
ルビーネックレスの粒が細長くなっちゃった。。
ルビーネックレスを長く育てている方の中には、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
購入時のぷっくりした丸みのある葉から、ひょろっとした細長い葉に変わってきてしまった。
今回はこのようなお悩みをお持ちの方へ、ルビーネックレスを丸くするコツを紹介します。
ルビーネックレスの葉が細長くなる原因
ルビーネックレスは本来、コロンとした丸みのある葉をつける多肉植物です。
ところが、育てているうちに葉が細長くなってしまうことがあります。これは環境や管理方法が影響している場合が多いです。
光不足
ルビーネックレスは日光を好みます。光が不足すると茎がひょろひょろと徒長し、葉も細長くなってしまいます。
特に室内管理では日当たりが足りないことが多いため、南向きの窓辺やベランダに置いたり、必要に応じて植物育成ライトを使いましょう。
水の与えすぎ
多肉植物は乾燥に強い反面、多湿に弱い特徴があります。
水を与えすぎると根が弱り、養分や水分をうまく吸収できず、葉がスリムになってしまうことも。土がしっかり乾いてから与えるのが基本です。
肥料不足
成長期(春と秋)に養分が不足していると、葉が大きく育たず、細長く頼りない姿になります。
多肉植物専用の肥料を、薄めて1〜2か月に1回程度与えるとぷっくりした葉がつきやすくなります。
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古い葉は長細くなりがち
ルビーネックレスの葉は、時間の経過とともにどうしても長細くなりがちです。
ぷっくりとした丸い葉を楽しみたい場合は、定期的に剪定してぷっくりとした新しい丸い葉が出てくるようにする必要があります。
剪定に適しているのは生育期の少し前です。

丸みのある可愛い粒を保つためにはときどきカットするのがいいんだね。
▶ルビーネックレスの増やし方!挿し木で簡単に増やす方法を画像で解説
丸くしたいときにやってはいけないNG管理
ルビーネックレスを丸くしたいからといって、間違った管理をすると逆効果になってしまうことがあります。
ここでは避けたいポイントを紹介します。
生育期以外に切り戻す
剪定のタイミングを誤ると株に負担がかかり、新しい丸い葉が出にくくなります。
真冬や真夏の極端な時期は避け、春や秋の生育期に切り戻しましょう。
真夏の直射日光で剪定する
真夏の強い直射日光の下で剪定すると、弱った茎が傷みやすくなります。
夏は明るい日陰で管理し、剪定は気温が安定した時期に行うのが安心です。
水を与えすぎる
「元気に育てたい!」と思って頻繁に水やりすると、根腐れや徒長の原因になります。
丸い葉を保つには、あくまで乾燥気味に管理することが大切です。
ルビーネックレスを丸くしたいときは切り戻ししてみる
細長くなってしまったルビーネックレス。
すでに細長くなった葉を丸く戻すことはできませんが、ちょっとした作業で丸みのある葉を取り戻すこともできます。
春に切り戻す
では、実際にルビーネックレスをカットしてみましょう。今回は、上写真のルビーネックレスを使います。
元気に茂っていますが、よく見ると葉が細長くなって少々見た目が残念です。丸くしたい場合は切り戻しが効果的です。
今回、生育が旺盛になる秋の始め頃に、根元の葉を5~6枚ほど残してそこから下をカットしました。
うまくいけば剪定から1か月ほどで丸い葉が出てくる
剪定から約1か月が経過したルビーネックレスです。カットした部分から脇芽が出て丸い葉が出てきました。(下写真)
このように、ルビーネックレスの葉を丸くしたい場合、今ある葉を丸くすることはできませんが、適期に切り戻すことで新しい丸みのある葉が出てきますよ。
失敗を防ぐコツは「適期におこなうこと」に尽きます。
おすすめは春先か秋口。最高気温が15度以上になり始めたくらいのタイミングがよいでしょう。

挿し木を成功させるコツはズバリ、適期におこなうこと!
▶ルビーネックレスが細長くなる原因は?粒の形が崩れた時の対処法
カットした茎は挿し木で増やすこともできる!
カットした茎は挿し木で増やすこともできますよ。乾いた土にピンセットで差し込み、10日ほどしてから水を与えます。(下写真)

