ひと鉢置くだけで室内を明るくおしゃれな雰囲気にしてくれる観葉植物。 その多くが、少ない日光でも育てられる上、乾燥にも強くお手入れの手間がかからないのも魅力です。
そんな観葉植物ですが、長く育てているうちに「なんとなく元気がない…」という様子にお困りではありませんか?
そこで今回は、観葉植物の元気がないときに確認しておきたい3つのポイントをご紹介します。
観葉植物の元気がない時に確認すべき3つのこととは?
観葉植物の元気がないと、「そうだ、肥料を与えてみよう」と思われる方も多いのではないでしょうか?
しかし、観葉植物の元気がない時に安易に肥料を与えるのはお待ちください。
理由は、弱っている状態で肥料を与えた場合、逆に根を傷めて株を弱らせてしまうことも考えられるからです。
まずは、今回ご紹介するポイントをしっかりと確認した上で、元気がないそれぞれの原因に応じた対処法を導き出していきましょう。
観葉植物の元気がない時に確認すべきこと その①寒さに当たってない?
観葉植物の多くが熱帯地方が原産であるということです。そのため、本来は暖かく湿った場所を好むという共通点があります。
つまり、多くの観葉植物にとって日本の冬は高いハードルとなるでしょう。そして、人が快適と感じる空間であっても、植物にとっては「少し寒い」ことが多いのですね。
たとえば冬場の室内です。人が快適と感じる温度の目安は17度~28度程度といわれています。
しかし、多くの観葉植物は25度前後の時期にもっとも生長が旺盛になります。18度を下回ると徐々に生長が緩慢になるのですね。
▲デジタルだと見やすいのでおすすめ
そのため、生育のさかんな暖かい時期と比べると、冬場の観葉植物は株全体にハリ・ツヤが劣ることが多いです。
最低でも15度以下にならないようにすることで、できるだけ美しい姿を維持しつつ春を迎えることができるでしょう。
定番の観葉植物 それぞれの生育適温の目安
生育適温 | 好ましい湿度 | |
ポトス | 25度前後 | 70%以上 |
パキラ | 25度~30度程度 | 50%~70%程度 |
ゴムの木 | 25度~30度程度 | 50%~70%程度 |
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観葉植物の元気がない時に確認すべきこと その②水をやり過ぎていない?
まずはじめに、「大切に育てる=毎日きちんと水やり」ではありません。もちろん、植物によっては毎日の水やりが欠かせないものもあるでしょう。
しかし、多くの観葉植物の場合、比較的乾燥に強いという特徴があります。また、土が乾かないうちに次から次へと水を与えた場合、根が常に湿った状態になりますね。
必要以上の水やりは根が呼吸できずに腐って傷む「根腐れ」を引き起こします。根腐れを起こすとそのほとんどが弱ってダメになってしまいます。
観葉植物の水やりの基本は「土が乾いてからたっぷりと与える」です。ただ、時期によっても水やりの方法は変わります。
20度以上なら土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと。15度以下なら表土が乾いてさらに2~3日してからの水やりが目安になります。
水やりの失敗を防いで観葉植物の管理を楽にしてくれるアイテムも
とはいえ、「水やりのタイミングがイマイチ分からない」「できるだけ枯らさずに長く育てたい」という方も多いでしょう。
このような場合に重宝するのが水やりチェッカーです。(下写真)
スティック状のチェッカーを土に挿しておくだけで、土の乾き具合を測定し、水やりのタイミングを色でお知らせしてくれます。
「これだけは枯らしたくない…!」というお気に入りの一鉢に使うのもおすすめですよ。
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観葉植物の元気がない時に確認すべきこと その③直射日光に当たってない?
観葉植物の多くが室内の少ない日光でも育てられる「耐陰性」をもっています。
それが特に顕著なのが、ポトスやモンステラなどのサトイモ科の観葉植物です。サトイモ科の観葉植物の共通点として、直射日光で葉焼けを起こしやすいという特徴があります。
元々が、ジャングルの下草的な存在の観葉植物は、直射日光によりダメージを受けてしまうのですね。
▲高温・乾燥・強光により弱ったシンゴニウム(サトイモ科)
また、比較的日光を好むサンスベリアやゴムの木の仲間でも、室内からいきなり屋外の直射日光に当てた場合、急激な環境の変化に対応しきれず、葉の一部が焼け焦げたように変色します。
▲日当たりのよい場所へ移動する場合は少しずつ日光に慣らす
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観葉植物に適した置き場所ってどこ?
直射日光によりダメージを受けやすいのが高温期である夏場です。この時期は遮光ネットを利用するか、日陰へ移動させることで葉焼けを防ぎます。
目安としては、
- 春と秋、冬(25度未満)…基本は半日陰。15度以下ならできるだけ暖かく日当たりのよい場所に置く。
- 夏(25度以上)…基本は半日陰。ただ、30度以上になると葉焼けを起こしやすいので日陰へ移動するか遮光ネットを利用する。
▲ダイソーの遮光ネットを張った植物棚(屋外)
室内であれば基本はレースカーテン越しの窓際がベストでしょう。20度~30度未満であれば、屋外の半日陰へ移動すると生育がよくなるのでおすすめです。
ただし、移動する場合は少しずつ日光に慣らし葉焼けを防ぎます。
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まとめ
今回は、観葉植物の元気がないときに確認すべき3つのポイントをご紹介しました。
今回は、「寒さ」「水のやり過ぎ」「直射日光による葉焼け」の3つご紹介しましたが、これらの逆で、「30度以上の暑さ」「過度の乾燥」「光線不足」にもまた注意する必要があります。
- 30度以上の暑さ…蒸れに注意。水やりはできるだけ涼しい時間帯に済ませ、直射日光は避ける
- 過度の乾燥…あまりにも水が足りない状態が長く続くことで枯死に繋がる
- 光線不足…特に、観葉植物の生長が盛んになる暖かい時期に日光が不足すると徒長(とちょう)を起こしやすい
観葉植物の元気がない時に確認すべきポイント3つ
- 寒さに当たっていない?⇒多くの観葉植物は18度以下で生長が鈍る。10度以下になると徐々に弱ってしまうものも多い。15度以下になったら水やりを控え目にシフトし耐寒性を確保する。
- 水をやり過ぎていない?⇒土が乾かないうちに次から次へと水を足すと根腐れの原因になる。それぞれの植物に適した水やりのタイミングを事前に確認する。水やりチェッカーを活用すると管理が楽に。
- 直射日光に当てていない?⇒植物によっては直射日光で葉焼けを起こしやすい。特に耐陰性のある観葉植物はその傾向が強い。それぞれの植物に適した置き場所を再確認。
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