サボテンを買ってきたけど鉢底に穴が開いてない…このまま育てて大丈夫かな?
気に入った鉢が見つかったけど底穴が開いていない。サボテンに使いたいけど、やめた方がいい?
サボテンを育てる上で、置き場所や水やりと同じくらい重要なのが鉢選びです。
なかには、底穴のない鉢に植えられ販売されているケースもあります。
サボテンは蒸れを嫌うため、底穴のない鉢に植えられている場合は管理に注意が必要なんです…!
そこで今回は、サボテンは底穴のない鉢でも育つのか?底穴のない鉢に植えられている場合の対処法、サボテンに適した鉢などについて解説します。
この記事を読めば、
- サボテンは底に穴のない鉢でも育つ?
- 買ってきたサボテンの鉢に穴がない場合の管理方法
- サボテンを長持ちさせるための鉢の選び方
- サボテンに適したおすすめの鉢植え
が分かるよ!
サボテンは底に穴のない鉢でも育つ?
サボテンは底穴のない鉢だと根を傷めやすい
サボテンは底穴のない鉢でも育てられないわけではありません。
ただ、サボテンは底穴がないと根が腐りやすく、結果、根腐れを起こすリスクが高くなってしまいます。
初心者は底穴の開いた鉢を選んだ方が失敗しにくい
サボテン初心者の場合、底穴のある鉢を使う方が失敗が少なく済みます。
初心者の場合、どうしても水を与え過ぎてしまいがちです。
水を与え過ぎた場合、底穴がないと鉢の中が蒸れて根を傷めてしまいます。
サボテンを長生きさせたいなら底穴の開いた鉢がおすすめ
サボテンを長生きさせたいなら底穴の開いている鉢を選ぶのがおすすめです。
サボテンは蒸れを嫌うため、「底穴が開いている=水はけの良い鉢」が適しています。
買ってきたサボテンの鉢に穴がない場合の管理方法
買ってきたときから鉢底に穴が開いていなかった。鉢のデザインは気に入ってるし、植え替えるのは面倒。このまま育てられない?
もちろん、底穴が開いていない鉢でもサボテンを育てることは可能です。
底穴のない鉢でサボテンを育てる場合、以下のポイントに注意しましょう。
水やりは土がしっかり乾いてから、土の約3/4が湿るくらいの量で与える
水を与えるのは土が中心部までしっかり乾いてから、土の約3/4が湿るくらいの量を意識して与えてみてください。
ただし、生育が緩慢な夏と冬は、土の約1/3が湿るくらいの水量で構いません。
底穴のない鉢の場合、余分な水分が底から排水されないため、水のやり過ぎは根を腐らせる原因になります。
明るく風通しの良い場所に置く
底穴が開いていない鉢でサボテンを育てる場合、できるだけ明るく風通しの良い場所に置くことが重要です。
底穴のない鉢は底からの通気が確保できないため、風通しが悪いと鉢内が蒸れるだけでなく、カビや害虫のリスクも高まります。
窓を閉め切りがちになる時期はサーキュレーターで風通し良く!
春または秋になったら底穴の開いている鉢に植え替える
底穴のない鉢にサボテンを植えているなら、生育期である春か秋に底穴の開いた鉢に植え替えることをおすすめします。
どんなに気を付けていても底穴のない鉢は根が傷みやすいです。
底穴の開いた鉢に植えることで、水はけが良くなり根腐れのリスクもグッと低くなります。
穴が開けられそうなら自分で空けちゃうのも解決策のひとつ。
サボテンを長持ちさせるための鉢の選び方
鉢底穴やスリットのあるもの
▲小さな穴がひとつよりは、沢山の穴が開いているほうが根が腐りにくい。
サボテンは多湿を嫌いうため、鉢底には必ず排水穴が開いていることが大事です。
鉢底穴があることで余分な水が鉢内に溜まらず、根にかかる負担を抑えることができます。
通気性に優れる材質や形状のもの
プラスチック鉢なら最低でも底穴が1つ開いていることが最低条件です。
サボテンの根は酸素を必要とします。通気性の悪い密閉された鉢では、根にかかる負担が大きすぎます。
株に対して丁度良いサイズ
小さすぎる鉢だと根が窮屈になり、大きすぎる鉢だと多すぎる土によって蒸れやすくなります。
小型のサボテン(直径10cm未満)であれば、鉢の直径はサボテンの直径よりもわずかに大きく、約2〜3cm程度余裕があると良いでしょう。
鉢の深さは株の直径の1.5倍から2倍程度が理想
一般的なサボテンの栽培に適した鉢の深さは、株の直径の1.5倍~2倍程度の深さです。
これにより、根が広がるスペースを確保し、サボテンが安定して成長することができます。
サボテンに適したおすすめの鉢植え
素焼き鉢
素焼き鉢は多孔質で、表面には目に見えない穴が無数に開いています。
通気性に優れ、根が十分な酸素を取り込むことができます。
また、素焼き鉢は土壌の温度を安定させる効果があり、夏は過熱を防ぎ、冬は冷え込みを和らげることができます。
ナチュラルな見た目でインテリアとも馴染みやすいよ。
プレステラ鉢(育苗用の深型硬質ポット)
プレステラ鉢は、育苗を目的とした深型硬質ポット。鉢側面に8つのスリットが入っているのが特徴です。
通気性が良く排水性が優れているため、根が健康的に成長します。
また、根が突起や溝に沿って成長することで根がより安定し、株全体の成長を促進するとされています。
根をしっかり育てたいという方におすすめの鉢。
結論:サボテンは底穴のない鉢でも育てられなくはないが、穴が開いている方が失敗しにくい!
- サボテンは底穴のない鉢でも育てられるが、底穴のある鉢に比べると根が蒸れやすく根腐れを起こすリスクが高い
- サボテンを底穴のない鉢で育てるなら、明るく風通しの良い場所に置き、容器内が蒸れないよう水やりのタイミングと量に注意する
- サボテンを長持ちさせるなら底穴の開いている鉢の方が良い。健康素焼き鉢やプレステラ鉢がおすすめ