真っ赤な花がエキゾチックな雰囲気を漂わせてくれる人気の観葉植物・アンスリウム。ひと鉢置いておくだけで室内をトロピカルな雰囲気に変えてくれる存在感のあるインテリアグリーンです。
そんなアンスリウムが枯れる原因とは?今回は、アンスリウムが枯れる主な原因とお手入れのコツをまとめてくわしくご紹介します。
アンスリウムが枯れる原因とは?お手入れのコツ3つも!
それでは、アンスリウムが枯れる主な原因をみていきましょう。いかにも寒さが苦手そうなトロピカルな見た目ですが、実際はどうなのでしょうか?
アンスリウムが枯れる原因①10度以下の寒さ
アンスリウムの原産地は熱帯アメリカやコロンビア、西インド諸島などの暖かい場所です。そのため、日本の冬はアンスリウムにとって過酷な環境となります。
室内であっても冷暖房をオフにする朝晩は冷え込み15度以下になることも多いでしょう。アンスリウムを枯らさずに育てるためには最低でも10度程度は必要になります。
![](https://plantopics.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
室内に置いているし大丈夫!と思っていても要注意。窓際は想像以上に冷え込むことが多いよ。特に朝晩は窓から1~2m離すだけでも寒さ対策になるから試してみてね。
アンスリウムが枯れる原因②根腐れ
アンスリウムの土が乾かないつちに次から次へと水を与えていると、根が呼吸できずに傷んで腐る「根腐れ」を招きます。
腐った根は水分や養分を吸収することができません。その結果、根が腐って徐々に地上部の弱り枯れてしまいます。
また、鉢の中が根っこでいっぱいになる「根詰まり」を起こしている場合、土が乾いてから水を与えても根がぎゅうぎゅうに詰まってスムーズに水分を吸い上げることができません。
その結果、根詰まりが根腐れを招いてアンスリウムが枯れる原因になります。残念なことに、根腐れに発展してからでは復活が難しいです。
鉢底から根がはみ出ていたら植え替えのサイン!
![](https://plantopics.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
特に気を付けたいのが秋から冬にかけての時期。気温が下がることで根が水分を吸う力が弱くなるよ。暖かい時期と同じ感覚で水やりしていると、吸いきれずに残った水分が根を傷ませ根腐れに発展することもあるんだ。
アンスリウムが枯れる原因③直射日光
アンスリウムは直射日光により「葉焼け」を起こす恐れがあります。特に気を付けたいのが真夏の高温期です。
アンスリウムが葉焼けすると、葉の色が薄くなったり、茶色く焦げたように変色したりします。
その結果、傷んだ部分は光合成がおこなえなくなり、葉焼けが拡がることで徐々に株自体が弱って枯れる原因にもなりえます。
![](https://plantopics.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
葉焼けは見た目を悪くさせるだけでなく、植物自体をも枯らすことのあるトラブルなんだね。
アンスリウムが枯れる原因④害虫被害
アンスリウムを室内に置きっぱなしにしている場合に湧きやすいのが「ハダニ」「カイガラムシ」などの害虫です。
これらの害虫がアンスリウムに付くと、樹液を吸いとられ徐々に弱らされます。
「なんとなく元気がないな…」「前より葉の色が悪い…」
そんなときは、葉の表だけでなく裏面や葉の付け根、茎などに小さな虫がついていないか点検してみましょう。
早目に駆除することで被害を最小限に抑えられ、枯れるのを防ぐことができますよ。
![](https://plantopics.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/woman.png)
手で触るのが気持ち悪いときは殺虫剤の使用も検討しよう。とにかく早目の対処が大切!
アンスリウムのお手入れのコツ3つとは?
では、アンスリウムを枯らさずに長く楽しむためのお手入れのコツ3つをご紹介します。
もう枯らさない!アンスリウムのお手入れのコツ①最低でも15度は保つ
その南国チックな見た目通り、なんといっても寒さが苦手なアンスリウム。特に気を付けたいのが秋から冬にかけての寒さです。
屋外で管理している場合、最高気温が15度以下になってきたら暖かい室内へ移動しましょう。
ただ、耐陰性があるとはいえ美しい姿を保つためには日光が欠かせません。室内でもできるだけ明るい場所に置きます。
窓際がベストですが、真夏だけは直射日光を避けてレースカーテン越しの光にし葉焼けを防ぎます。
朝晩の冷え込みを避けるため、夜になったらできるだけ窓から離してお部屋の中心部に置くと寒さ対策として効果的です。
もう枯らさない!アンスリウムのお手入れのコツ②水やりは土が乾いてからが基本
土が乾かないうちの水やりは根腐れを招きます。とはいえ、春から秋にかけての時期は生長が旺盛なアンスリウム。水を吸う速度も寒い時期に比べると早いです。
春から秋にかけての暖かい時期は土が乾いてきたらたっぷりと与えましょう。最高気温が15度以下になってきたら乾かし気味に管理することが冬越しのコツです。
土が乾いてさらに3,4日してから水を与えます。
ただし、地上部が乾燥すると葉を傷める原因になるため、特に乾燥しやすい時期は葉水(はみず)を1日数回し空中湿度を高めてやるのがおすすめです。
水やりの管理を楽にしてくれる便利なアイテムもある
「できるだけ枯らしたくない」「水やりのタイミングを失敗しがち」
そんな方におすすめなのが水やりチェッカーです。土に差しておくだけで色で水やりのタイミングを教えてくれる便利アイテム。
土が乾いたら「白」、濡れている時は「青」!
特に枯らしたくない植物に使用すると枯れるリスクを大幅に減らすことができますよ。
|
もう枯らさない!アンスリウムのお手入れのコツ③風通しのよい場所に置く
植物が光合成する上で欠かせないのが「水」「光」「風」の3つです。
つまり、風通しの悪い場所に置きっぱなしにしていると、すぐに枯れるということはもちろんありませんが、徐々に株を弱らせる原因にはなりえるのですね。
そのため、アンスリウムをできるだけ丈夫に色つやよく保ちたい場合は「風通しのよさ」も重要になります。
春から秋にかけての暖かい時期(15度以上)であれば、屋外の半日陰に置いてみましょう。真夏や真冬であれば室内での管理がメインになりますね。
その場合は扇風機やサーキュレーターなどを活用し、できるだけ室内の空気を動かし風の流れを作ってやります。
風通しのよい環境を保つことで、株を丈夫に保つだけでなく、カビやキノコ、病害虫を防ぐ効果も期待できますよ。
まとめ
今回は、アンスリウムが枯れる主な原因とお手入れのコツ3つをくわしくご紹介しました。
やはりアンスリウムを枯らさずに育てる上で高い壁となるのが冬場でしょう。
特に気温が下がる時期は要注意です。徐々に水やりの回数を減らし、根腐れを防ぎます。一週間以上、土が湿っていると根腐れしやすいので要注意。
また、できるだけ明るい場所に置いて風通し良くしてあげることも、株を丈夫に保つ上では重要なポイントですね。
アンスリウムが枯れる主な原因
- 10度以下の寒さ
- 根腐れ(特に秋~冬は注意)
- 直射日光(真夏の西日は特に注意!)
- 病害虫
もう枯らさない!アンスリウムのお手入れのコツ3つ
- 最低でも15度は欲しい
- 水やりの基本は「土が乾いてから」
- 風通し
人気のtopics
「ダイソー多肉!これまでにダイソーで購入した多肉植物たち」はこちら