ポーチュラカリア・雅楽の舞の葉がポロポロと落ちてお困りではありませんか?
実は、ポーチュラカリア・雅楽の舞は、セダムやエケベリアなど一般的な多肉植物に比べると、あまり寒さに強くありません。
今回は、ポーチュラカリア・雅楽の舞の葉が落ちる時によくある原因と対処法を紹介します。
ポーチュラカリア・雅楽の舞の葉が落ちる原因と対処法
10度以下の寒さ
ポーチュラカリア・雅楽の舞は、セダムやエケベリアなどのように寒さに強くありません。
アフリカ原産で生育適温は20度~25度くらいです。
10度以下の寒さに当たると葉がポロポロと落ち、霜に当たると枯れてしまいます。
対処法
- 冬は基本、室内で管理する。南~東向きの窓際に置くのがベスト
- 寒さで生育が鈍る。水やりは土が乾いてさらに3日ほど経ってからでok。月1~2回が目安
水の遣りすぎ
土が乾かないうちに次から次へと水やりしていると、根が呼吸できずに傷んで腐ってしまいます。
ポーチュラカリア・雅楽の舞の水やりは、土が乾いたタイミングでたっぷりと与えるのが基本です。
対処法
- 必要であれば明るく風通しの良い場所へ移動
- 土が完全に乾くまで水やりは控える
光線不足
観葉植物と違い、耐陰性はほとんどありません。
そのため、あまりにも日当たりの悪い場所に置いていると葉と葉の間隔が伸び、ひょろひょろとした見た目になります。
光線不足によって株が弱ると、葉もポロポロと落ちやすくなります。
対処法
- 室内なら南~東向きの窓際に置く
- 気温が許す限りは屋外で管理するのが理想:10度以下、30度以上なら室内管理がおすすめ
- すでに徒長した部分は元に戻らないため、樹形を整えたいなら春に切り戻して仕立て直す
害虫被害
暖かい時期や暖かい室内では、カイガラムシが付きやすいです。
葉の付け根や枝に白い綿状のものや見慣れない粒々があれば、綿棒で拭い取ります。
対処法
- 白い綿状のものはコナカイガラムシの可能性大。綿棒やピンセットを使い早めに取り除く
- 取ってもすぐ再発する場合は殺虫剤の使用も検討する
- 虫予防のため「オルトランDX」をあらかじめ土に混ぜておくとよい
ポーチュラカリア・雅楽の舞でよくある質問
耐寒性はどれくらい?
ポーチュラカリア・雅楽の舞は非耐寒性多年草です。
耐えられる寒さは5度程度までですが、10度以下になると徐々に葉が落ちて弱ってくることが多いです。
夏越しは簡単?
暑さには比較的強く、春から夏にかけて生育が旺盛になります。
ただし、夏の直射日光に当てたり、高温時に水やりしたりすると、葉や根が傷んでしまうため注意が必要です。
屋外の場合、夏は半日陰へ移動し、水やりは日が暮れてからおこなうのが無難です。
心配なら遮光ネットを使うか、夜間のみエアコンの効いた室内で休ませます。
水やり頻度は?
土が乾いたらたっぷり与えるのが基本ですが、夏と冬の水やり頻度と時間には注意が必要です。
- 春、秋:土が乾いたタイミングで鉢底から流れ出るくらいたっぷりと与えてok
- 夏:土が乾いたタイミングでたっぷりと与えるが、暑い時間帯は避けた方が無難。根を傷めるため、水やり後の鉢を直射日光や高温に晒さないこと
- 冬:土が乾いてさらに3日ほど経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量を水やり。できるだけ暖かく天気の良い日の午前中に済ませる
直射日光に当てて大丈夫?
夏以外は直射日光に当たることで生育が旺盛になります。
ただし、夏の直射日光を葉焼けの原因になるため避けてください。
また、室内管理していた株をいきなり直射日光に晒すのも良くありません。
今より明るい場所へ移動する場合は、数日かけて少しずつ明るさに慣らすことで葉焼けを防ぎます。
ポーチュラカリア・雅楽の舞の葉が落ちる原因と対処法【まとめ】
- 雅楽の舞の葉が落ちる時によくある原因には、「10度以下の寒さ」「水の遣りすぎ」「光線不足」「害虫被害」などがある
- 雅楽の舞は、寒さにはそこまで強くないため、冬越しは室内でするのが基本
- 水やりは土が乾いてからたっぷりとが基本。ただし、生育の鈍る冬は乾かし気味に管理
- 根腐れが疑われる場合は、一旦水を控えて土がしっかり乾くまで待つ。必要であれば、直射日光を避けた明るく風通しの良い場所へ移動
- 雅楽の舞は耐陰性がほとんどない。室内なら南~東向きの窓際に置く。気温が許す限りは屋外で管理するのが理想
- 白い綿状のものや見慣れない粒々が付着している場合、害虫被害を受けている可能性がある。早目に取り除いて被害を最小限に抑える