リトープスの花が終わって種が出来ているみたいだけど、どうやってとれば良いのか分からない。保管方法まで教えて!
リトープスの花後に種子袋が出来たものの、種の取り方が分からないという方も多いのではないでしょうか?
リトープスが大好きなら種は財産!なぜなら、リトープスは初心者でも種で簡単に増やすことができるからです。
そこで今回は、リトープスの種の取り方と、種を取るまでは種子袋を濡らすべきでない理由について紹介します。
この記事を読めば、
- リトープスの種の取り方
- リトープスは種を取るまで種子袋を濡らさない方がいい理由
が分かるよ!
リトープスの種の取り方
準備するもの
- 空き容器(ガラスor陶器がおすすめ)
- ピンセット
- つまようじ
- キッチンペーパー
手順①種小袋が完全に乾燥するまで待つ
種子袋は完全にカラカラに乾燥するまで待ちましょう。
熟しきらないうちに種子を取った場合、土に蒔いてもうまく発芽しないことが多いです。
種子袋が膨らんでいない場合、残念ながら種ができていないことが多いよ。
手順②種袋を横にずらす
ピンセットで種子袋をつかみ、株のサイドにずらします。このようにすると指で掴みやすくなります。
ピンセットで引き抜いてもok。ただ、結構力が要るから指で掴まないと取れないことが多い。
手順③種袋を指でつかみ引っこ抜く
片方の手で株を押さえ、もう片方の手で種子袋を引っこ抜きます。
思っているより力が要るので、株を傷つけてしまわないよう注意してください。
手順④種子袋を水に浸ける
引き抜いた種子袋は水を張った容器に浸けておきます。
5分ほどすると袋が開き、中の種子が露出します。
種子袋がぺちゃんこの場合、残念ながら種子が出来ていないことが多いよ。
手順⑤つまようじで種子を取り出す
つまようじで種子袋の中の種をつつき、そのまま種子袋ごと水に浸けます。
袋からこぼれた種子が容器の底に溜まっていきます。
手順⑥キッチンペーパーの上で乾燥させる
キッチンペーパーを折りたたんで、種子が溜まった水をキッチンペーパーに含ませます。
そのまま1時間ほど乾燥させます。
水分が飛んだら種子だけが残ります。
手順⑥乾燥させたら冷蔵庫で保管
カラカラに乾いたキッチンペーパーにくっついた種子をつまようじでつつき、適当な紙の上に集めます。
紙で種子を包み、密封できるビニールパックに入れて冷蔵庫保管します。
リトープスの種子は保管状態が良好なら1~2年は持ちます。
リトープスは種を取るまで種袋を濡らさない方がいい理由
種子袋は濡れると開いて種子が弾ける
リトープスの種袋は水分で濡れると開き、中の種が弾けるのが特徴です。
種袋は水に濡れるとゆっくりと開き、中に入っている約200粒の種が出てきてしまいます。
別鉢で育てたいなら種を取るまでは種袋を濡らさない
リトープスの種を取って、別の容器で発芽させて育てたいなら、種を取るまでは種子袋を濡らすべきではありません。
種が濡れると種子袋の中の種が弾け、今ある株のまわりでいつの間にか発芽してしまいます。
リトープスの種の取り方!種を取るまで種袋を濡らさない方がいい理由【まとめ】
- リトープスの種子袋はカラッカラに乾くまで取るのは待つ。取るのが早いと種子が成熟しきれず発芽しないことも多い
- 収穫した種子袋は水に5分ほど浸けると中の種子が出てくる
- 集めた種子は密封して冷蔵庫保管すれば1年~2年は持つ
- リトープスの種子を収穫したいなら、収穫前に種子袋を水に濡らさない(開いてしまうため)