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ハオルチアの根がスカスカ=手遅れ?復活のポイントと見分け方

根がスカスカなハオルチア ハオルチア

ハオルチアの根がスカスカになっちゃった。もうダメ?

鉢から取り出したら根っこがスカスカに脆くなっていた…というトラブルは、ハオルチアではよくあります。

このような場合、もう手遅れかも…と不安になりますが、実は早目に対処すれば復活できる可能性は十分にあります

今回は、ハオルチアの根がスカスカになる原因から、復活させる方法、復活できるかどうかの見分け方までを解説します!

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。小原流華道初等科修了。現在は自宅で約100種類の多肉&観葉植物を栽培中。キラキラ輝くハオルチア・オブツーサが大好き。

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ハオルチアの根がスカスカになる原因とは?

ハオルチアの根っこ(健康)

ハオルチアの根がスカスカになる場合、以下のような原因が考えられます。

過湿による根腐れ

根腐れしたハオルチアの根っこ

もっとも一般的な原因が水のやりすぎによる根腐れです。

ハオルチアは乾燥を好む植物であり、常に湿った状態が続くと根に酸素が行き渡らず、徐々に傷んでいきます。

特に風通しが悪い環境では腐敗が早まり、根の中身が溶けてスカスカになってしまいます。

▶ハオルチアが根腐れした時の対処法は2パターン!画像付きで解説

通気性の悪い用土

ハオルチアの土選び

室内管理なら虫が湧きにくい「室内向けの土」が便利。

市販の観葉植物用の土や、保水力の高い培養土をそのまま使っている場合、排水性が不十分なために根が長時間水に浸かり、傷みやすくなります。

通気性・排水性の悪さはスカスカな根の温床です。

▶ハオルチアに適した土の配合方法は?失敗しない土の選び方

冬場の低温+水やり

黒っぽく変色したハオルチア

気温が下がる冬の時期に水を与えてしまうと、根が冷えて代謝が落ち、吸水できずに腐ってしまうことがあります。

特に5度以下の環境では、水を与えるリスクが一気に高まります

▶ハオルチアの葉がへこむ原因!痩せた葉を膨らませる方法も解説

根詰まりや古土の劣化

透明スリット鉢に植えたハオルチアの根っこ

長期間植え替えをしていないと、根が鉢の中でぎゅうぎゅうになり、新しい根が伸びられなくなります。

さらに、土が固くなって酸素を通さず、根の劣化→スカスカ化が進行していきます。

▶ハオルチアの根がない、ぐらぐらする…そんな時の根出し方法を解説!

根の老化

胴切りから半年後のハオルチアの根

ハオルチアの根も生き物なので、時間が経てば自然と老化していきます。

古くなった根は水や栄養の吸収力が落ち、やがてスカスカになってしまうことも。

2年以上植え替えていないと、老化した根が多く残っている場合があるので、最低でも2年に一度は植え替えましょう。

▶ハオルチアの葉がへこむ原因!痩せた葉を膨らませる方法も解説

 

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ハオルチアの根がスカスカでも復活できる?判断のポイント

根がスカスカなハオルチア

スカスカでも葉が元気なら見込みあり!

根が傷んでいても、葉がぷっくりしており、透明感がある場合はまだ復活の可能性があります。

根がダメージを受けた直後なら、葉に蓄えた水分で一時的にしのげるため、適切に処置をすれば持ち直すことができます。

全体がしぼんでいたら要注意

ぶよぶよに腐ったハオルチア

すでに付け根から柔らかくなっているなら復活は困難。

葉がしわしわになり、触っても張りがなく、水分も感じられない状態になっている場合、根だけでなく株全体が危険な状態かもしれません。

このときは、復活できるかどうかは時間との勝負になります。

▶ハオルチアに元気がないときの原因と対処法【よくある症状別】

 

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ハオルチアのスカスカな根をどう処置する?復活のための実践ステップ

ハオルチアの根出し

ステップ1:水やりをやめ、土が完全に乾くまで待つ

根が傷んでいるときにさらに水を与えるのはNGです。

まずは鉢ごと放置し、土がしっかり乾燥するのを待ちましょう。この時点で新たな腐敗を防ぐことが最優先です。

  • 目安:室温20~25度なら3~7日程度で乾くことが多い
  • 土の表面だけでなく、中まで乾いているか確認するのが大切

ステップ2:鉢から取り出して根の状態を確認する

根腐れ気味のハオルチア

乾いてきたら、株を鉢から抜いて根の状態をチェックします。

スカスカになっている根は見た目でも分かりやすく、触るとすぐに崩れたり、軽くてカラカラになっていたりします。

この時点で以下の作業を行います

  • スカスカの根はすべて清潔なハサミで切除
  • 黒ずんでいる部分や、ぐにゃっとした部分も削除
  • 根の元から完全に切ってしまってもOK(葉挿しに近い状態で再生可能)

