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七福神がひょろひょろ伸びるのはなぜ?徒長の原因と元に戻す方法

徒長した七福神の切り方 多肉植物

「気づいたら七福神がひょろひょろに伸びていた…」

七福神(エケベリア属)は、ロゼット状の葉が可愛らしい人気の多肉植物ですが、環境が合わないと徒長(とちょう)し、だらしない姿になることがあります。

この記事では、七福神が徒長する原因と、可愛い姿に仕立て直す具体的な方法を写真付きでわかりやすく解説します。

正しい手順を守れば、元のこんもり姿に戻すこともできますよ!

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meme

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。小原流華道初等科修了。現在は自宅で約100種類の多肉&観葉植物を栽培中。キラキラ輝くハオルチア・オブツーサが大好き。

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七福神が徒長するのはなぜ?【原因】

伸びすぎた七福神

七福神が徒長して茎がひょろひょろ伸びてしまう主な原因は以下の3つです。

① 日照不足

七福神は日光を好む多肉植物です。

日当たりの悪い場所に置くと光を求めて上に伸び、ロゼットの形が開き、茎が間延びしてしまいます。

→ 対策:1日4〜5時間以上は日光に当てる。窓際や屋外の日当たりの良い場所に移動を。

② 水の与えすぎ

水を与えすぎると根が弱り、徒長の原因になります。特に曇天や冬場は乾燥気味が基本です。

→ 対策:土がしっかり乾いてから水を与える。鉢底から流れる程度でOK。

③ 風通しが悪い

風通しの悪い場所では蒸れやすくなり、葉が間延びしてしまいます。

→ 対策:風の通るベランダや窓辺などで管理し、サーキュレーターを活用するのもおすすめ。

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伸びすぎた七福神の仕立て直し方

伸びすぎた七福神

七福神が伸びすぎてしまった場合、正しい方法で仕立て直すことができます。

以下は、伸びすぎた七福神の仕立て直し方の手順です。

手順①伸びすぎた茎をカット

七福神は適期に切り戻すことで仕立て直すことができます。切り戻しの適期は春または秋です。

七福神の切り戻し

切れ味のよいハサミを使い、伸びすぎた茎を根元から2〜3cmのところで切ります。

徒長した七福神の切り方

切断面は乾燥させ、そのまま1〜2日ほど放置します。

切り戻し後は水のやり過ぎに注意

切り戻し後の七福神切り戻し後の七福神

切り戻し後、しばらくは水やりを控えましょう。1週間ほど経過したら、通常の水やりに戻します。

理由は葉が減ることで蒸散による水分放出量が減り、土が乾きにくくなるためです。

特に、大幅に切り戻した場合は切り戻し前よりも水やりを控えることで、根腐れのリスクを抑えられます。

手順②カットした茎は土に挿す

カットした七福神の茎

切り戻した茎は土に挿して発根させ、そのまま育てることができます。茎が長すぎる場合は長さを7cm程度にカットしましょう。

カットした七福神の茎

土に挿す部分に葉が付いている場合は取り除き、乾いた土にそっと挿します。土に挿すときは茎が折れないよう気を付けてください。

使い古しの箸やピンセットを使うと作業しやすいですよ。

七福神の挿し芽今回は茎も試しに挿してみました

取り外した葉は「葉挿し」にして子株を発生させることもできる

取り外した七福神の葉は「葉挿し」で育て直すこともできます。

乾いた土や新聞紙などの上に2~3週間程置いておくと、うまくいけば葉の付け根から子株が出てきますよ。

多肉植物の葉挿し葉の付け根に子株が発生している

手順③水やりは7日ほど経ってから

茎を挿した鉢にはすぐに水を与えないでください。理由は、切り口が塞がっていない状態で水やりすると、断面から腐敗する恐れがあるためです。

茎に触れて抵抗を感じるようになるまでは直射日光を避け、風通しのよい半日陰に置いて発根を待ちましょう。

切り戻しから約2週間後の七福神

茎に触れて抵抗を感じるようになれば発根したサインです。通常の管理に移行しましょう。

真夏は高温と直射日光により葉が傷みやすいため注意

七福神は真夏の直射日光で葉が焼けることがあります。夏場は風通しの良い半日陰に置くか遮光ネットを利用して葉焼けを防ぎます。

切り戻しから約2週間後の七福神

切り戻しや植え替えには、多少のストレスがかかることがありますが、正しい手順を守って行えば、こんもり可愛らしい姿に育て直すことができますよ。

 

