茎が伸びすぎてだらしのない見た目になった七福神にお困りではありませんか?
ロゼット状に広がる葉が可愛い多肉植物「七福神」。成長しすぎると見た目が悪くなってしまいます。
そこで、今回は茎が伸びすぎて姿の乱れた七福神を可愛い姿に仕立て直す方法をご紹介しちゃいます。
伸びすぎた七福神の仕立て直し方
七福神が伸びすぎてしまった場合、正しい方法で仕立て直すことができます。以下は、伸びすぎた七福神の仕立て直し方の手順です。
伸びすぎた七福神の仕立て直し方 手順①伸びすぎた茎をカット
七福神は適期に切り戻すことで仕立て直すことができます。切り戻しの適期は春または秋です。
切れ味のよいハサミを使い、伸びすぎた茎を根元から2〜3cmのところで切ります。
切断面は乾燥させ、そのまま1〜2日ほど放置します。
切り戻し後は水のやり過ぎに注意
切り戻し後の七福神
切り戻し後、しばらくは水やりを控えましょう。1週間ほど経過したら、通常の水やりに戻します。
理由は葉が減ることで蒸散による水分放出量が減り、土が乾きにくくなるためです。
特に、大幅に切り戻した場合は切り戻し前よりも水やりを控えることで、根腐れのリスクを抑えられます。
伸びすぎた七福神の仕立て直し方 手順②カットした茎は土に挿す
切り戻した茎は土に挿して発根させ、そのまま育てることができます。茎が長すぎる場合は長さを7cm程度にカットしましょう。
土に挿す部分に葉が付いている場合は取り除き、乾いた土にそっと挿します。土に挿すときは茎が折れないよう気を付けてください。
使い古しの箸やピンセットを使うと作業しやすいですよ。
今回は茎も試しに挿してみました
取り外した葉は「葉挿し」にして子株を発生させることもできる
取り外した七福神の葉は「葉挿し」で育て直すこともできます。
乾いた土や新聞紙などの上に2~3週間程置いておくと、うまくいけば葉の付け根から子株が出てきますよ。
葉の付け根に子株が発生している
伸びすぎた七福神の仕立て直し方 手順③水やりは7日ほど経ってから
茎を挿した鉢にはすぐに水を与えないでください。理由は、切り口が塞がっていない状態で水やりすると、断面から腐敗する恐れがあるためです。
茎に触れて抵抗を感じるようになるまでは直射日光を避け、風通しのよい半日陰に置いて発根を待ちましょう。
茎に触れて抵抗を感じるようになれば発根したサインです。通常の管理に移行しましょう。
真夏は高温と直射日光により葉が傷みやすいため注意
七福神は真夏の直射日光で葉が焼けることがあります。夏場は風通しの良い半日陰に置くか遮光ネットを利用して葉焼けを防ぎます。
切り戻しや植え替えには、多少のストレスがかかることがありますが、正しい手順を守って行えば、こんもり可愛らしい姿に育て直すことができますよ。
実際にやってみた!多肉植物「七福神」を仕立て直す
ここからは筆者が実際に七福神を仕立て直してみた様子をご紹介します。
形が崩れた七福神にお悩みの方は、ぜひ参考にされてくださいね。
伸びすぎた茎をカット【2023/4】
四方に取っ散らかっていた茎を何本かカットしました。
株の中央からは沢山の子株が出てきてます。半年もすればこんもり姿に回復するはずです。
8か月経過。子株が生長してこんもりした見た目に【2023/11】
伸びすぎた茎を何本かカットしてから8か月が経ちました。
春先は小さかった子株たちはあっという間に生長して存在感を放ってます。
多肉はとにかく生命力が強い。すでに子株が控えているならそこまで心配せずとも勝手に生長してくれることが多いよ。
まとめ
今回は、茎が伸びすぎてだらしのない見た目になった七福神を仕立て直す方法をご紹介してみました。
伸びすぎた七福神を仕立て直すことで、見た目が美しく可愛い姿を取り戻せます。
正しい方法で行えば、失敗を防ぎつつ簡単に仕立て直すことができるので、ぜひ試してみてくださいね。