エケベリアの寿命をご存じですか?
一般的な草花と違い、エケベリアは花が咲いた後も長く育て続けることができます。
ただ、管理方法を間違えると1年も経たずに枯れてしまうこともあるんです…。
そこで今回は、エケベリアの寿命と長生きのコツ、よくある失敗についてまとめてみました。
エケベリアの寿命は長い。環境さえ合えば10年~30年以上生き続ける
エケベリアは寿命が非常に長く、環境条件さえ整っていれば、10年以上生き続けられます。
管理が上手だと30年以上生き続けることも可能です。
開花後も生き続けるが、株の負担を減らすなら花芽は摘み取っておく
エケベリアは春に花を咲かせますが、花後も株は枯れずにそのまま育て続けられます。
ただ、花芽をそのままにしていると、種子を作ろうとすることで株に大きな負担がかかります。
継続して葉を楽しみたいなら、花芽は開花前に摘み取っておくのがおすすめです。
エケベリアの寿命を縮めてしまう!初心者がやりがちな失敗はこの3つ
窓から遠く離れた室内に置きっぱなし
エケベリアは観葉植物と違い、耐陰性がほぼありません。
日当たりが悪いと、茎ばかりが光の方向に向かってひょろひょろと間延びします。
光線不足が続くと樹形が崩れるだけでなく、株自体も弱って徐々に葉が落ち枯れてしまいます。
土の表面が乾いたらすぐ水を与える
エケベリアの場合、土の表面が乾いてすぐに水やりするのは早すぎます。
生育が盛んな春・秋であれば、少しくらい水をあげすぎても、その分根が吸収してくれることも多いです。
ただ、生育の鈍る梅雨~夏、冬場に水を与えすぎると根が蒸れて傷み、寿命を縮めてしまいます。
底穴の開いていない容器に植える
エケベリアを底穴の開いていない容器や鉢に植えていると、根が蒸れて根腐れを起こすリスクが高まります。
底穴がないと容器内に余分な水分が溜まり続けるため、根が腐りやすくなります。
エケベリアを長生きさせたいなら、底穴の開いている容器や鉢を使うのが最低条件です。
エケベリアを長生きさせるコツ
気温が許す限りは屋外で管理するのがベスト!
エケベリアを長生きさせたいなら、気温が許す限りは屋外で管理するのが理想です。
直接雨の当たらない軒下やベランダなどに置きましょう。冬、0度以下になるようなら室内へ移動します。
室内の場合は、日当たり・風通しの良い南~東向きの窓際に置くのがマストです。
梅雨~夏、冬は断水気味に管理して根腐れを防ぐ!
- 5度以下…基本断水。屋外管理の場合、0度以下なら室内へ移動すると安心。移動が難しい場合は不織布をかけて霜対策しておく
- 30度以上…土が中心部まで乾いてさらに3日ほど経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量の水を与える。時間帯は夜間
エケベリアは高温多湿で寿命を縮めがちです。また、霜や雪に当てるのも良くありません。
極端な暑さや寒さに晒される時期は、断水気味に管理することで樹液濃度を高め、ストレスに耐える力を高めることができます。
2年に1回の植え替えで土を更新、根を健康に保つ!
鉢底から根がはみ出ていなくても、前回の植え替えから2年以上経っているなら、新しい土に交換しましょう。
劣化した土は水はけが悪く、根が呼吸できなくなるため根腐れを招きやすいです。
エケベリアを2年以上植え替えないまま放置していると、根が蒸れて株の寿命を縮める原因になります。
どんなに水はけの良い土も、時間とともに粒が崩れて団子状に固まっていく…
エケベリアの寿命を縮めてしまう!初心者がやりがちな失敗はこの3つ【まとめ】
- エケベリアは環境さえ合えば10年~30年以上生き続けられる高寿命な植物である
- エケベリアの寿命を縮めるよくある原因3つは、「窓から遠く離れた場所に放置」「土の表面が乾いたらすぐ水やり」「底穴の開いていない容器に植える」
- エケベリアを長生きさせたいなら、「気温が許す限りは屋外管理」「梅雨~夏、冬は断水気味に管理」「2年に1回の植え替え」が大事