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リトープスの植え替えは“深さ”がポイント!失敗しない植え方を解説

植え替え後のリトープス 多肉植物

「観葉植物と同じ感覚でリトープスを植え替えて大丈夫?」

そう思って失敗してしまう方、実はとても多いです。

リトープスは乾燥を好む“砂漠の宝石”。植え替え方を少し間違えるだけで蒸れて腐ってしまうこともあります。

この記事では、植え替えの適期や理想の深さ、失敗を防ぐポイントを画像付きでやさしく解説します!

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。小原流華道初等科修了。現在は自宅で約100種類の多肉&観葉植物を栽培中。キラキラ輝くハオルチア・オブツーサが大好き。

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  1. リトープスの適切な植え付け深さの目安
    1. 球体の2/3程度が埋まる深さが理想
    2. 地表から少し顔を出す“ぷっくり頭が見える”状態がベスト
    3. 深く植えると蒸れや根腐れの原因に
  2. リトープスを 深く植えすぎるとどうなる?
    1. 蒸れて腐りやすくなる
    2. 光が届かず徒長しやすくなる
    3. 脱皮の際に古い皮が取れにくくなる
  3. 鉢と用土の選び方も深さと関係あり
    1. 鉢は浅型の駄温鉢や素焼き鉢が最適
    2. 土は水はけの良い多肉・サボテン用土+軽石多めが◎
    3. 鉢底に2〜3cmほど軽石を敷いて通気を確保
  4. リトープスの植え替えに適した時期、タイミング
    1. リトープスの植え替えに適した時期は秋、10月~11月頃
    2. 植え替え後に株が弱ってしまった…そんな失敗を防ぐためにも適期に植え替えよう
  5. リトープスの植え替え手順
    1. リトープスの植え替え 手順①鉢から株を取り出す
    2. リトープスの植え替え 手順②古い土を落す
    3. リトープスの植え替え 手順③根を整理する
    4. リトープスの植え替え 手順④乾燥させる(1~2日)
    5. リトープスの植え替え 手順⑤植え付ける
    6. リトープスの植え替え 手順⑥水を与え、明るく風通しの良い場所へ
  6. 植え替え後の失敗を防ぐ!押さえておくべきポイントは3つ
    1. 植え替え後の失敗を防ぐ!押さえておくべきポイント①適期におこなう
    2. 植え替え後の失敗を防ぐ!押さえておくべきポイント②土を乾燥させておく
    3. 植え替え後の失敗を防ぐ!押さえておくべきポイント③植え替え後は直射日光を避ける
  7. リトープスの植え替えでよくある質問【Q&A】
    1. どれくらいの深さで植え付ければいい?
    2. 使用する土は「観葉植物の土」でも大丈夫?
    3. リトープスに適しているのはどんな鉢?
    4. 植え替え後、屋外の日向にそのまま置いて大丈夫?
  8. まとめ
    1. リトープスに関する記事はこちら

リトープスの適切な植え付け深さの目安

株分け後のリトープスを植え付け

球体の2/3程度が埋まる深さが理想

リトープスは、球体の約2/3が土に埋まる程度がちょうどよい深さです。

深すぎても浅すぎてもトラブルの原因になるため、このバランスを意識しましょう。

地表から少し顔を出す“ぷっくり頭が見える”状態がベスト

植え付けの際は、リトープスの上部が地表から少し顔を出す程度にするのが理想。

見た目にも可愛らしく、光をしっかり当てられることで徒長防止にもつながります。

深く植えると蒸れや根腐れの原因に

深く植えすぎると、株の通気性が悪くなり、蒸れや根腐れが発生しやすくなります。

特に梅雨〜夏は湿気がこもりやすいため、浅植えを意識しましょう。

筆者も最初の夏に深植え+水やりで失敗しました。土が乾いていたので水を与えたところ、真夏日続きで根が煮えてジュレ状に…。それ以来、「浅植え+風通し重視」を徹底するようにしています。

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リトープスを 深く植えすぎるとどうなる?

