うちのルビーネックレスは青々していて、なかなか赤くならないなぁ。。
ルビーネックレスを育てている方のなかには、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ルビーネックレスが赤くならない理由と綺麗に紅葉させるコツについてまとめてみました。
ルビーネックレスが赤くならない!緑になる原因は?
「ルビー」というからには赤味のある姿を楽しみたいルビーネックレス。なかなか赤くならず、緑色になってしまう理由とは一体何なのでしょうか。
ルビーネックレスが紅葉しない理由①生育適温である
ルビーネックレスの生育期は春と秋で、生育適温は20度~30度程度になります。生育が盛んな時期のルビーネックレスは緑色です。
緑色は、葉緑体に含まれるクロロフィルという色素で、光合成は葉緑体でおこなわれています。
しかし、気温が低くなったり、高くなり過ぎたりして生育適温ではなくなると、光合成のはたらきが低下します。
この状態で強い日光を浴びると葉緑体にダメージを与えてしまうため、体内で「アントシアニン」という赤い色素を生成し葉緑体を守るといわれています。
アントシアニンはブルーベリーでもおなじみの赤い色素ですね。
つまり、ルビーネックレスは生育適温内である場合、アントシアニンを生成する必要がないため紅葉しにくいということになります。
真冬や真夏にルビーネックレスが赤くなるのは、これらが理由といわれています。
ルビーネックレスが紅葉しない理由②日当たりが悪い
「冬なのになかなかルビーネックレスが紅葉しない」という場合、日当たりが悪いことが影響している可能性が高いです。
ルビーネックレスは低温期に日光を浴びることで、葉緑体を必要以上の光から守るためにシェードの役割を果たすアントシアニン(赤い色素)を生成します。
つまり、低温期であっても日当たりがあまりよくない場合、アントシアニンを生成する必要がありません。
そのため、日光不足もルビーネックレスが紅葉しない理由のひとつとして考えられます。
ルビーネックレスが赤くならない時の対処法。綺麗に紅葉させるコツ
冬になっても赤くならない場合、春~秋のあいだの日光不足が疑われます。
冬に赤く紅葉させたいなら、春~秋のあいだに十分な日光を当てることが重要です。
春と秋はもちろん、冬も可能な限り屋外で育てる
赤味の成分であるアントシアニンを生成させるには、冬でも沢山の日光を確保するのが効果的です。
ルビーネックレスは0度程度までは耐えられるので、可能な限りは屋外の日向で育てると紅葉しやすいです。
室内なら南~東向きの窓際に置く
日中も0度以下になる寒冷地では、室内での冬越しが基本となります。
日当たりの良い南~東向きの窓際に置くことで、徒長を防ぐとともに、よりきれいに紅葉させることが期待できるでしょう。
ルビーネックレスが赤くならない!緑になる原因と紅葉のコツ【まとめ】
今回は、ルビーネックレスが紅葉しない理由についてご紹介しました。
ルビーネックレスが気温が下がっているのになかなか紅葉しない…という場合、考えられる大きな原因のひとつが日光不足です。
また、水のやりすぎも紅葉に影響していることがあります。
冬場は凍らない程度の温度なら屋外で、できるだけ日当たりのよい場所に置き、乾燥気味に管理する。
これが、ルビーネックレスを紅葉するためにできることでしょう。
ルビーネックレスが紅葉しない主な理由
1.生育適温のため葉緑体の緑色が目立っている
2.日光不足により赤味の色素であるアントシアニンがなかなか生成されない