ステップ3:乾燥させてから新しい土に植え替え

植え替え後のハオルチア

傷んだ根を取り除いたら、そのまますぐに植えず、1~2日ほど風通しの良い日陰で乾かします

切り口が湿ったまま土に戻すと、再び腐る可能性があるからです。

その後、以下のような用土に植え替えましょう

  • 排水性の高い多肉植物専用土
  • 赤玉土小粒+鹿沼土+軽石などのミックス
  • ピートモスや保水剤は極力使わない

ステップ4:植え替え後はしばらく断水

胴切り後、子株が出てきたハオルチア

植え替えた直後は最低でも1週間は水を与えずに放置します。

新しい根が出てくるまでは、株にとって「休養期間」となります。焦って水をやってしまうと再び根が傷む可能性があります。

ステップ5:明るく風通しの良い場所に置く

ぷりぷりのハオルチア

植え替えた後の管理も、復活に向けて非常に重要です。

植え替え直後のハオルチアはダメージを受けているため、直射日光は避けつつ、明るく風通しの良い場所に置くのがベストです。

風通しが良いと土の乾きも早く、根の発根を促進する助けに。湿気を避け、安定した気温で静かに養生させることが、復活へのラストステップ!

▶ハオルチアに最適な置き場所はどこ?押さえておくべきポイントは光と風!

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ハオルチアの根がスカスカになるのを防ぐ!管理のポイント3つ

アガベの水やり

ハオルチアの根を健康に保つなら、以下3つのポイントを押さえておきましょう。

水やりは「乾いてから数日後」がベスト

多肉植物は、乾燥に非常に強いため、土が乾いてもすぐに水を与える必要はありません

特に春秋の生育期以外は、週1〜2回程度でも十分です。

ただし、土の乾きすぎには注意。一般的な多肉植物(セダムやエケベリア等)に比べると、根が乾燥に強くないことも覚えておこう!

▶ハオルチアが水不足に陥った時の症状は?水やりは霧吹きでok?

室温・気温を見て判断する

根腐れの多くは、気温が低い時期の水やりで起こります。

冬場は「断水気味」に、夏場は「蒸れを避けて涼しい場所」に置くなど、季節によって管理方法を変えることが重要です。

▶ハオルチアが夏に弱るのはなぜ?原因と解決法を徹底解説!

鉢・用土の見直しも効果的

リトープスとハオルチアの底面給水

ハオルチアは直根性。ある程度深さのある鉢がおすすめ。

通気性の良いスリット鉢や素焼き鉢にするだけでも、根の状態は大きく改善します。

また、定期的な植え替え(1〜2年に1回)で、古くなった土や詰まった根を整理することも予防策になります。

 

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ハオルチアの根がスカスカでも復活させた記録|私の実体験

私が育てているハオルチアのひと鉢が、夏の終わりに突然しおれてきて、「これは変だ」と思い鉢から出してみたところ、

根がほぼすべてスカスカになっていたことがありました。

焦りましたが、以下の手順で無事に復活させることができました。

土が完全に乾くまで待機(約5日)

透明度の低いハオルチア

根腐れの進行を防ぐために、水やりを完全にストップし、鉢ごと乾燥させました。

鉢から出してスカスカな根をすべて切除

根腐れしたハオルチアの根っこ

傷んだ根を放置すると復活できないため、スカスカになっていた根はすべて清潔なハサミで取り除きました。

風通しのよい場所で1日乾かす

根腐れしたハオルチアの根の処理

切り口が乾くまで日陰で乾燥。これで植え替え後の腐敗を防げます。

赤玉土+軽石で植え替え

排水性・通気性の良い用土を使い、根が快適に呼吸できる環境を整えました。

水やりは植え替えから10日後に少量ずつ再開

胴切り後、子株が出てきたハオルチア

すぐに水を与えると再び根を傷める可能性があるため、しっかり落ち着いてから控えめに水をあげました。

3か月ほどで新しい根が伸び、葉にも張りが戻ってきました。スカスカでもあきらめず、正しい対処をすればハオルチアは回復してくれます

▶徒長したハオルチアの直し方は?胴切りで復活させる方法を画像で解説

 

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まとめ:ハオルチアの根がスカスカでも諦めないでok!

「ハオルチアの根がスカスカになってしまったら、もう手遅れなのでは…」と思ってしまうかもしれませんが、実はそうではありません。

むしろ、根の状態に早く気づいて適切に対処することができれば、回復のチャンスはあります。

  • スカスカな根は根腐れや過湿が原因のことが多い
  • まずは水やりを止めて、土が乾くのを待つ
  • 状態を見極めて、根の整理と植え替えを行う
  • 新しい環境で静かに休ませることが復活への鍵

ハオルチアは意外とタフな植物。根がスカスカになっても、適切なケアで再び元気な姿を取り戻してくれます

ぜひあきらめずに、できることを試してみてくださいね✨

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