株分け後のリトープス

蒸れて腐りやすくなる

リトープスを深く植えると、土中の通気性が悪くなり、蒸れや根腐れの原因になります。

特に梅雨〜夏の高温多湿期は、鉢の中が蒸し風呂状態になりやすく、株が一気に弱ることもあります。

光が届かず徒長しやすくなる

球体を深く埋めすぎると、光が十分に当たらなくなり、徒長(ひょろ長く伸びる現象)を起こしやすくなります。

リトープスの丸いフォルムを保つためにも、頭部がしっかり日に当たるように植えましょう。

脱皮の際に古い皮が取れにくくなる

深植えは脱皮時にも悪影響を与えます。

株が土に埋まりすぎていると、古い皮が土に押さえつけられた状態になり、自然に剥がれにくくなります。

結果として、新しい葉がきれいに展開できず、蒸れやカビの原因にもつながります。

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鉢と用土の選び方も深さと関係あり

鉢からリトープスを取り出す

鉢は浅型の駄温鉢や素焼き鉢が最適

リトープスは根が深く伸びないため、浅型の駄温鉢や素焼き鉢が向いています。

これらの鉢は通気性と排水性に優れており、蒸れを防げるのが大きなメリット。

プラスチック鉢などの密閉性が高い鉢は、夏場に蒸れて根腐れを起こしやすいので注意です。

土は水はけの良い多肉・サボテン用土+軽石多めが◎

用土は、水はけの良さと通気性を重視しましょう。

基本の多肉植物・サボテン用培養土に、軽石や日向土を2〜3割ほど混ぜると理想的です。

湿気を溜めない配合にすることで、深植えによる蒸れリスクも軽減できます。

鉢底に2〜3cmほど軽石を敷いて通気を確保

植え付けの際は、鉢底に2〜3cm程度の軽石を敷いておくのがポイント。

これにより排水性と空気の流れが良くなり、根腐れ防止にもつながります。

通気層をしっかり作ることで、リトープスを健やかに保てます。

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リトープスの植え替えに適した時期、タイミング

鉢から抜き取ったリトープス

リトープスには、2年~3年に1回程度の植え替えが必要です。

植え替えることで根詰まりを解消するとともに、粒が崩れて固まった土の排水性を回復させます。

リトープスの植え替えに適した時期は秋、10月~11月頃

リトープスの植え替えに適した時期は、生育がさかんになる秋です。

地域にもよりますが、暑さが落ち着く10月~11月頃がベストです。

植え替え後に株が弱ってしまった…そんな失敗を防ぐためにも適期に植え替えよう

植え替えは植物にとって手術のようなものです。

できるだけ回復力の高い時期におこなうことで、植え替え後の経過をスムーズに進められます。

過度の暑さや寒さに晒される真夏や真冬は回復力が弱いため、無理に植え替えるのは控えた方が無難です。

リトープスがもっとも元気なのが、最高気温25度・最低気温15度の時期だよ。春先も生育がさかんな時期だけど脱皮が始まるから、株への負担になる植え替えは避けた方がいい。

 

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リトープスの植え替え手順

リトープスの植え替え手順は以下の通りです。

リトープスの植え替え 手順①鉢から株を取り出す

リトープスの植え替え中

まずは鉢からリトープスを取り出します。

植え替え前数日は水遣りを控え、土を乾かしておくと根への負担を最小限に抑えられます。

リトープスの植え替え 手順②古い土を落す

脳みそみたいなリトープス

根に付いている古い土や脱皮後の枯れ葉はこのタイミングで取っておきます。

ただし、古い葉は無理に取ると株を傷めてしまうため取れる範囲で構いません。

リトープスの植え替え 手順③根を整理する

脆くなった根や黒く傷んだ根は取っておきます。

ハサミを使わなくても傷んで根であれば手で触れるとボロボロと取れるはずです。

無理に根を引っ張ると株を傷めてしまうため注意します。

リトープスの植え替え 手順④乾燥させる(1~2日)

意外と長いリトープス

根を切り詰めた場合は1日~2日ほど乾燥させます。

乾燥させることで土中で腐敗するのを防ぐことができます。

リトープスの植え替え 手順⑤植え付ける

深さのある鉢にリトープスを植える

鉢底石を入れ、水はけのよい清潔な土を鉢の1/3程入れておきます。

そこに、根を1~2日ほど乾燥させたリトープスを植え付けていきましょう。

最初はやや深めに植え付け、最後に株を引き上げるようにすると高さ調整しやすいです。

緩効性肥料として「マグァンプk」、害虫予防として「オルトランDX」を混ぜ込んでおくと良いよ!

土の表面には白い「矢作砂」を敷き詰めてもおしゃれ。

表面に矢作砂を敷き詰めることで株の固定、水遣りの際の土浮きを防止できます。

リトープスの植え替え 手順⑥水を与え、明るく風通しの良い場所へ

植え替え後のリトープス

最後に水を与え、直射日光を避けた明るく風通しの良い場所に置きます。

適期であれば植え替えから2週間ほどで発根します。(下画像)

植え替え後、2週間ほどで発根したリトープス

リトープスは深く植えすぎると蒸れやすくなる。株の約1/3が埋まるくらいに植え付けるのがおすすめ。

 

