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観葉植物の鉢替えのタイミング【根詰まりのサインとは?】

多肉植物の鉢替え 観葉植物

観葉植物を育てる上で必要になってくるのが鉢替えです。植物は生長とともに大きく育ちますが、育っていくのは目に見える部分(地上部)だけではありません。

土の中の根っこもどんどん広がっていきます。鉢の中が根でいっぱいになることを「根詰まり」といいますね。

今回は、具体的にどのような症状が出始めたら鉢替えすべきかをくわしく解説します。

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。小原流華道初等科修了。現在は自宅で約100種類の多肉&観葉植物を栽培中。365日植物を観察しまくり、失敗と成功を繰り返す中で導き出した「初心者でも植物を枯らさないコツ」を発信中!

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観葉植物の鉢替えのタイミング【根詰まりのサインとは?】

鉢の中が根でいっぱいになったまま放置すると、根がスムーズに水分や養分を吸い上げられずに生育に影響を及ぼします。

また、土が古くなることで栄養不足や排水性の低下も考えられるため、根詰まりを解消するためだけでなく土を更新するためにも鉢替えが必要になります。

観葉植物 鉢替えのタイミング①鉢底から根っこが出ている

根詰まりしたモンステラの鉢底

鉢底から根がはみ出ているのは根詰まりの分かりやすい症状のひとつです。

上写真はモンステラという観葉植物の鉢底ですが、根が苦しそうにはみ出していますね。

これでは根が水分をスムーズに吸い上げられないだけでなく、鉢内部の水はけも悪くなって根が腐る「根腐れ」も引き起こす恐れがあります。

根腐れに発展してからでは株自体が弱ってしまうため、復活自体が難しくなってしまいます。そうなる前に、根詰まりに気付けたら鉢替えするのが望ましいです。

鉢替えは春から秋の暖かい時期におこなうが基本!

観葉植物の多くは熱帯地方が原産ですね。そのため、生育が旺盛なのは春から秋にかけての暖かい時期です。
鉢替えすることで植物は少なからずダメージを負います。そのため、寒さの厳しい時期に鉢替えした場合、そのまま弱ってしまうリスクが高いのです。
だからこそ、鉢替えする場合は生育が旺盛な暖かい時期におこなうのが基本になります。

観葉植物 鉢替えのタイミング②2年以上鉢替えしていない

鉢替えしないままの観葉植物

「購入してから一度も鉢替えしていない」「前回の鉢替えから2年以上たっている」

このような場合、鉢内の土が古くなり栄養不足に陥っていることも考えられます。また、土は経年によって団子状に固まり水はけが悪くなってきやすいです。

それぞれの観葉植物によっても異なりますが、2年以上植え替えていない場合、暖かい時期に鉢替えとともに土を更新してあげることも必要です。

室内で管理する場合は虫が湧きにくい土を利用すると清潔に管理できる!

観葉植物は室内での管理が基本になります。それは、冬越しが必要だからです。
熱帯地方が原産の多くの観葉植物は日本の冬の寒さで弱ってしまいます。
暖かい時期は屋外に置くことで生育をよくすることができますが、寒さが深まる時期には室内に移動させてあげなければ枯れてしまいます。
そのため、特に室内での管理が中心となる観葉植物には「室内向けの土」を使うことをおすすめします。
室内向けの土はコバエやキノコの原因となる堆肥(たいひ)を使っていないため、室内でも清潔な管理が可能です。
室内向けの土
ホームセンターでも購入できます

あわせて読みたい「虫が苦手な方必見!清潔で快適に観葉植物を楽しむコツ3つ」はこちら

観葉植物 鉢替えのタイミング③土に水分が浸み込むまで時間がかかる

「水やり後、水分が土に浸透するまでに時間がかかるようになった…」

このような場合、鉢内が根でいっぱいになっていることが考えられます。表面の土を2,3cmほどよけてみて、下写真のように根がびっしりと詰まっていれば根詰まりです。

根詰まりした観葉植物

これだけ根詰まりしていると、株の下の方の葉が変色してきたり、新しい葉が綺麗に開かなかったりといった症状が出始めます。

根腐れに発展する前に、早目にひとまわり大きめの鉢に鉢替えするのがおすすめです。

「ひとまわり大きめの鉢」って、どれくらい?何度も鉢替えするのは面倒だし一気に大きい鉢に植え替えてもいい?

・ひとまわり大きめ
⇒目安は今の鉢よりも直径プラス3cmほどの鉢

・いきなり大きな鉢に植え替えるのは避ける
⇒理由は水の管理が難しくなり根腐れを招くリスクが高まるから。株に対して大きすぎる鉢に植え替えた場合、吸収しきれずに残った水分が長く鉢内に停滞します。根が湿り続けることで懸念されるのが根腐れ。
水やりから一週間以上土が湿っていると根腐れする可能性が高くなります。

観葉植物 鉢替えのタイミング④葉が変形したり変色、落葉する

根詰まりによって葉先が変色

「以前よりも葉の色が悪い」「新しい葉が変形して綺麗に開かない」

このような場合も根詰まりの可能性が疑われます。特に、根詰まりを起こしやすい生長の早い観葉植物としてあげられるのが「カポック(シェフレラ)」や「ポトス」「オリヅルラン」などです。

日当たりのよい場所に置くことでよく育ち葉のツヤもよくなります。その分、根もよく広がるので根詰まりを起こしやすいです。

鉢底から根が出ていなければ鉢替えしなくても大丈夫?

「鉢底を確認したけど根っこは出ていない、鉢替えはまだ大丈夫かな」

しかし、鉢底から根が出ていなくても根詰まりしていることもあります。分からない場合は、一旦、そっと鉢から株を取り出して見ましょう。

「なかなか鉢から株が取り出せない」という場合は、鉢内にぎっしり根が詰まって根詰まりしていることが多いです。
取り出して見て、根詰まりしている様子がなければそのままそっと今の鉢に戻してあげればokです。

あわせて読みたい「観葉植物の葉が落ちる主な原因5つとは?それぞれの対処法を解説!」はこちら

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まとめ

パキラの鉢替え
パキラの鉢替え中!

今回は、観葉植物の鉢替えのタイミングについて詳しくご紹介しました。

根詰まりに気付いたのが冬場の場合、暖かくなるまで待つのが望ましいでしょう。植物にとって鉢替えは大きなストレスになります。人間でいうと手術のようなものですね。

できるだけ生育旺盛になる時期に鉢替えすることで、予後も順調に進みやすいです。

多くの観葉植物が苦手とする寒い時期は、生育が緩慢になりダメージを受けやすく、また、回復までに時間も要します。

とはいえ、「根詰まりがひどく枯れてしまいそう…」という場合は、できるだけ暖かい場所で根にあまり触れず素早く植え替えてあげるのが無難でしょう。

観葉植物の鉢替えのタイミング4つ

①鉢底から根っこがはみ出ている
②2年以上植え替えていない
③水分が土に浸透するまで時間を要する
④葉が変形したり変色、落葉する

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