クリスタルのように透き通った葉が綺麗なハオルチア。
初心者でも簡単に育てられるといわれるハオルチアですが、一般的な多肉植物と同じように管理していると難しい…と感じてしまうことも多いんです。
そこで今回は、ハオルチアを育てるうえでよくある失敗の原因3つと、管理が難しいといわれる夏場の注意点を解説します。
コツさえつかめば初心者でも簡単に長く楽しめるのがハオルチアです(*^^*)
ハオルチアは難しい?よくある失敗の原因は3つ
5度以下の寒さに当てる
ハオルチアはエケベリアやセダムほど寒さに強くありません。
耐えられるのは5度程度までで、寒さに当たり続けていると根が傷んで葉がへこみ、ミイラのような見た目になります。
ハオルチアを屋外で管理している場合、冬は室内へ移動するのが一般的です。
直射日光に当てる
エケベリアやセダムなどのメジャーな多肉植物に比べて、ハオルチアはあまり強い光を好みません。
特に夏の直射日光は要注意。高温時の強光は葉を傷める原因になります。
強光によって葉が焼けると、葉の色が白っぽく変色して元に戻りません。
窓から離れた壁際や部屋の隅に置く
ハオルチアは耐陰性があるため、室内でも育てることができる観葉植物として人気があります。
とはいえ、あまりにも日光が足りないと葉や茎ばかりが縦に伸びてひょろひょろに形が崩れてしまいます。
室内管理なら、明るく風通しの良い南~東向きの窓際に置くのが基本です。
ハオルチアの管理が難しいのは梅雨~夏。蒸れによる根腐れに注意
ハオルチアは高温多湿が苦手
ハオルチアは高温多湿が苦手なため、梅雨~夏は調子を崩しやすいです。
生育が盛んな春と同じ頻度で水やりしていると、梅雨~夏に根が腐って全体がブヨブヨに傷んでしまうことがよくあります。
夏は根腐れに要注意。30度以上なら室内管理がおすすめ
ハオルチアの生育適温は20度~25度くらいです。
高温に晒されると生育が鈍るため、屋外管理の場合は30度を超えてきたら室内へ移動するのがおすすめです。
ただし、窓を閉め切ったうす暗い場所は×。明るく風通しの良い窓際に置きます。
夏場の失敗例
上写真は7月下旬にジュレてしまったハオルチアです。
葉に触れるとボロボロと葉が落ち、株元は茶色っぽく傷んでジュレ状に腐ってしまいました。
このように、ハオルチアは夏の暑さと蒸れに晒されると株が傷みやすいです。
熱帯夜が続く時期は要注意…
ハオルチアは難しい?よくある失敗の原因3つと夏場の注意点【まとめ】
- ハオルチアは管理が難しいと思われがちだが、コツさえつかめば初心者でも長く育てられる
- ハオルチアの場合、エケベリアやセダムなど一般的な多肉植物と同じように管理していると、夏や冬のタイミングで失敗しやすい
- ハオルチアをダメにしてしまう時によくある原因には、「5度以下の寒さに当てる」「直射日光に当てる」「窓から離れた場所に置く(光と風が足りない)」の3つ
- 初心者がハオルチアを育てるときに失敗しやすいのが夏越し。高温多湿を嫌うため、熱帯夜が続く時期はエアコンの効いた室内へ移動するのがおすすめ