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徒長を防ぐ日常管理のコツ

茎が伸びすぎたエケベリア「七福神」

七福神の徒長を防ぐには、日々の管理が大切です。特に屋外での管理がポイントになります。

① 光|できる限り屋外で日光に当てる

実際に育ててみると、室内ではどうしても徒長しやすいと感じます。
室内は光量が不足しやすく、風もこもるため、どうしてもひょろひょろと伸びがちです。

気温が0℃を下回らない地域であれば、屋外管理が断然おすすめ
日光と風をしっかり受けられることで、ロゼットが締まって美しい形を保てます。

真冬だけは寒波に注意し、軒下や簡易温室で保護すると安心!0度以下なら室内へ避難させれば確実。

② 風|風通しを確保して蒸れを防ぐ

七福神は風通しの悪さにも弱い植物です。
室内では空気がこもりやすいため、サーキュレーターなどで空気を動かす工夫をしましょう。
屋外であれば自然に風が通るので、徒長しにくく、株も締まって健康に育ちます。

③ 水|土が乾いて2〜3日後に水やり

乾燥気味の管理が七福神にはぴったりです。
土が完全に乾いてから2〜3日後に、鉢底から流れる程度に水を与えます。
水を与えすぎると根が弱り、結果として徒長しやすくなるため注意。

④ 肥料|与えすぎないのが基本

肥料を多く与えると、葉や茎が間延びして徒長の原因になります。
春と秋の生長期に薄めた多肉植物用肥料を月1回程度で十分です。
気温が高い夏や寒い冬は、肥料を控えて休ませましょう。

 

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実際にやってみた!多肉植物「七福神」を仕立て直す

ここからは筆者が実際に七福神を仕立て直してみた様子をご紹介します。

形が崩れた七福神にお悩みの方は、ぜひ参考にされてくださいね。

伸びすぎた茎をカット【2023/4】

切り戻し後の七福神

四方に取っ散らかっていた茎を何本かカットしました。

株の中央からは沢山の子株が出てきてます。半年もすればこんもり姿に回復するはずです。

8か月経過。子株が生長してこんもりした見た目に【2023/11】

子株が生長した七福神

伸びすぎた茎を何本かカットしてから8か月が経ちました。

春先は小さかった子株たちはあっという間に生長して存在感を放ってます。

多肉はとにかく生命力が強い。すでに子株が控えているならそこまで心配せずとも勝手に生長してくれることが多いよ。

 

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よくある質問(FAQ)

七福神(多肉植物)

Q1:徒長した七福神は自然に元に戻りますか?

A:残念ながら自然には戻りません。カットして仕立て直すのが確実です。

Q2:切り戻し後、枯れることはありますか?

A:直射日光や水の与えすぎで弱る場合があります。半日陰で管理すれば安定します。

Q3:徒長しやすい季節は?

A:冬や梅雨時など、日照不足の時期に起こりやすいです。

Q4:切った茎を挿しても失敗することがありますか?

A:湿度が高すぎたり、切り口が乾いていない状態で挿すと腐りやすいです。しっかり乾かしてから挿しましょう。

 

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まとめ

七福神がひょろひょろ伸びてしまっても、正しい方法で仕立て直せば可愛いロゼット姿を取り戻すことが可能です。

徒長の原因を理解し、日当たりや風通しを改善すれば再発も防げます。

多肉植物の中でも七福神は回復力が高いので、焦らずじっくりケアしてあげてくださいね🌿

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