ハオルチアの子株が増えすぎてぎゅうぎゅう詰めになってしまった。このまま放置でも大丈夫なのかな?
ハオルチアは子株で増やせると聞いたけど、肝心の子株が全然出てくれない。なんで…?
ハオルチアは生長とともに子株を増やしますが、増えすぎた子株にお困りの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ハオルチアの子株が増えすぎた時の対処法と、ハオルチアに子株が出ない時の原因を紹介します。
ハオルチアの子株が増えすぎたときの対処法
鉢が子株でぎゅうぎゅう詰めになったら植え替えor株分けをしてジュレ防止
鉢の中が子株でぎゅうぎゅうになったら、植え替えor株分けをして鉢の詰まりを解消します。
子株がぎゅうぎゅう詰めのまま放置していると、株回りや鉢内が蒸れて根腐れのリスクが高まるためです。
- 鉢を増やしたい➡株分けがおすすめ
- 鉢を増やしたくない➡植え替えがおすすめ。または、株分けした鉢を家族や友人にプレゼントする
ハオルチアは高温多湿、極端な寒さに弱い…。子株でぎゅうぎゅうになったまま蒸れるとジュレてしまう※恐れがあるんだ。
※ジュレる…多肉の葉が蒸れて細胞が壊れゼリー状に傷むことを表現する言葉。特に梅雨~夏はジュレやすい。
鉢植えのハオルチアは、1年~2年に1回程度植え替えるのが基本
鉢植えのハオルチアは1年~2年に1回、株分けか植え替えをして根の詰まりを解消する必要があります。
2年以上放置していると土の粒が崩れ、土がカチコチに固まることで鉢内が蒸れやすくもなります。
根腐れを防ぐためにも、最低でも2年に1回は植え替えまたは株分けをするのが理想的!
ハオルチアの植え替え・株分けに適した時期は春先~初夏にかけて
ハオルチアの植え替え、株分けをするのに適した時期は、春から初夏にかけてです。
この時期には、ハオルチアの生長が盛んになるため新しい株が早く根付きやすく、植え替え・株分け後の経過もスムーズです。
子株を外したり植え替えるのは、気温が比較的安定している季節が好ましい。生育が盛んになる春に実施することで、子株が新しい土に根付きやすくなるよ。
子株が増えたハオルチアを株分けする方法
ハオルチアの株分けに適しているのは、春~初夏にかけての生育が盛んになる時期です。
株分けするのは株が健康な状態であることが最低条件となります。
用意するもの
- 新しい鉢や容器(株を植え替えるため)
- 新しい用土(水はけの良い多肉植物用の土)
- 切れ味の良いハサミ
ハオルチアを株分けせず子株ごと育てる方法
これ以上鉢を増やしたくない…という場合におすすめなのが植え替えです。
根が鉢からはみ出してきたり、株が鉢いっぱいになってきたら植え替えを検討します。
準備するもの
- ひとまわり大きめの鉢(今の鉢より直径プラス3cmほどのもの)
- 新しい用土
手順①植え替え前数日は水遣りを控え土を乾燥させる
植え替え前の数日は水遣りを控え、土を乾かし気味にしておきます。
手順②新しい鉢を準備しておく
新しい鉢に鉢底石、用土を1/3ほど入れてすぐに植え付けられるようにしておきます。
手順③鉢から株を取り出す
鉢から株を取り出します。鉢の側面をトントンと叩いて振動を与えると抜けやすいです。
手順④古い根、傷んだ葉などを取り除く
根に付いた古い土、黒く変色した根は取っておきます。
手順⑤新しい鉢に植え付ける
あらかじめ準備しておいた鉢に株を植え付けます。
このとき、害虫予防として「オルトランDX」を根が当たる部分に撒いておくとなお良いです。
手順⑥水やりして明るい場所で管理
たっぷりと水やりして、直射日光を避けた明るく風通しの良い場所で根が張るのを待ちます。
室内なら南~東向きの窓際へ、屋外なら遮光ネット下か半日陰に置いて休ませよう。直射日光は避けてね。根が張るまでは土が乾き過ぎないように気を付けよう。
ハオルチアの子株が出ない原因と対処法
よくある質問
子株はそのまま放置して育てて大丈夫?
子株が健康であれば、そのまま成長させても構いません。ただ、スペースが限られている場合は株分けや植え替えが必要です。
親株や子株が鉢を覆い尽くしている場合、春~初夏までに株分けが植え替えをしましょう。
子株を外すのに適した時期はいつ?
ハオルチアの株分けに適した時期は、通常、春から初夏にかけてが良いです。
この時期はハオルチアの成長が盛んになる季節であり、新しい株が根付きやすくなります。
株分けを行うときは、気温が比較的安定している日を選ぶのが◎。
気温と湿度が安定した過ごしやすい時期に株分けすると根付きやすくなるよ。
子株が出ないと株を増やせないの?
ハオルチアを増やす方法は株分け以外にもいくつかあります。以下は主な方法です。
- 葉挿し: ハオルチアは一部の種類で、葉を切り取って挿し芽することができます。葉を切り取り、切り口を乾燥させ、その後用土に挿して根付かせます。ただし、全てのハオルチアが葉挿しに適しているわけではないため、種類によって成功率が異なります。
- 種まき: ハオルチアの種が手に入る場合、種まきによって増やすことができます。種を植えた用土を湿らせ、適切な環境下で発芽させます。ただし、ハオルチアの種まきは成長が遅いため、栽培者にとっては株分けや葉挿しよりも手間がかかる場合があります。
まとめ
- ハオルチアの子株が増えすぎて鉢がぎゅうぎゅう詰めになったら、植え替えor株分けで根詰まりを解消するとともに、蒸れによる根腐れを未然に防ぐ
- ハオルチアの鉢が増えても構わないなら株分けするのがおすすめ
- 鉢が増えるのは嫌…という場合はひとまわり大きめの鉢に植え替えるのが良い
- ハオルチアの株分け、植え替えに適した時期は春先~初夏にかけて
- ハオルチアに子株が出ない原因には「株が未熟」「光線不足」「寒さ」「根詰まり」「根のダメージ(水切れ、根腐れ)」などがある