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ハオルチアの窓が曇る原因は?透明にする方法を画像付きで解説

挿し芽で復活させたハオルチア ハオルチア

ハオルチアを育てているけど、買ってきた時よりも葉先の透明の部分が曇ってきた気がする…。

ぷりぷりだったはずのハオルチアが、いつの間にかくすんで色がイマイチになってきちゃった…。

ハオルチアを育てている方の中には、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

今回は、ハオルチアの窓が曇るときに考えられる原因と透明度を高める方法を紹介します。

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。小原流華道初等科修了。現在は自宅で約100種類の多肉&観葉植物を栽培中。キラキラ輝くハオルチア・オブツーサが大好き。

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ハオルチアの窓が曇る原因は?

窓際のハオルチア

ハオルチアの窓が曇る原因は諸説ありますが、以下のようなことが窓の透明度に関係していると考えられます。

ハオルチアの窓が曇る原因①光が強すぎる

寒さに晒されて色が悪いハオルチア

ハオルチアの窓が曇る原因として考えられる原因のひとつが、光が強すぎるというものです。

光が強いと葉を守るため、窓を曇らせることで葉緑素を守ろうとしていると考えられます。

ハオルチアの窓が曇る原因②寒すぎる・暑すぎる

ぷりぷりのハオルチア

ハオルチアの生育適温は15度~20度ほどです。

そのため、過度の寒さや暑さに晒されると生育が緩慢になり、それと同時に光合成の効率も下がってしまいます。

抱えきれないほどの光を受けると株が細胞を守るため、窓を曇らせることで光量を制限していることも考えられます。

ハオルチアの窓が曇る原因③根腐れ、根詰まり

鉢から取り出したハオルチア

根がダメージを受けていると水分をスムーズに取り込めません。

根がダメージを受けた結果、水不足に陥って光に弱くなっている(=光から葉緑素を守るために曇る)ということも、窓が曇る時に考えられる原因のひとつです。

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ハオルチアの窓が曇る原因④水切れ

ハオルチアの水やり

水が足りずに水切れを起こすと、光合成がスムーズにできなくなります。

根がダメージを受けることで水分が取り込めず、結果、株を守るために窓を曇らせていると考えられます。

ハオルチアはエケベリアやセダムなどの多肉植物と比べると水を好む傾向だよ。春と秋は土が乾いたタイミングでたっぷり水を与えよう。

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窓が曇るハオルチアを透明にする方法は?

クリスタルプランツ(ハオルチアオブツーサ)

ハオルチアの窓を透明にしたいなら、適度な光と適切な水やり、温度管理が必要です。

ハオルチアを透明にする方法【室内管理の場合】

ぷりぷりのハオルチア・オブツーサ

  • 南~東向きの窓際に置く。光が強い場合はレースカーテンで調整。日当たりの良い場所が確保できない場合は、植物育成LEDライトを使用
  • 通気性・排水性に優れる土を使って根へのダメージを最小限に抑えるとともに、余分な水分吸収(=徒長の原因になりうる)を防ぐ
  • 根を傷めないよう十分な深さのある鉢を用意する
  • 風通し良く管理。窓を閉め切る時期はサーキュレーター必須
  • 1~2年に1回程度の植え替えで根詰まりを解消&土の更新

室内管理だとどうしても風通しが悪くなりがち。風通しが悪いと徒長しやすくもなるよ。植物は適度な風を受けることで「エチレン」というホルモンを分泌し、それが徒長を防ぐ効果もあるんだ。

ハオルチアを透明にする方法【屋外管理の場合】

クリスタルプランツ(ハオルチア)

  • 直射日光を避けた半日陰、遮光ネット下で管理する。窓の様子を見ながら置き場所を調整するとよい
  • 極端な暑さ、寒さに晒される真夏と真冬は室内管理に切り替え
  • 屋外だと土が乾きやすいので過度の乾燥に注意する。水やりは土が乾いてからたっぷりと
  • 1~2年に1回程度の植え替えで根詰まりを解消&土の更新