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植え替え後の失敗を防ぐ!押さえておくべきポイントは3つ

植え替え後のリトープス

リトープスにとって植え替えは大きな負担となります。とはいえ、リトープスを長く育てていくためには植え替えは必要な作業です。

植え替え後に弱ってしまった…なんていう失敗を防ぐために押さえておきたいポイントは以下3つです。

植え替え後の失敗を防ぐ!押さえておくべきポイント①適期におこなう

リトープスの植え替えをする上でもっとも重要なのが適期におこなうことです。

どんなに正しい手順で植え替えても、肝心の時期がずれていれば株の回復力は落ちます。

植え替え後に弱ってしまった…という悲しい失敗を防ぐためにも、真夏や真冬に植え替えるのは控えた方が無難です。

園芸店で購入したリトープスを好みの鉢に植え替えたい。でも植え替えの適期じゃない…。そんな時は、少しだけ大きめの鉢を用意して鉢カバーとして使うのもおすすめ。

植え替え後の失敗を防ぐ!押さえておくべきポイント②土を乾燥させておく

リトープスを植え替える数日前は水遣りを控え、土を乾かし気味にしておきましょう。

土を乾かし気味にしておくことで植え替え作業がしやすくなると同時に、根にかかる負担も最小限に抑えられます。

土がべちゃべちゃだと作業しにくい…。

植え替え後の失敗を防ぐ!押さえておくべきポイント③植え替え後は直射日光を避ける

植え替え直後は直射日光を避けた明るく風通しの良い場所で休ませます。

根がダメージを受けた状態で強い光に当たると、そのまま弱ってしまう恐れがあるためです。

ただし、夏の直射日光は植え替え後に限らず避けてください。

秋でも蒸し暑い日の植え替えは、株に負担がかかるから避けて。最高気温25度、最低気温15度くらいの時期が、リトープスの生育がさかんで植え替えに適してるよ。

 

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リトープスの植え替えでよくある質問【Q&A】

株分け後のリトープス

どれくらいの深さで植え付ければいい?

リトープスの植え替え中

蒸れを防ぐためにも、リトープスは株の約1/3が埋まるくらいの深さで植え付けるのがおすすめです。

自生地でのリトープスは岩場から頭頂部のみを出して生息していますが、これは日照や風通しを確保されている自然界だからこそ。

高温多湿な日本で、さらに鉢植えでリトープスを育てるとなると話は別で、深く埋めてしまうとどうしても蒸れやすくなり、腐敗の原因になります。

室内管理の場合は特に蒸れやすいから要注意。

使用する土は「観葉植物の土」でも大丈夫?

室内向けの土

リトープスに適しているのは水はけの良い土です。観葉植物の土だと保水性が高すぎて管理が難しくなります。

リトープスに使用するなら、多肉植物やサボテンに特化した土が適しています。

リトープスに適しているのはどんな鉢?

素焼き鉢

リトープスに適しているのは通気性・排水性に優れる鉢です。素焼き鉢やスリット鉢だと蒸れにくく管理しやすいです。

また、プラスチック鉢を使用する場合は蒸れに気を付けます。底穴はできるだけ沢山開いているものがおすすめです。

鉢は少し浮かせてやると鉢内の通気性が確保できます。ポットフィートや鉢スタンドを使うのも良いでしょう。

リトープスは直根性だから根を真下に深く伸ばす。だから鉢には深さが必要なんだ。株の大きさにもよるけど鉢の深さは12cmはあった方がいい。リトープスに適した鉢の選び方については以下記事を参考にしてみてね。

植え替え後、屋外の日向にそのまま置いて大丈夫?

植え替え後のリトープス

植え替え後は根が傷ついている状態です。

十分に水分を吸い上げられないことが予想されるため、植え替え後、7日くらいは直射日光を避けた半日陰で休ませると安心です。

鉢を浮かせるようにして、鉢底の風通しも確保してやるとより良いでしょう。

鉢の下に置いたダイソーのトイレットペーパースタンド

100均に売っているトイレットペーパースタンドは、小さな鉢を浮かせる時に便利だよ。(上画像)

 

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まとめ

  • リトープスの植え替えに最適な時期は生育がさかんになる10月~11月頃
  • 極端な暑さや寒さに晒される時期に無理に植え替えると、株に大きなダメージを与えてしまう
  • 植え替え前数日は水遣りを控え、土を乾かし気味にしておくと根への負担を抑えられる
  • 鉢から株を取り出した後も、根を数日乾燥させる
  • 植え替え後は水を与え、直射日光を避けた明るく風通しの良い場所で休ませる
  • 深く植えすぎると株が蒸れる恐れがあるため、株の約1/3が埋まる程度に植え付けるのがおすすめ
  • リトープスは蒸れを嫌うため、使用する土は「さぼてん・多肉植物用土」がベスト

リトープスに関する記事はこちら

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