.jpg)
今回は、特に直射日光に強いおすすめの観葉植物を5つご紹介しました。
今回ご紹介した5つの植物は、直射日光に強いだけでなく丈夫で育てやすいのも大きな魅力です。
もし園芸店やホームセンターで見つけたら購入して長く育ててみてくださいね。どれも100円ショップでも見かけることの多い手軽な観葉植物です。
直射日光に強いおすすめの観葉植物5つ
1.サンスベリア
2.ガジュマル
3.カポック
4.アロマティカス
5.ハナキリン
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