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サボテンがへこむ原因は?水を与えても膨らまない時の対処法

断水によってしぼんだサボテン 多肉植物

サボテンがへこんでしまった。水をあげてもへこみが直らない。どうすればいいの!?

ぷっくり太った可愛いサボテンがいつの間にかへこんでしまっていませんか?

サボテンがへこむ場合、放っておくとそのまま枯れてしまう恐れがあるんです。

そこで今回は、サボテンがへこむ時の原因と対処法、サボテンをぷっくり太らせるコツを紹介します。

この記事を読めば、

  • サボテンがへこむ時に考えられる原因と対処法
  • サボテンがへこむ時に確認すべきポイントは2つ
  • サボテンをぷっくり太らせるコツ

が分かるよ!

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この記事を書いた人
meme

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。小原流華道初等科修了。現在は自宅で約100種類の多肉&観葉植物を栽培中。キラキラ輝くハオルチア・オブツーサが大好き。

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サボテンがへこむ時に考えられる原因と対処法

水を与えてもへこみが直らない…という場合、以下の原因が考えられます。

サボテンがへこむ原因①根腐れ

倒れそうなサボテン

株元がへこんで、さらに柔らかくなっているようなら根腐れが疑われます。

根が腐敗すると、いくら水を与えても株のへこみは直りません。

それどころか、腐敗が進むと株全体を腐らせてしまうこともあります。

腐った部分は早めに取り除くことが大事

サボテンの胴切り

根腐れが疑われる場合、水やりはストップしましょう。

鉢から株を取り出し、すでに柔らかくなっている部分を取り除きます。

断面を1か月~3か月ほど乾燥させ、清潔な土に植えつけて発根させます。

しっかりと切り口を乾燥させることが失敗を防ぐコツだよ。

☆★サボテンが根腐れした時のサイン、症状は?復活させる方法↓↓

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サボテンがへこむ原因②害虫被害

カイガラムシ

サボテンがへこんで何となく色が悪い場合、カイガラムシやハダニなどの害虫が付いている可能性があります。

放っておくと枯らされてしまったり、最悪の場合、他の植物にまで被害が及ぶ恐れもあります。

早めに拭き取る。再発するようなら殺虫剤の使用を検討

綿棒で拭き取ったカイガラムシ

害虫が付いている場合、サボテンの表面に見慣れない黒や赤の粒々や白い綿状のもの、蜘蛛の巣状のものなどが付着します。

まずは綿棒や使い古しの歯ブラシなどで取り除き、それでも再発するようなら殺虫剤の使用を検討しましょう。

「虫=動く」とは限らない。カイガラムシの場合はほとんど動かないから、単なる汚れとして見過ごしてしまうことも多いんだ。

サボテンがへこむ原因③過度の寒さ、暑さ

茶色く枯れたサボテン

サボテンは寒すぎたり暑すぎたりすると生育が鈍り、根が水分を吸い上げる力が弱まります。

15度以下になると徐々に生育が鈍り、35度を超えると高温で株が弱りやすいです。

この時期に水を与えすぎると、あっという間に根が傷んでしまいます。

5度以下なら室内へ、35度以上なら断水

素焼き鉢に植えた可愛いサボテン

サボテンは0度くらいまでは耐えられるものがほとんどですが、本来は20度~30度くらいを好みます。

屋外管理の場合、5度以下なら室内へ移動させるのが安心です。

また、35度以上の場合もできるだけ涼しい場所へ移動し、断水することで株を守ることができます。

夏の暑い晴れた日に水やりするのは厳禁。水温が上昇することで根が煮え、根っこが傷んで弱ってしまうんだ。

 

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サボテンがへこむ時に必ず確認すべきポイントは2つ

倒れる柱サボテン

サボテンがへこむ時のチェックポイント①株元が柔らかくなっていないか?

サボテンが不自然にへこむ場合、株元の硬さを確認してみましょう。

割りばしでつついて、柔らかかったり、株がぐらぐらと不安定になったりしているなら、根が傷んでいる可能性が高いです。

この場合は鉢から取り出し、腐敗した部分を取り除く必要があります。

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サボテンがへこむ時のチェックポイント②害虫が付いていないか?

徒長気味に伸びたサボテン

サボテンが部分的にへこみ、かつ株の表面に見慣れない粒々や白い綿状のもの、蜘蛛の巣のようなものが付着しているなら害虫被害の可能性があります。

株の表面がべた付く場合も要注意です。

早めに拭き取り、再発するようなら殺虫剤の使用を検討しましょう。

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サボテンは水不足になるとへこむ?

3か月ほど断水したサボテンはへこむというより全体的にしぼむ感じ

断水によってしぼんだサボテン

サボテンを3~4か月ほど断水すると、上写真のように全体的にしぼんだような見た目になります。

水やりしてもへこみが改善しないなら要注意

サボテンの植え替え中

気温が20度~30度くらいなら、水やり後、2か月ほどすればへこみが改善してくるはずです。

ただ、水やりしてしばらく経ってもへこんだままだったり、色が悪くなるようなら根腐れや害虫被害の可能性があります。

 

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サボテンをぷっくり太らせるコツ

花が咲いたサボテン

気温が許す限りは屋外に置く

サボテンは気温が許す限り(5度以上)は屋外管理し、室内なら南~東向きの窓際に置くのがベストです。

サボテンは観葉植物のように耐陰性がありません。

日光が足りないとあっという間に間延びして弱々しい姿になってしまいます。

暑すぎるのも×。筆者の場合、35度以上なら断水して、夜間のみエアコンの効いた室内で休ませてるよ。

水はけの良い土をチョイス

サボテンの植え替え中

草花用の土や観葉植物用の土を使っていると、どうしても土が蒸れやすくなることで根が腐りやすいです。

特に室内でサボテンを育てている場合、日当たりや風通しが制限されることで、土が乾きにくくなります。

サボテンは乾燥に強いものの、蒸れると根を腐らせやすいです。

鉢も重要。最低でも鉢底穴の開いている鉢を使うこと!できれば通気性に優れる素焼き鉢がおすすめ。

5度以下の寒さに当てない

雪に晒されたサボテン

サボテンは寒さには比較的強く、0度くらいまでなら耐えられます。

とはいえ、本来は暖かい場所を好むため、美しい姿を保ちたいなら寒さに晒すのは控えるのが安心です。

経験上、断水してれば0度くらいまでなら余裕で耐えられるよ。ただ、断水することで株がしぼんだり、赤黒くなったりはしやすい。

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結論:サボテンがへこむ時は根腐れ、害虫の疑いあり。早目の対処が復活のポイント

  • サボテンがへこむ+株元が柔らかい➡根腐れの疑い
  • サボテンがへこむ+まばらに変色、小さな粒々や白い綿状のものが付着➡害虫の疑い
  • サボテンがへこむ+5度以下の寒さや35度以上の暑さに晒されている➡株が休眠している状態
  • サボテンが不自然にへこみ、水を与えて1か月ほど経っても復活しない場合、株元が柔らかく腐敗していないか・害虫が付いていないかを必ず確認する
  • 早めに対処することで復活の可能性は上がる。放置しているとそのまま全体が腐敗したり、枯れてしまったりする恐れがあるため注意
  • サボテンは水不足になると、へこむというよりは全体的にしぼむことが多い

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