色とりどりの多肉植物。カラフルで増やすのも簡単な多肉植物は、寄せ植えにするとボリュームが増してさらに可愛さが増しますね。
今回は、ダイソーの100円多肉植物を使って、お金をかけずに超簡単にできる多肉丼の作り方をご紹介します。
生長の過程も楽しめる上、増えた多肉はカットしてどんどん増やすこともできますよ。楽しみ方は無限大です。
ダイソー多肉で作る!おしゃれで可愛い多肉丼の作り方
まずはダイソーに行ってお好みの多肉植物を購入しましょう。鉢植えもダイソーのものでok!100円ショップをフル活用しましょう。
ダイソー多肉で作る!簡単多肉丼の作り方 手順①準備するもの
まずはじめに、多肉丼を作るのに適しているのは春から秋にかけての過ごしやすい時期です。真夏や真冬は多肉植物にとって負担の多い時期となるため避けます。
まずは、ダイソーで100円の多肉植物を購入しましょう。
今回は、ダイソーで上写真の多肉植物をひとつ100円でいくつか購入しました。ちなみに、ダイソーに多くの植物が入荷する時期は4月頃からのことが多いようです。
他には多肉植物を植えつける鉢、用土、鉢底石、受け皿などを購入しましょう。すべてダイソーでそろえることもできますよ。
準備するもの
- 100円の多肉植物
- 鉢植え(浅くて間口が広いものがおすすめ!)
- 鉢底石
- 用土(水はけをよくするため、できれば多肉植物やさぼてん用の土が望ましい)
▲ダイソーには売っていませんが、ホームセンターや園芸店で購入できる花ごころさんの「さぼてん多肉植物の土」がおすすめです。
ゼオライトが配合してあるため、水はけがよく根腐れを起こしにくい土ですよ。この土に赤玉土小粒を混ぜ込むのもおすすめ。かなり水はけがよくなるので多肉もよく育ちます。
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ダイソー多肉で作る!簡単多肉丼の作り方 手順②鉢を用意
多肉植物を植え付ける鉢を準備しましょう。下写真はダイソーで購入したプラスチック鉢です。
多肉植物は多湿を嫌うため、通気性と水はけのよい環境を用意します。まずは、鉢底が見えなくなるくらいに鉢底石を敷き詰めます。
鉢が深めな場合は鉢底石を少し多めに入れても構いません。
鉢底石を入れたら上から用土を鉢の1/3ほど入れましょう。これで多肉植物を植え付ける準備が整いました。
鉢底石が必要な理由は?
土は経年によって粒が崩れて少しずつ団子状に固まっていきます。
すると、水はけが悪くなって多肉植物の苦手な多湿状態を招いてしまいます。多湿状態が長引くことで根腐れを起こしやすくなるのですね。
鉢底石の場合は石のため、経年による崩れが生じにくいです。鉢内の排水性を保つためにも鉢底石は欠かせません。
ダイソー多肉で作る!簡単多肉丼の作り方 手順③鉢から株を取り出す
鉢の準備が出来たら多肉植物をビニールポットから取り出しましょう。
使い古したお箸や割りばしなどを使い、軽く根鉢をつつきながら古い土を落します。
根鉢がカチカチになっていてなかなか崩せない…という場合、根鉢上部の肩土部分だけでも崩しておくと新しい土に根付きやすくなるのでおすすめですよ。
※根鉢(ねばち)…根と土の塊のこと
※肩土…根鉢上部のこと
同じ鉢に植え付ける多肉は管理方法が似ているものをチョイスしよう
多くの多肉植物の場合、真夏と真冬以外は屋外で管理できるものが多いです。
たとえば今回使用した「天狗の舞」と「だるま秋麗」と「ヤマトニシキ(大和錦)」。
それぞれの管理温度はほぼ同じくらいです。春と秋が生育旺盛な時期で、真夏と真冬が生育がほぼ止まる休眠期です。多湿を嫌い乾燥状態を好みます。
しかし、多肉質な植物の中には寒さが苦手なものもあります。たとえばアロマティカスは多肉植物の中でも寒さに弱く、10度以下になると徐々に弱って枯れてしまいます。
▲爽やかな香りのふわふわ多肉質ハーブ「アロマティカス」
ダイソー多肉で作る!簡単多肉丼の作り方 手順④植え付ける
根鉢を崩した多肉植物を準備しておいた鉢に植え付けましょう。
鉢に刺さっているプレートも差しておくと名前を忘れずに済みますよ。
植え付ける時は、隣り合う多肉同士の間に隙間を設けておきましょう。
多肉同士を密着させない理由は?