夏場はうっかり夕方の強烈な西日に当ててしまわないように注意しましょう。

また、蒸れると根腐れを起こしやすくもなります。夏と冬は土を乾かし気味にして蒸れを防ぎましょう。

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窓が曇るハオルチアを透明にさせるまでの経過

寒さで傷んだハオルチア

我が家のハオルチア、窓が曇って透明度が低いです。全体的に色がくすんで形も悪い…。

透明度が下がって形も悪いハオルチア

今回はこのハオルチアを場所の見直し、鉢や土の見直し、水やりの見直し等をして、窓を透明にしてみたいと思います。

透明感が無くなって色と形が乱れた原因は「寒さ」「強光」「根腐れ」など

こちらのハオルチア、今はこんな姿ですが、去年の6月頃まではぷりぷりで今より窓も透明でした。↓↓

ぷりぷりのハオルチア

なのに半年後…。↓↓

寒さで傷んだハオルチア

まるで水分の抜けたミイラのようです…(;O;)

こうなってしまった原因はだいたい分かっています。

  • 真夏も屋外に置きっぱなし、強い日に当たった
  • 夏に水をやり過ぎたかも…
  • 冬(12月)になっても外に置きっぱなしにしてしまった
  • 結果、根が傷んで水を吸い上げられない状態…

こんな感じです。

植え替えは時期的に厳しい。頂点のみ切り取って水挿ししてみることに【2024/1/12】

どちらにしても現在は1月。室内管理とはいえ、寒さの厳しい時期で生育は緩慢になっています。

さらに、根腐れ気味…。

とはいえ、このままだと透明感を高めるどころか腐敗してしまいそうなので、頂点のみ切り取って挿し芽にしてみることにしました。

切り取ったハオルチア

こんな感じ。切り取った後の元株はこちら。↓↓

切り取った後のハオルチア

こちらは根が傷んで株自体がグラグラの状態。とはいえ、今鉢から取り出して植え替えても寒さでさらに弱ってしまいそうです。

ということで、こちらは引き続きこのまま室内で管理し、何とか春まで持つよう管理を続けていきたいと思います。

切り取った頂点部分は水を張った紙コップに切り口のみ浸け、3日ほど水分を吸わせて吸水させることに。(下写真)

水揚げ中のハオルチア

十分に水を吸ったら土に挿して発根を待ちたいと思います。時期的に難しいと思われますが、とりあえずやってみます!

水から取り出し乾いた土に挿します【2024/1/15】

水に挿して2日ほど経ちました。少しだけ葉が膨らんで透明感が戻った気がします。↓↓

水挿しして3日目のハオルチア

この茎を乾いた清潔な土に挿します。しばらくは寒いので発根は難しいと思われますが、なんとか頑張ってほしい。

ハオルチアの挿し木

水やりは14日くらい経ってから少量与えてみたいと思います。

南向きの窓際に置き、しばらくは強い日差しが当たらないような場所で様子をみます。

ハオルチアの挿し木

こんな感じ。発根するまで気長に待とうと思います。

ハオルチアの挿し木

元株も南向きの窓際で管理。

水やりは元株、挿し木ともに水を張った容器に鉢底を付けて、底面給水にする予定です。

無事に発根。元株からは子株も発生【2024/3/2】

発根したハオルチア

暖かくなってきてやっと付け根から白い根っこが出始めました。よかった!

子株が出始めたハオルチア

こちらは元株。よく見ると付け根から3つほどの子株が吹いています。

しっかり根を張った挿し芽。元株の子株も成長中【2024/4/26】

ハオルチアの挿し芽

すっかり根が張って触れると抵抗を感じるようになってきました。

そして元株の方は・・・

子株が出てきたハオルチア

切り口から出てきた3つの子株がぷくぷく成長中です。可愛いですね。

全体的に透明感も増し、くすんでいた葉が鮮やかなグリーン色になってきました。

古い葉がしおれてきた【2024/9/6】

胴切りで復活させたハオルチア

葉数が増え、古い葉が徐々にしおれ始めました。

真夏は室内で管理。極端な暑さには弱いですが、徒長を抑えるため水を控えていたところ、葉がしおれてしまいました。

ハオルチアは春が一番調子良いです。

こちらは随時更新予定。果たして窓の透明感は取り戻せるのか…?お楽しみに。

 

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ハオルチアの窓が曇る原因は?透明にする方法を画像付きで解説【まとめ】

  • ハオルチアの窓が曇る原因には「強光」「水切れ」「根腐れ、根詰まり」「過度の寒さ・暑さ」などがあげられる
  • ハオルチアの窓の透明度を高める方法は、「強い光を避ける」「適切な水やり」「2年に1回程度の植え替え」「極端な高温と低温に晒される時期は室内へ移動」など

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