いつの間にかサボテンがひょろ長くなってしまった。元の可愛い形に整える方法はないかな?
サボテンを長く育てていると、いつの間にかひょろひょろと間延びしてしまうことがよくあります。
ひょろりと細長く伸びたサボテンは見栄えが悪く、倒れてしまうのではないかと不安になってしまいます。
そこで今回は、サボテンがひょろひょろに間延びする原因とすでにひょろ長く伸びたサボテンの整え方をまとめてみました。
この記事を読めば、
- サボテンがひょろ長くなる原因
- ひょろひょろに伸びたサボテンの整え方
- サボテンをひょろひょろにさせないために押さえておくべきポイント
- 日当たりの悪い場所でもひょろひょろにならないサボテンは?
が分かるよ!
サボテンがひょろ長くなる原因は光線不足にアリ
光が足りないと明るい方向に伸びる
サボテンは日光が大好きです。
光が足りないと、明るい方向に向かってひょろひょろと間延びします。
室内なら南~東向きの窓際に置くことが最低条件
サボテンは観葉植物のように耐陰性が強くありません。
室内で育てるなら、南~東向きの窓際に置くことが最低条件です。
ただ、光合成する上で欠かせないのは光と「風通し」にあります。
気温が許す限りは屋外で管理するのがベスト
室内は日当たり、風通しの面でどうしても制限されます。
サボテンを丈夫に育てるなら、気温が許す限りは屋外で育てるのがおすすめです。
そうは言っても室内で楽しみたい!って場合は、フェイクグリーンも選択肢のひとつ。
ひょろひょろに伸びたサボテンを整える方法
残念ながら、すでにひょろ長く伸びたサボテンを元通りにすることはできません。
ただ、適期(春か秋)に切り戻して挿し木にすることで、形を整えることは可能です。
準備するもの
- カッター(消毒済で切れ味の良いもの)
- 殺菌剤(オーソサイド等)
- あればトング
- 水はけの良い清潔な土
手順①適期は春、または秋
ひょろひょろに伸びすぎたサボテンは切り戻し、挿し木で育て直すことができます。
切り戻しの適期は、サボテンの生育がさかんな春、または秋です。
梅雨直前や寒くなる直前は避けた方が無難。
手順②切り取る
ひょろひょろに伸びすぎている部分をカットします。
トゲが痛い場合、100均のトングがあると便利です。
手順③断面に殺菌剤を塗る
切り取ったサボテンの断面には殺菌剤を塗布し、細菌の感染を防ぎます。
殺菌剤は、切り取ったサボテン、元株のサボテンの両方に塗っておきましょう。
手順④1か月~3か月ほど乾燥させる
▲乾燥が進むと中央が凹んできます。
切り取ったサボテンは1ヵ月~3ヵ月ほどしっかりと乾燥させます。
うまくいけば2か月くらいで、断面から新しい根っこが生えてくるはずです。
手順⑤土に挿す
断面を十分に乾燥させたら、水はけの良い清潔な土にサボテンを植えます。
すでに発根していれば失敗が少なく済みます。
失敗を避けたい場合、発根してから土に植えつけるのがおすすめ。
サボテンをひょろひょろにさせないために押さえておくべきポイント
ポイント①気温が許す限り屋外で育てる
サボテンが丈夫に育つために欠かせないのが、日光・水・風ですが、室内管理の場合に不足しやすいのが光と風です。
光と風が適度に得られると、光合成も盛んになり、徒長によるひょろひょろを防ぐことができます。
ポイント②ときどき鉢の向きを変える
ずっと同じ方向に鉢を置くのではなく、ときどき向きを変えて株全体に光が当たるようにするのもサボテンを形良く育てるコツです。
サボテンは成長がゆっくりなので、月に1~2回ほど、水やりのタイミングで鉢を回してやると良いでしょう。
ポイント③水遣りは最低限に抑える
気温と水分は足りているのに光が足りない…。
このような状況に陥ると、サボテンは光を求めてひょろひょろと間延びしやすいです。
冬場の徒長を防ぐためには、水やりを制限するのもひょろひょろ対策として効果的でしょう。
ポイント④植物育成LEDライトを活用
日当たりの良い場所が見つからなかったり、冬場の日照不足をサポートするためにあると便利なのが「植物育成LEDライト」です。
太陽光と似た光を照射することで、光線不足をサポートします。
日当たりの悪い場所でもひょろひょろにならないサボテンは?
日光が大事なことは分かった。でも、できれば室内の好きな場所に飾って癒されたい…。
このような方におすすめなのが、光・水・土も不要で枯れる心配のない「フェイクグリーン」です。
最近のフェイクグリーンは想像以上にリアルなものが沢山あるよ!なかには空気清浄効果を持つ機能性に優れたものもあるんだ。
日当たり不要。好きな場所に飾って楽しめるフェイクグリーン
土も水も使わないフェイクグリーンなら害虫が湧く心配も不要。
室内でも安心してサボテンを楽しめます。
水も土も使わないから虫の心配も不要。室内でも清潔&安心
フェイクグリーンの中には「光触媒加工」が施されたものもあります。
光触媒フェイクグリーンは、日光や照明光に反応し、消臭・抗菌などの空気清浄効果を発揮します。
なかには光が無くても空気を綺麗にしてくれる「無光触媒フェイクグリーン」もあるよ!
本物そっくりのフェイクグリーンなら造花専門店がおすすめ
より本物に近いリアルな質感のフェイクグリーンが欲しいなら、造花専門店で探してみるのがおすすめです。
造花専門店のフェイクグリーンは、そのほとんどが職人による手作業で仕上げられています。
そのため、細部まで丁寧に作り込まれているのが特徴です。
ちなみに上写真は筆者が実際に購入した造花専門店「プリマ」のドウダンツツジだよ。ちょっとお値段は張るけど、枝のゴツゴツ感まで超リアル。
まとめ
- サボテンがひょろひょろに伸びすぎる主な原因は日光不足によるもの
- すでにひょろひょろになったサボテンを元通りにすることはできない
- ただし、切り戻して挿し木することで育て直すことは可能
- ひょろひょろを防水するためには、「気温が許す限りは屋外管理」「水やりは必要最低限に抑える」「ときどき鉢の向きを変える」「植物育成LEDライトの活用」などが効果的