クリスタルのように透き通る葉が美しいハオルチア。
繊細そうで儚い命…と思われがちですが、ハオルチアは環境さえ合えば10年以上生き続けられる高寿命な多肉植物です。
ただ、間違ったお手入れを続けていると1年も経たずに寿命が尽きてしまうこともあります…。
そこで今回は、ハオルチアをできるだけ長生きさせてあげたいという方に向け、ハオルチアの寿命と寿命を縮める間違ったお手入れを紹介します。
ハオルチアの寿命は10年以上。環境さえ合えば30年以上生き続ける
環境さえ合えば何十年と生き続けられる
ハオルチアは寿命の長い多肉植物で、環境さえ合えば10年以上は生きられます。
一般家庭であっても、うまく育てていけば30年以上育て続けることが可能です。
管理方法を間違えると1年も経たずに枯れてしまう
寿命の長いハオルチアですが、管理方法を間違えていると1年も経たずに枯れてしまいます。
ハオルチアの場合、セダムやエケベリアなど一般的な多肉植物と同じ感覚で管理していると寿命を縮めてしまう恐れがあります。
ハオルチアの寿命を縮める間違ったお手入れ3つ
ハオルチアを室内で育てる場合、以下3つのポイントは寿命を縮めてしまう原因になりえます。
窓を閉め切った室内に置きっぱなし
窓を閉め切った室内にハオルチアを置きっぱなしにしていると、湿気がこもりやすくなり、根腐れやカビ、病害虫の原因となります。
植物は適度な風を受けることで呼吸がスムーズになり、光合成が活発に行われます。
適度な風通しがあることで、根から水分を吸い上げる力が強くなり、結果として丈夫な株を保つことできます。
観葉植物用の土に植えている
ハオルチアを室内で育てる場合、一般的な観葉植物用の土や草花用の土では、保水性が高すぎて根が蒸れやすいです。
特に室内でハオルチアを育てる場合、風通しの面でどうしても制限されます。
ハオルチアを室内で育てるなら、排水性・通気性に優れる多肉植物やサボテン用の土を使うと失敗しにくいです。
鉢底穴が無い、水はけの悪い鉢を使っている
ハオルチアは過湿を嫌います。
鉢底に穴がないと、余分な水が鉢の底に溜まりやすくなり、根が常に湿った状態になることで根腐れを起こしやすくなります。
水はけの良い鉢だと、余分な水分が素早く排出されるため、根が十分な空気を得ることができます。
ハオルチアの寿命でよくある質問
花が終わったら枯れる?
ハオルチアは花が咲き終わったあとも枯れることは基本ありません。
ただ、花を放置していると種子を作ろうとする際に、株に大きな負担がかかります。
継続して葉を楽しみたいなら、花芽が伸びてきた段階で摘み取っておくのがおすすめです。
できるだけコンパクトに長生きさせたい…
ハオルチアをできるだけ大きくしたくないなら、水やりは必要最低限に抑えることが効果的です。
もちろん完全に水を与えないわけではなく、根が傷まないギリギリラインの水やりが必要になります。
土の表面が乾燥してさらに数日待ってから水を与えることで、過剰な成長を抑えることができます。
また、有機質な土(腐葉土や堆肥など)は肥料分が豊富なため、無機質な土(軽石や鹿沼土など)の割合を増やすことで成長を抑える効果があります。
ハオルチアの寿命は10年~30年以上!寿命を縮める間違ったお手入れとは?【まとめ】
- ハオルチアは環境さえ合えば、10年~30年以上生き続けられる寿命の長い多肉植物である
- ただし、環境が合わなかったり管理が間違っていると、1年も経たずに弱って寿命が尽きてしまう
- ハオルチアを室内で育てる場合、寿命を縮める間違ったお手入れには、「窓を閉め切る」「保水性の高すぎる土に植える」「底穴のない鉢を使う」などがある