ハオルチアの葉っぱがなんとなく黄色っぽい。。
ハオルチアを育てている方の中には、このような葉の変色にお悩みの方も多いのではないでしょうか?
葉が変色すると、そのまま枯れてしまうのではないか…と不安になりますよね。
そこで今回は、ハオルチアが黄色っぽくなるときによくある原因とその対処法についてまとめてみました。
ハオルチアが黄色くなるときによくある原因
ハオルチアの葉が黄色くなるときによくある原因には、以下のようなものがあります。
過剰な水やり
ハオルチアが黄色くなるときによくある原因の一つが、過剰な水やりによるものです。
多肉植物は水を蓄える性質があるため、必要以上に水を与えると根腐れを起こし、結果として葉が黄色くなります。
保水性の高すぎる土
保水性の高すぎる土(草花用や観葉植物用の土)を使用していると、根が蒸れて根腐れの原因になります。
ハオルチアは水はけの良い土が不可欠。市販の土なら、多肉植物やさぼてん用の土を使うことで、根の通気性を確保できます。
光線不足
ハオルチアは耐陰性があるとはいえ、あまりにも光が不足すると葉が黄色くなることがあります。
特に室内の場合、窓から遠く離れた壁際や部屋の隅だと、この問題が生じやすいです。
極端な寒さ、暑さ
ハオルチアは極端な暑さや寒さが苦手です。5℃以下の低温や、35℃を超える高温が続くと葉が変色します。
特に冬場の寒さや夏場の高温多湿は大きなストレスとなり、葉の変色を引き起こすことが多いです。
1~2年以上植え替えていない
1年~2年以上植え替えないままだと、根詰まりを起こすことが多いです。
また、土は経年によって粒が崩れ、団子状に固まることで根が傷みやすくもなります。
肥料のやりすぎ
ハオルチアは肥料を与えずとも問題なく育つことがほとんどです。
過剰に肥料を与えると、肥料焼けを起こして葉が黄色くなることがあります。
特に化学肥料を使いすぎると、土壌の塩分濃度が高くなり、根がダメージを受けることがあります。
ハオルチアが黄色くなったときの対処法
ハオルチアが黄色くなった場合、原因に応じた適切な対処法を施すことで、植物を健康な状態に戻すことができます。
適切な水やりを心がける
過剰な水やりが原因の場合、まずは水やりの頻度を見直しましょう。
- 水を与えるタイミング:土の表面が完全に乾いてから水を与えることが基本です。特に冬は休眠期に入るため、月に1回程度の水やりで十分です。夏場も過度に水を与えないよう注意が必要です。
- 鉢底の水はけを確保する:水が鉢底に溜まらないよう、底に穴のある鉢を使用し、また水はけの良い土壌を選びましょう。
適切な土を使用する
水はけの悪い土を使用している場合は、土の見直しが必要です。
- 水はけの良い土を選ぶ:市販の多肉植物用の土や、自作する場合は砂や軽石を混ぜた土壌を使用することが推奨されます。
- 鉢の選択:水がこもりにくいテラコッタ鉢や、プラスチック鉢の底に穴が開いているものを使用することで、過剰な水分を排出できます。
光の調整を行う
光が不足している場合は、ハオルチアを置く場所を見直しましょう。
- 明るい間接光のある場所に置く:直射日光は避けつつ、十分な明るさのある場所にハオルチアを移動させます。特に室内で育てている場合、窓際や光の多い場所に置くことが理想です。
- LEDライトの活用:もし室内に適切な光源がない場合は、多肉植物用のLEDライトを使うことで光を補うことができます。
温度管理を徹底する
寒暖差や極端な温度が原因の場合、適切な温度管理が必要です。
- 冬の寒さ対策:ハオルチアは寒さに弱いため、冬場は5℃以上の温度を保つようにします。室内の暖かい場所に移動させたり、断熱材を使用して温度を一定に保つことが重要です。
- 夏場の暑さ対策:夏は高温多湿を避け、風通しの良い場所に移動させます。また、直射日光が当たらないよう、日陰や半日陰の場所に置くことで植物の負担を軽減できます。
肥料の使用を控える
肥料の過剰使用が原因で黄色くなっている場合、肥料の使用を一時的に控えます。
- 肥料の適切な使い方:多肉植物には少量の肥料で十分です。成長期の春と秋に少量の緩効性肥料を与えることで、過剰な栄養供給を避けることができます。
- 土を交換する:過剰な肥料が原因で土壌がダメージを受けている場合は、植物を植え替えて新しい土に交換するのも効果的です。
根詰まりを解消する
長期間同じ鉢で育てている場合、根詰まりが原因で黄色くなることがあります。この場合、次の手順で対処します。
- 植え替えを行う:2~3年に一度はハオルチアを一回り大きな鉢に植え替え、根が十分に成長できる環境を整えましょう。
- 古い根を剪定する:植え替えの際には、傷んだ根や長くなりすぎた根を剪定しておくと、植物の健康が保たれやすくなります。
ハオルチアが黄色くなる?原因と対処法【まとめ】
ハオルチアが黄色くなる場合、過剰な水やりや光不足、温度ストレス、肥料の過剰使用などが考えられます。
ただ、適切に対処法することで、もとの元気な状態に戻すことも可能です。
ハオルチアの黄色い葉が見られたときも、落ち着いて原因を見極め、正しいケアを施すことで、美しい姿を取り戻せるでしょう。
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