土に挿して約4か月経過したのが下写真です。
丸みのあるぷっくりとした新しい葉が沢山出てきました。
▶ルビーネックレスの増やし方!挿し木で簡単に増やす方法を画像で解説
ルビーネックレスが丸くなる仕組みは?
ルビーネックレスの葉がぷっくりと丸く育つためには、適切な環境条件が不可欠です。
十分な日光
ルビーネックレスは日光を好む多肉植物です。適切な光を確保することで、葉が丸みを帯びて健康的に育ちます。
- 強い光が必要 直射日光にある程度耐性がありますが、強すぎる日差しは葉焼けを引き起こす可能性があります。そのため、 春や秋は直射日光の当たる場所、夏は明るい日陰や室内の窓辺に移動させましょう。
- 光不足は要注意 光が不足すると、茎が間延びしてしまい、葉が細長くなる原因に。室内で育てる場合は、育成ライトの利用を検討しましょう。
▶ルビーネックレスの耐寒性はどのくらい?冬越しのポイント3つ
乾燥気味に管理
多肉植物であるルビーネックレスは、過剰な水分に弱い反面、乾燥にはある程度強い性質があります。
- 水を与えるタイミング 土が完全に乾燥してから水をたっぷり与えましょう。葉がシワっぽくなり始めたら、軽く水切れしているサインです。
- 過湿に注意 根腐れを防ぐため、鉢底に排水性の良い穴が開いているものを使用し、水はけの良い土を選びましょう。
肥料の影響
栄養が不足すると、葉が成長しにくくなるだけでなく、茎が間延びして形が崩れます。
- 適度な施肥 成長期(春から秋)には、多肉植物専用の液体肥料を1〜2か月に1回与えると効果的です。ただし、濃度を薄めて与えることが大切です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 細長くなった葉を丸く戻すことはできますか?
A. 一度細長くなった葉は丸く戻りません。ただし切り戻しを行えば、新芽はぷっくり丸く育つ可能性が高いです。
Q2. 室内だけで育てても葉は丸くなりますか?
A. 室内でも南向き窓や植物育成ライトを使えば可能です。光不足だとどうしても細長くなりやすいです。
Q3. 水やりの目安はどのくらいですか?
A. 土が完全に乾いてから与えるのが基本です。乾燥気味に管理した方がぷっくりした葉になります。
Q4. ルビーネックレスが赤くならず緑のままなのはなぜ?
A. 日照不足や高温が原因です。寒暖差のある秋〜冬に十分な光を当てると赤紫色に色づきやすいです。
Q5. 肥料は必要ですか?
A. 与えすぎると徒長しやすいので注意。春と秋の成長期に緩効性肥料を少量で十分です。
Q6. 切り戻しのベストな時期はいつ?
A. 春か秋がおすすめです。真夏や真冬は株が弱りやすいので避けましょう。
Q7. 切り戻した茎は捨てずに使えますか?
A. 挿し木に利用できます。数日乾かしてから乾いた土に挿すと発根しやすいです。
Q8. 葉がしわしわになってきたのは枯れる前兆ですか?
A. 水切れのサインです。土が乾いていたらたっぷり与えてください。回復することが多いです。
Q9. 根詰まりするとどうなりますか?
A. 葉が細くなったり色が悪くなります。鉢底から根が出ていたら一回り大きな鉢に植え替えましょう。
Q10. 夏の直射日光でも大丈夫ですか?
A. 真夏の直射日光は葉焼けの原因になります。遮光ネットやレースカーテン越しに管理すると安心です。
まとめ
今回は、ルビーネックレスの葉を丸くしたい場合の対処法をご紹介しました。
生育旺盛なルビーネックレスは、時期さえ間違わなければ切り戻してもそこからまたどんどん新しい葉を展開させてくれます。
真夏以外はできるだけ日当たりのよく風通しのよい場所に置いてあげることで、プリっとしたかわいい丸みのある葉が出てきますよ。とっても簡単なのでお試しくださいね。
ルビーネックレスを丸くしたいときにすべきこと
- 春から秋頃に伸びすぎた茎をカットする⇒新しい葉が出てくるのを待つ
※カットした茎は挿し木で発根させ増やすこともできる!
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