リトープスは花が咲くと聞いたけどいつまで経っても花が咲かない…。
リトープスに花が咲かない原因と対処法があるなら教えて。
今回はこのようなリトープスに関するこのようなお悩みにお答えします。
この記事を読めば、
- リトープスの花が咲かない時の主な原因
- リトープスの花が咲かない時に押さえておくべきポイント3つ
- リトープスの花が咲く時期、花後のケアについて
- 花を咲かせたい時のリトープスの置き場所
が分かるよ!
リトープスの花が咲かない時の主な原因
リトープスの花が咲かない時に考えられる原因は以下の通りです。
リトープスの花が咲かない原因①光線不足で株が充実しきれていない
リトープスは夏の直射日光以外はできるだけ明るい場所に置くのとが望ましいです。
日当たりの悪い場所に置き続けていると徒長を起こし、花が咲かないどころか株自体も弱々しくなります。
観葉植物と違って耐陰性がほとんど無いため、室内なら南向きの窓際に置くのがベストです。
リトープスの花が咲かない原因②株が弱っている
暑さや蒸れなどで株が弱っている場合は花が咲かないこともあります。
また、極端な暑さや寒さに晒される時期も花は咲きません。
リトープスの花が咲かない原因③開花時期ではない
リトープスの開花時期は品種によって異なりますが、多くは10月~1月頃です。
通常、リトープスは秋頃に花を咲かせ、翌年の梅雨までに脱皮(古い葉を脱ぎ捨て新しい葉を出す)します。
そのため、2月~9月は花が咲かないことが多いです。
リトープスの花が咲かない時に押さえておくべきポイント3つ
リトープスの花が咲かない時に押さえておくべきポイントは以下3つです。
リトープスの花が咲かない時に押さえておくべきポイント①日光の確保
リトープスは日光が不足するとなかなか株が充実しません。
花を咲かせて可愛い姿を保ちたいなら日光は不可欠です。
日当たりの良い場所が確保できないという場合、植物育成LEDライトを使うという選択肢もあります。
リトープスの花が咲かない時に押さえておくべきポイント②風通しの確保
リトープスは高温多湿を嫌う植物です。
風通しの良い場所に置くことで光合成が盛んになり、根腐れやカビの発生リスクも抑えることができます。
特に室内管理の場合は風通しが悪くなりがちです。サーキュレーターを使って一か所に溜まりがちな湿気を循環させてやります。
☆★サーキュレーターの置き方について詳しくはこちら↓↓
リトープスの花が咲かない時に押さえておくべきポイント③焦らず待つ
リトープスは生長がかなりゆっくりな植物です。
1年に1回の脱皮を繰り返しながら少しずつ少しずつ大きくなっていきます。
花が咲かないからといって、焦って頻繁に場所を変えたり、水分や肥料分を与え過ぎたりするのは良くありません。
環境さえ整えてやればあとはほとんど放置で大丈夫。逆に水を遣りすぎるとあっという間に根が傷んで跡形もなく溶けてしまうよ。とにかく生長がゆっくりなリトープス。焦らずのんびり見守ろう。
リトープスの花が咲く時期は?花後のケアについて
リトープスの花が咲くのは品種によっても異なりますが、秋から冬にかけての時期(10月~1月頃)です。
リトープスは10月~1月頃に葉の割れ目から花芽を出す
リトープスは1年に1回、秋~冬にかけて花を咲かせます。
開花時期は品種にもよりますが、だいたい10月~1月頃に葉の割れ目から蕾を出して花を付けます。
リトープスの花は白、黄色、オレンジ、ピンクなどさまざま
リトープスの花の色は白、黄色、オレンジ、ピンクなどさまざまです。
とてもカラフルでマーガレットに似た可愛らしい花を咲かせてくれます。
花が咲いた後は花がらを摘み、株が傷むのを防ぐ
花が咲いた後、花芽がカラカラに乾いたらそっと花芽を摘みます。
そのままにしておくと枯れた花芽が新しい葉にくっついて、株にシミが残ったり葉を傷ませたりする恐れがあるからです。
花が咲き終わったら種の入った袋ができる
リトープスの花が咲き終わったら種の入った袋ができるはずです。完全に枯れてカラカラに乾いたら袋を外します。
種を蒔けばリトープスを増やすことが可能です。
リトープスの花を咲かせたい時の置き場所
リトープスの花を咲かせたいなら日光と風通しを確保できる場所に置く必要があります。
屋外なら雨ざらしにならない軒下、夏は直射日光を避けた半日陰。0度以下なら室内へ
- 雨ざらしにならない軒下、半日陰(日光に慣れたら日向)
- 25度以上になってきたら直射日光を避けた半日陰~日陰、または遮光ネットを使う
- 0度以下なら室内に避難。南向きの窓際に置いて徒長を防ぐ
リトープスの主な原産地である南アフリカは、日本に比べると一年を通して寒暖の差が少なく穏やか。寒暖の差が激しい日本の気候は、リトープスにとってかなりのストレスなんだ。
室内なら南~東向きの窓際に置いて十分な日当たり、風通しを確保
- 室内であれば南向きの窓際、できるだけ風通し良く管理する必要あり
- 風通しが悪いと土がなかなか乾かず、根が傷みやすいため要注意
室内の場合、日当たりや風通しがイマイチだとあっという間に徒長を起こして株が弱ってしまいます。
徒長を起こすと株自体が弱り、花が咲かないどころか見た目も伸びすぎてだらしない印象になってしまいます。
窓を閉め切る時期はサーキュレーターをまわしっぱなしにするのがおすすめ。徒長した状態で蒸れるとあっという間に弱って溶けてしまうことが多いよ。
まとめ
- リトープスの花が咲かない主な原因は「日光不足」「株が弱っている」「開花時期(10月~1月頃)ではない」など
- リトープスの花が咲かない時は株を充実させるため「日光の確保」「風通しの確保」が必要。ただ、リトープスは生育がゆっくりなため気長に待つことも必要
- 屋外なら雨ざらしにならない軒下、夏は日陰or室内、冬(0度以下)なら室内に置くのがおすすめ
- 本来は一年を通して寒暖の差の少ない穏やかな気候を好む。そのため日本の気候はリトープスには合わない。一年を通して寒暖の差の少ない環境が好ましい
- とはいえ、室内管理の場合はどうしても日光不足・風通しの悪さによる蒸れを起こしやすいため注意