「ぎゅうぎゅう詰めになった多肉丼にしたい」という方も多いでしょう。しかし、多肉植物は多湿を嫌う植物です。風通し良く植え付けることでその後の生育もよくなりますよ。
また、多肉植物は春から秋にかけて旺盛に育ちます。春先に植え付ければ秋にはかなりボリュームアップするはずです。
生長を見越して多肉同士の間に少しスペースをあけておくのがおすすめです。
想像以上によく育って、伸びすぎた茎はカットし挿し芽でどんどん増やすことができますよ。(下写真)
ダイソー多肉で作る!簡単多肉丼の作り方 手順⑤根付くまでは半日陰で管理
2~3cmほど間隔を空けつつ残りの多肉植物を植え付けましょう。
▲2022年3月頃
植え付け後はたっぷりと水やりし、直射日光をさけた半日陰に置いて管理しましょう。できるだけ風通しのよい場所に置くのが多肉植物を元気に育てるコツです。
春から秋の過ごしやすい時期であれば、基本は屋外に置いて管理しましょう。
特に真夏は多湿によって株が弱りやすい時期です。30度以上になる場合は半日陰へ移動させたり、遮光ネットを利用し強光から株を守ります。
冬場は0度以下になるようなら様子をみて室内へ移動させます。霜に当たらないようにして、乾燥気味に管理するのが耐寒性をつけるコツです。
植え付けから約半年経ちました!
▲2022年9月頃
植え付けから約半年後のダイソー多肉丼です。かなり賑やかになりましたね。
このように、多肉植物は春と秋にこんもり育ちます。そのため、植え付け時は多肉同士の密を避け、スペースにゆとりを設けておくのがおすすめです。
日当たりのよい屋外で管理していれば、冬には赤く色づく姿が楽しめますよ。
一年を通していろいろな姿で楽しませてくれる多肉植物。ダイソーで見つけたらぜひ多肉丼に挑戦してみてくださいね。
多肉丼を手作りするときの注意点
多肉丼を造る場合は、以下のポイントに注意する必要があります。
同じ環境を好む多肉植物を選ぶ
多肉植物と一口に言っても、種類によって好む日照量や水やりの頻度、温度条件が異なります。
1つの鉢に寄せ植えにする場合、同じような環境を好む多肉を選びましょう。
- 日光の好み: 日光が必要な多肉植物(例えば、エケベリアやセダムなど)は日当たりの良い場所を好みますが、日陰を好む種類もあります。同じ日照条件で育てられる植物を組み合わせましょう。
- 水やりの頻度: 乾燥に強いものと、少し湿度を必要とするものが混在すると、水やりの調整が難しくなります。例えば、アロエは水を多めに必要とすることがありますが、セダムは乾燥を好みます。
成長速度を考慮する
多肉植物は種類によって成長速度が異なります。成長が早い種類と遅い種類を一緒に寄せ植えすると、早く成長する植物が他の植物を覆ってしまうことがあります。
結果として、遅く成長する植物が日光を受けられず、枯れてしまうこともあります。
- 成長が速い植物: セダムやクラッスラなどは成長が早いため、他の植物に影響を与えることがあります。
- 成長が遅い植物: エケベリアやハオルチアなどは比較的成長が遅いため、ゆっくりと育つ植物同士を寄せ植えするのが理想です。
バランスを考えて配置する
寄せ植えをするときは、植物の配置バランスも大切です。背の高い植物を中心に置き、低い植物を周りに配置することで、バランスの取れた寄せ植えが作れます。
また、植物の色や形を意識して配置することで、見た目も美しい寄せ植えが完成します。
- 高さのバランス: 背の高い植物を後ろ、低い植物を前に配置すると立体感が生まれます。
- 色のコントラスト: 鮮やかな緑色や青みがかった葉を持つ植物と、赤みのある植物を組み合わせることで、見た目が華やかになります。
ダイソー多肉で作る!おしゃれで可愛い多肉丼の作り方【まとめ】
▲ダイソーで購入した多肉植物「七福神」
今回は、ダイソー多肉を使った超簡単な多肉丼の作り方をご紹介しました。
多肉植物は春と秋によく育ちます。生長の過程を見守るのが毎日の日課となり、楽しみになることでしょう。
▲購入から約10か月経過した七福神
また、日当たりよく風通しよい場所に置くことで、冬場に美しい紅葉姿を見せてくれますよ。
▲冬場にほんのり紅葉した多肉…かわいい(*´ω`*)
多肉植物は増やすのも簡単で楽しい魅力あふれる植物です。100円で購入した小さな多肉植物も、屋外でのびのび育てていれば1年後にはモリモリの多肉丼に育ってくれるはずです。
今回の記事を参考に、ぜひ、多肉丼にも挑戦してみてくださいね。
ダイソー多肉を使った多肉丼の作り方
- 適期は春か秋
- ダイソーで多肉植物、鉢、土、鉢底石などを購入
- 鉢に鉢底石、用土を入れる
- 鉢から株を取り出し根鉢を軽くほぐす
- 植え付ける
- 水やり後、根付くまでは風通しのよい半日陰で管理
- 株に触れて抵抗を感じれば根が活着したサイン。日当たりのよい場所へ少しずつ移動。
- 真夏と真冬は断水気味に管理。特に真夏は多湿に要注意。半日陰へ移動。それ以外はできるだけ屋外に置くことで丈夫に育てることができる。