サボテンは屋外放置でも問題なく育つ?
丈夫で枯らしにくい植物といえば、一番にサボテンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
そんなサボテンはもちろん屋外放置でも問題なく育つことがほとんどですが、ポイントを押さえていないと弱ってしまうこともあるんです…。
そこで今回は、サボテンを屋外放置で育てるコツと屋外放置にするメリット、デメリットについてまとめてみました。
この記事を読めば、
- サボテンは屋外放置で置きっぱなしでも大丈夫?
- サボテンを屋外放置で育てるメリット・デメリット
- 100均のサボテンを屋外放置で育ててみた!【経過レポート】
が分かるよ!
サボテンは屋外放置で置きっぱなしでも大丈夫?
雨ざらしでなければok!
サボテンは屋外放置でも問題なく育ちますが、雨ざらしは避けた方が無難です。
サボテンは高温多湿を嫌うため、雨ざらしだと土が蒸れて根が腐ってしまう恐れがあります。
サボテンを屋外放置するなら、雨が当たりにくい軒下に置こう!
30度を超える真夏は半日陰か遮光ネットの下へ移動
30度を超える夏に直射日光を当てると、葉が焼けて変色してしまう恐れがあります。
夏場は半日陰か遮光ネットの下へ移動し、葉焼けを防ぎましょう。
夏、晴天時に水やりするのもNG。水温が上昇して根が煮え、腐ってしまうことが多いんだ。夏の水やりは日が暮れてから。
0度以下なら室内へ避難
サボテンは0度くらいまでなら耐えられることがほとんどですが、霜や雪に当たると株が弱ってしまいます。
特に土が湿った状態で寒さに晒されると、根が冷えて大きなダメージを受けてしまうことも多いです。
寒さによって細胞が壊れるとぶよぶよに傷んで、復活が難しくなっちゃうよ。
道路に面している場合は盗難に注意して
人通りのある道路に面している場合、屋外に置いたままにしていると盗難被害に遭う恐れもあります。
特に、希少な品種を屋外に放置する場合は注意が必要です。
最近ではアガベが盗まれてニュースになってたよね。
サボテンを屋外放置で育てるメリット・デメリット
メリット
- 株を充実させられる:屋外で育てることで、サボテンは十分な日光を受け取ることができます。これにより、健康的な成長と花の咲き方が促進されます。
- 自生地に近い:屋外であれば、サボテンが本来の自然環境に近い条件で育つことができます。十分な日光と風通しは室内では得にくいです。
- 根腐れリスクが低い:屋外での栽培は、室内での栽培よりも空気の循環が良いため、根腐れやカビ、病気や害虫などのリスクが低くなります。
- 徒長を起こしにくい:屋外の場合、光と風が得られることで、徒長を起こしにくくなります。
デメリット
- 気候の影響を受けやすい:屋外での栽培では、気温や気象条件の変化によってサボテンがストレスを受ける可能性があります。寒冷地域では冬の間に凍結する危険性があります。
- 害虫や動物の被害:屋外でのサボテンは、害虫や動物による被害を受けるリスクが高いです。特に、鳥やネズミなどがサボテンを食べる可能性があります。
- 適切な場所の確保が難しい:屋外での栽培には、適切な場所を確保することが必要です。日当たりや風通しの良い場所を見つけることが難しい場合、サボテンの成長に影響を与える可能性があります。
- 盗難に注意しなければならない:道路に面した場所にサボテンを置く場合、盗難には十分に注意しなければなりません。
我が家では基本、ベランダの軒下に放置してる。-2度以下になりそうなときだけ室内へ避難させてるよ。室内だとどうしても徒長しちゃうから、サボテンは基本屋外放置!
ホームセンターで買ったサボテンを屋外放置で育てる【経過レポート】
ホームセンターでとっても可愛いサボテン「高砂丸」を発見。
さっそくベランダに置いて、基本放置で育てていこうと思います!
素焼き鉢に植え替えてベランダの軒下で栽培スタート【2024/4】
できるだけ大きく、充実した株に育てたいので、ひとまわり大きめの素焼き鉢に植え替え。
トゲが刺さらないよう100均で買ったミニトングを使って植え替えました。便利!
ベランダの棚に置いて栽培スタート。しっかり根が張るまでは、遮光ネットの下に置いて管理します。
※随時更新予定!
サボテンの屋外管理でよくある質問
直射日光を当てても大丈夫?
サボテンは日光が大好きなので、屋外の直射日光に当たっても大丈夫です。
ただし、暗い場所から急に明るい場所へ移動したり、真夏の直射日光に当てたりすると葉焼けを起こす可能性があります。
自生地に比べて高温多湿な日本の夏はかなり過酷。高温状態で強い光に当たると、葉焼けのリスクが高まります。
筆者の場合、様子をみて30度を超えてきたら半日陰へ移動するか、遮光ネットの下に移動してるよ。葉焼けを起こすとくすんだような色になって、基本元に戻らないから注意。
冬も屋外に置きっぱなしで平気?
サボテンは冬の屋外でも、0度程度までなら耐えられるものがほとんどです。
ただし、土が湿った状態で5度以下の寒さに当たるのはNG!
サボテンを冬の屋外に置きっぱなしにするなら5度以下なら断水し、霜や雪の当たらない場所に置くことが大前提です。
水は何日に1回ペースで与えるべき?
水を与えるのは土がしっかり乾いてからが基本です。
土がどれくらいで乾くかは、気温や湿度、日当たりや風通し、使用している土や鉢の種類によって異なります。
「〇日に1回」などと決めず、土の乾き具合を確認してから水を与えましょう。
土が乾いたかどうかイマイチ分からないという場合は、水やりチェッカーがあると便利です。
〇日に1回って決めちゃうと、水の与えすぎで根を腐らせやすい。初心者あるある。
結論:サボテンは屋外放置でも育つけど、雨ざらしや0度以下の寒さは避けるべき
- サボテンは屋外放置することで十分な日光と風通しが得られるため、株が充実して丈夫に育つことができる
- ただし、サボテンを屋外で育てるなら「雨ざらしにならない場所に置く」「真夏は直射日光に当てない」「0度以下なら室内へ移動」などのポイントを押さえておく
- サボテンを屋外に放置する場合、盗難の恐れもあるため十分に注意すること