多肉植物はその個性的な形状や可愛らしい姿で、世界中の植物愛好家たちを魅了しています。
しかし、中には「気持ち悪い…」と感じてしまうような不思議な多肉植物も存在します。
そこで今回は、これまでに筆者が出会った気持ち悪い多肉植物たちを紹介。その姿から感じる不気味さに隠された魅力に迫ってみたいと思います。
気持ち悪いのに人気急上昇中の多肉植物たちはコレだ!
ではさっそく、筆者が最近遭遇した気持ち悪い多肉植物たちを紹介します。
気持ち悪いのに人気急上昇中の多肉植物①ヒモサボテン
ある園芸店で見かけたヒモサボテンは、葉の形状が普通の多肉植物とは異なる、這い回るような姿が特徴でした。
まるで巨大なミミズや蛇が這っているような不気味さ…。
ただ、これだけインパクトがあるので、ひと鉢置くだけでかなりの存在感を放ちます。
天井から吊るせば空間を利用してそのユニークな姿が楽しめますよ。
ヒモサボテンは室内でも育てやすい多肉植物だよ。最初は気持ち悪いけど、お世話してるといつの間にか愛着がわく不思議な植物。「ねこのしっぽ」とも呼ばれている。乾燥に強いから手がかからないのも人気のヒミツ!
気持ち悪いのに人気急上昇中の多肉植物②リトープス
まるで脳みそのような見た目の不思議な多肉植物・リトープス。
インパクトの強い見た目はもちろんですが、リトープスの気持ち悪さは何といっても「脱皮」にあります。
リトープスは一年に一度、春先に古い皮(葉)を脱いで新しい葉を展開させます。
その姿はまさに爬虫類の脱皮…!気持ち悪さマックスです。
筆者も最初は「なにこれキモっ!」ってなった。でも今ではリト沼にハマりつつある。コロコロとした見た目と不思議な生態に目が離せない!
気持ち悪いのに人気急上昇中の多肉植物③コノフィツム
リトープスと同じ仲間のコノフィツム。
よく見てください。唇に見えませんか…?
しかもピンクのリップ塗ってる…。気持ち悪いというかホラーです。
でも花を咲かせると…?
めっちゃ可愛い…。
ちなみにコノフィツムも一年に一回、脱皮します。正直、日々の変化が気になり過ぎて目が離せません…。
なぜ今、気持ち悪い多肉植物の人気が高まっているの?
決して可愛いとはいえない気持ち悪い見た目の個性的すぎる多肉たち。その人気の理由を探ってみました。
個性的な見た目。見てて飽きない
気持ち悪い多肉植物は見てて飽きません。いちいちギョッとします。
その形状や色合いは非常にユニークです。独特な見た目が多くの人々の注目を集め、人気を博しています。
意外に豊富な品種。集めたくなっちゃう
多肉植物は意外にも種類豊富です。
たとえばリトープスは意外にも種類豊富で寄せ植えにするとカラフル。愛好家が多いことも納得です。
可愛らしい花を咲かせる。ギャップ萌え
リトープスやヒモサボテンなど、多肉植物は意外にもとっても可愛らしい花を咲かせてくれます。
普段の気持ち悪い姿と超キュートなお花。まさにギャップ萌えなのです。
花を咲かせるためには日当たりの良い場所で育てることが必要。室内なら南~東向きの窓際に飾ると丈夫に育つよ。生長がゆっくりな多肉植物は寿命の長い植物としても知られるよ。
他の多肉植物との比較
多肉植物の魅力を楽しむためには、他の多肉植物と比較することが重要です。さまざまな種類の多肉植物が存在し、それぞれに特徴や魅力があります。
エケベリア vs セダム vs ハオルチア
エケベリア、セダム、ハオルチアは、代表的な多肉植物の種類です。それぞれに個性的な姿や特徴があります。
- エケベリア…ロゼット状に広がる花のような姿が美しい多肉。品種豊富で増やすことも比較的容易
▲エケベリア
- セダム…エケベリアに比べると暑さと寒さに強い品種が多い。プクプクとした見た目が可愛らしい
▲セダム
- ハオルチア…軟葉系と硬葉系に分けられる。特に葉先が透明に透ける軟葉系は、クリスタルプランツとも呼ばれ高い人気を誇る
▲ハオルチア(軟葉系)
アガベ vs アロエ vs カランコエ
▲アガベ
アガベ、アロエ、カランコエは夏型の多肉植物の一部です。これらの種類は、寒さに弱く、冬の間は室内で管理する必要があります。
- アガベ…大きな葉が特徴であり、園芸目的だけでなく、観葉植物としても人気
- アロエ…独特な形状と葉の模様が魅力であり、薬用としても利用される
- カランコエ…品種豊富で花が咲き、カラフルかつ美しい
コノフィツム vs リトープス vs アエオニウム
▲アエオニウム
コノフィツム、リトープス、アエオニウムは、冬型の多肉植物です。これらの種類は、夏に休眠し、水分を控えめに管理する必要があります。
- コノフィツム…小さな葉が特徴的であり、観葉植物としても人気
- リトープス…独特な外観であり、育てるのが難しいとされていますが、その珍しさから人気がある
- アエオニウム…葉が密集し、まるで花のような姿が魅力的
多肉植物の魅力ってなに?
多肉植物は特徴的な形状や触感で非常に個性豊かです。
新しい種類の多肉植物に出会うことで、「まるで貴重品を見つけたようなワクワク感」を感じることもあります。
多肉植物は個性豊か。ユニークな形状ものも多い
多肉植物はプクプクとした見た目や触感が可愛らしいものだけではありません。
ごつごつとした無骨なフォルムの魅力的なもの、トゲトゲがクールでカッコいいものまで、多様です。
なんでこんな形してるんだろう?と不思議になるものも多い多肉。日々の観察が日課になるよ。
多肉植物は増やすのも比較的簡単
初心者でも手軽に育てることができる多肉植物は、葉の一枚からでも簡単に増やすことができます。
水やりの頻度も比較的少ないのでお手入れも簡単です。
また、秋になると紅葉によって葉の色が変化し、季節の移り変わりを感じることもできる。リトープスやコノフィツムだと脱皮までして楽しませてくれる!
多肉植物は「春秋型」「夏型」「冬型」に分けられる
多肉植物は成長期と休眠期の2つの期間を持っています。
具体的には、春と秋の「春秋型」、冬の「夏型」、夏の「冬型」というように、活動をゆるめる休眠期があります。
多肉植物は初心者でも手軽に育てることができるよ。それぞれの生育パターンを理解し、適切なお手入れを行うことが重要。多肉たちを通して、季節の移り変わりや植物の成長を感じられるのも良い。
よくある質問
Q1. 多肉植物の魅力は何ですか?
A1. 多肉植物の魅力はその特徴的な形状や触感、簡単なお手入れなどにあります。また、新たな種類の多肉植物に出会う楽しさも魅力のひとつです。
Q2. 多肉植物の育て方は難しいですか?
A2. 初心者でも簡単に育てられる多肉植物は、水やりの頻度が少なく、葉の一枚からでも増やすことができます。お手入れも比較的簡単です。
まとめ
多肉植物の中には、今回紹介したような気持ち悪さを感じる種類も存在します。
例えば、ヒモサボテンの這い回るような形状や、脱皮するリトープスやコノフィツムなどです。
しかし、その気持ち悪さにも理由があります。
自分に合った多肉植物を見つけて、気持ち悪さすら楽しみながら育ててみてはいかがでしょうか?