✅リトープスの水やり頻度まとめ(結論)
| 時期 | 頻度の目安 | 水の量 | ポイント | 
|---|---|---|---|
| 春 | 土が乾いたらたっぷり(週1回) | 鉢底から流れるまで | 脱皮が始まったらストップ | 
| 夏 | 約3〜4週間に1回 | 土の1/3が湿る程度 | 蒸れ・根腐れ・高温注意 | 
| 秋 | 土が乾いたらたっぷり(週1〜2回) | 鉢底から流れるまで | 成長期なのでやや多め | 
| 冬 | 2〜3週間に1回 | 土の1/3が湿る程度 | 気温5℃以下では控える | 
リトープスの水やり頻度、与える量の目安【時期別】

リトープスの水やり頻度、与える水の量は時期によって微妙に異なります。
春のリトープス水やり頻度は?週1〜2回が目安

- 土が乾いたタイミングでたっぷりと水やり
 - 徐々にシワが寄り始め、脱皮が始まったら水やりは一旦ストップ
 
春先はリトープスの生育がさかんな時期です。土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
ただし、3月~5月頃はリトープスが古い葉を落として新しい葉を展開させる時期です。
葉にシワが寄り始め、株の頭が割れ始めたら脱皮が始まるサイン。
脱皮中は古い葉から新しい葉へ水分を移動する時期のため、水やりは一旦ストップします。
リトープスの水やり頻度、与える量の目安【梅雨~夏】

- 生育が緩慢になる休眠期。断水気味に管理(完全断水ではない)
 
高温多湿を嫌うリトープスにとって、梅雨~夏は試練の時です。
生育が緩慢になるため水やりは最低限に抑えます。ただ、完全に断水すると根が傷んでそのまま弱ってしまうことも多いです。
土が乾いてさらに3~4日ほど経ったら、土の約1/3が湿るくらいの量で水やりします。
リトープスの水やり頻度、与える量の目安【秋】
- 再び生育がさかんになる時期。土が乾いたタイミングでたっぷりと水やり
 
夏の暑さが落ち着いてきたら徐々に水やり頻度、量を増やします。
土が乾いたタイミングでたっぷりと水を与えましょう。

ただし、夏の暑さで株が弱っている場合は水のやりすぎに注意。土が乾いてさらに1~2日ほどしてから土の半分程度が湿るくらいの量で与えて様子をみるよ。弱った株は水を吸う力も弱いから、土が長く湿り続けているとあっというまに腐ってしまうことも多い。
リトープスの水やり頻度、与える量の目安【冬】

- 水やりは土が乾いて2~3日経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量で与える
 
冬型に分類されるリトープスではありますが、寒さに特別強いというわけではありません。
リトープスがもっともよく育つのが、最高気温25度・最低気温15度くらいの時期です。
5度以下の寒さや霜、雪に当たると株が傷んでしまうため、地域によっては室内管理がメインになります。
リトープスが脱皮中の水やり方法

春になって葉にシワが寄り始めたら脱皮のサイン。徐々に水やりを控える
リトープスは春先に脱皮し始めます。
古い葉にシワが寄り始めて、株の割れ目が開き始めたら脱皮が始まるサインです。
脱皮が始まったら水やりは一旦ストップ。古葉がから新葉に水分が移行するのを待つ

脱皮が始まったら一旦、水やりはストップします。
脱皮中は古い葉から新しい葉へ水分を移行する時期のため、水やりの必要は基本ありません。
不要な水分を与えることで、子株が2段階で展開する二重脱皮を起こすこともあります。
脱皮が完全に終わったら水やりを再開する

古い葉が完全にカラカラに乾いたら脱皮完了です。
ただ、中には古い葉がしばらく残ったままの品種もあります。
その場合は無理に断水せず、様子を見ながらときどき根を湿らせる程度の水やりをすると、根が傷み過ぎずに夏越しできます。
リトープスの水やり管理を楽にしてくれるアイテムはコレ

リトープスの水やりで重要となるのが「土が乾いたかどうかの見極め」です。
土が乾いたかどうかのチェック方法には、
- 鉢を持ち上げて軽い(ただし、陶器鉢や素焼き鉢、セメント鉢の場合は重さでの判断が難しい)
 - 土に指を2cmほど差して湿気を感じない
 - 土に割りばしや竹串を挿して湿っていない
 
などがあります。
ただ、これらの作業をするのは面倒…という方も多いのではないでしょうか?
そんな時にあると便利なのが「水やりチェッカー」です。
土に挿しておくだけで土の乾き具合が色で判断できる

水やりチェッカーの使い方は簡単で土に挿しておくだけ。
これだけで土の乾き具合を自動で測定し、最適な水やりのタイミングを色で知らせてくれます。
土が乾けば「白」、土が湿っていれば「青」と一目瞭然。水やりの失敗を防ぐ

- 土が乾いている➡白
 - 土が湿っている➡青
 

梅雨~夏、真冬はチェッカーが白になってさらに3~4日ほどしてから土の約1/3が湿るくらいの量を水やりするよ。脱皮中は基本断水。
中芯を交換すればスティック部分は繰り返し使用可能でエコ

使用頻度にもよりますが9か月ほどで交換時期を迎えます。
水やり後、10分ほど経ってもチェッカーの色が変わらなくなってきたら中芯を交換しましょう。

中芯を交換すれば本体(スティック部分)は繰り返し使えるよ。とってもエコなアイテムだね。
リトープスの水やりで失敗した例と注意点
リトープスは乾燥に強い反面、高温多湿にはとても弱い植物です。
水やりのタイミングを間違えると、あっという間に根が傷んでしまうこともあります。
ここでは、筆者が実際に経験した水やりの失敗例と、季節ごとの注意点を紹介します。
筆者の失敗談:夏の水やりで根が煮えてしまった…

筆者も最初の夏に、水やりで大きく失敗したことがあります。
当時、土がカラカラに乾いていたので心配になり、水を与えてしまったのです。
ところがその直後に真夏日が続き、鉢の中が高温に…。
結果、根が煮えて株全体がジュレ状に腐ってしまいました。
この経験から学んだのは、
「乾きすぎていても、夏場は焦って水をあげないこと。」
という鉄則です。
梅雨〜夏に気をつけたい「水やり」と「風通し」

リトープスにとって、最もトラブルが起こりやすいのが梅雨〜夏の時期です。
この時期は湿気がこもりやすく、根が蒸れて腐りやすくなります。
💧梅雨〜夏の管理ポイント
- 水やりは控えめに。
土が乾いてさらに3〜4日経ってから、鉢底から出ない程度の少量だけ与えましょう。 - 風通しを確保。
鉢の下に風が通るように、スノコや棚の上で管理するのがおすすめです。 - 雨ざらしはNG。
屋外に置く場合は、軒下やベランダの明るい日陰を選びましょう。 
冬はほぼ断水でOK
冬場は気温が低く、リトープスは休眠や脱皮の準備に入ります。
この時期に水を与えると、古い皮が残ったり根が冷えて弱る原因になります。
そのため、冬はほぼ断水気味でOK。
リトープスは寒さよりも「蒸れ」に弱いので、夏と梅雨こそ最も注意が必要な季節といえます。
実際に育ててみた分かったこと
リトープスの水やりで大切なのは、「乾いてもすぐに与えない」こと。
乾きすぎくらいがちょうどいい、という意識で管理すれば失敗を防げます。
特に梅雨〜夏は、
- 水やり頻度を減らす
 - 風通しを確保する
 - 雨ざらしを避ける
 
この3つを守ることで、リトープスを健康に保てます。
リトープスの水やりでよくある質問【Q&A】

リトープスの水やりに関するよくある質問を集めてみました。
水やりの時間帯はいつでもok?
水やりは基本、朝におこなうのが理想的です。ただ、時期によっても水やりに適した時間帯は異なります。
- 春、秋…朝、午前中までにおこなう
 - 夏…気温が低い早朝か日没後におこなう。日中は高温に晒されることで鉢内が蒸れ根が傷む恐れがある。水やり後の鉢は直射日光や高温に晒されない場所に置く
 - 冬…できるだけ天気の良い日の午前中に水やり。夜間の水やりは根を冷やすため避ける
 
植え替え後はすぐに水やりして大丈夫?

まず、リトープスの植え替えにもっとも適しているのは秋です。
植え替え時の根への負担を最小限に抑えるためには、植え替え数日前から水やりを控え、土を乾かしておくことです。
鉢から株を取り出した後も数日ほど根を乾燥させ、その後新しい土に植えつけて水を与えます。
生長期は栄養剤を与えていい?

リトープスは肥料をほとんど必要としません。植え替え時、緩効性肥料を土に混ぜ込んでおくだけで十分です。
必要以上の肥料は根を傷める原因になることもあるため、無理に与える必要はありません。
追加で肥料を与えるなら生育がさかんな秋に、規定量に薄めた液体肥料を与えます。

ちなみに筆者は植え替え時にマグァンプk(顆粒状の緩効性肥料)を土に混ぜるだけ。効果は約1年。追加で肥料を与えていないけど問題無く育ってるよ。あとはときどき活力液を噴霧するくらい。
まとめ
- リトープスは時期、脱皮のタイミングによって水やりの頻度や量を変える
 - 春先は土が乾いたタイミングでたっぷり水やり
 - 春の終わりから梅雨にかけては脱皮が始まるため断水気味に管理
 - 梅雨~夏は土が乾いてさらに3~4日ほど経ってから土の約1/3が湿るくらいの量で水やり(月1回程度が目安)
 - 秋は土が乾いたタイミングでたっぷりと水やり
 - 冬は土が乾いてさらに2~3日程してから土の約1/3が湿るくらいの量で水やり(月2回程度が目安)
 

水やりのタイミングは気温や日照条件、風通しや湿度によっても異なるよ。曇りが続いていたり風通しの悪い場所で管理していたりすると、土がなかなか乾かないから注意。
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