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サボテンは夏と冬に断水するべき?小さな苗は乾燥によるダメージに注意

サスティーを挿したサボテン 多肉植物

サボテンは夏と冬に断水した方がいいって聞いたけど、弱ってしまわないか心配…。

断水してたらサボテンにシワが寄ってきた。大丈夫かな?

サボテンは夏と冬に断水することで、過度の暑さと寒さから株を守ることができます。

とはいえ、断水するとなるとそのまま弱って枯れてしまわないかと心配になってしまう方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、サボテンの断水から水やり再開までの流れと断水に注意が必要なサボテンについてまとめてみました。

この記事を読めば、

  • サボテンは夏と冬、どちらも断水すべき?
  • 100均の小さなサボテンは断水による過度の乾燥に注意
  • サボテンの断水から水やり再開までの手順

が分かるよ!

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この記事を書いた人
meme

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。小原流華道初等科修了。現在は自宅で約100種類の多肉&観葉植物を栽培中。キラキラ輝くハオルチア・オブツーサが大好き。

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サボテンは夏と冬、どちらも断水すべき?

素焼き鉢に植えたサボテン

夏は高温から株を守るために断水気味に管理する

  • 土が完全に乾いてさらに3日~4日ほど経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量で水を与える(日が暮れた後の夜間がベスト)

夏は高温によってサボテンの生育が鈍ります。

そのため、完全に断水せずとも土は乾かし気味に管理する必要があります。

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冬は凍結から株を守るためにほぼ完全に断水する

  • 最低気温が10度くらい…土が乾いてさらに3日~4日ほど経ったら、土の約1/3が湿るくらいの量で水を与える(晴れた日の午前中に常温の水を使用する)
  • 最低気温5度以下…完全断水

冬、最低気温が5度以下の環境でサボテンを冬越しさせるなら断水します。

断水することで根の凍結を防ぎ、樹液濃度を高めることで寒さから株を守ります。

寒さに当たることで赤っぽく変色したりシワが寄ったりするよ。気温が上がってきて、水やりを再開すれば徐々に元の色に戻ることが多い。心配なら室内で冬越しさせるのもアリ。

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100均の小さなサボテンは断水による過度の乾燥に注意して

かわいい玉サボテン

100均に売っているような小さなサボテンの場合、あまりにも乾燥しすぎると弱ってしまう恐れもあります。

小さな苗は過度の乾燥に注意。真夏・真冬は室内管理が安心

小さなサボテンは、極端な乾燥や暑さ・寒さに耐えられるほど体力が備わっていません。

冬の場合、完全に断水するのは不安が残ります。

5度以上あるようなら月に1回程度、土の約1/3が湿るくらいの量で水を与え様子を見るのも良いでしょう。

夏は日暮れ後、冬は暖かい日の午前中に済ませる

夏と冬に水を与える場合、できるだけ暑さや寒さの影響を受けにくい時間帯を選びます。

夏なら日が暮れた後の夜間、冬ならできるだけ天気が良く暖かい日の午前中までに済ませるのが無難です。

冬に水を与える場合、冷水はNG。1時間ほど室温に慣らしたものを使ってね。急激に根が冷えると弱ってしまうこともあるよ。

土の乾き具合がイマイチ分からない時は、水やりチェッカーがあると便利

土の乾き具合ってどうやって確認するの?いちいち土に触るのも面倒だし、割りばしを土に挿すのは根を傷つけてしまいそう…。

もっとも確実なのは鉢の重さを量ること。あらかじめ、土が乾いた状態で計量しておくとよいでしょう。

とはいえ、いちいち鉢の重さを量るのは面倒ですね。そんな時は水やりチェッカーがあると便利です。

サスティー

土に挿しておくだけで土の乾き具合が色で確認できるよ!

 

 

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サボテンの断水から水やり再開までの流れ

徒長気味に伸びたサボテン

春(生育期)

  • 土が中心部までしっかり乾いたら、そのタイミングで鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水を与える

春はサボテンがよく育つ時期だよ。植え替えするならこの時期がベスト。

梅雨(湿度による蒸れに注意)

  • 土がしっかり乾いてさらに2日ほど経ってから、土の約1/2が湿るくらいの量で水やり

梅雨時期は湿度によって土が乾きにくくなる。経験上、春と同じ感じで水を与えていると蒸れて根腐れを起こしやすい。気持ちやや控えめを意識してみて。

  • 30度を超えたら徐々に水やりを控え目にシフト。土が乾いてさらに3日~4日くらい経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量で水を与える
  • 太陽がカンカンに照る状態で水を与えない。夏の水やりは日が暮れてからの夜間におこなう

真夏は月に1回程度の水やりでok。サボテンにとって日本の夏は暑すぎるんだ。屋外管理の場合は夜間のみ涼しい室内へ移動するのが安心。経験上、熱帯夜が続くと弱りやすい。

  • 土が中心部までしっかり乾いたら、そのタイミングで鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水を与える

再び生育期到来!植え替えるなら最後のチャンス。

  • 室内管理の場合(15度以上が保てる)…土が乾いてさらに3日~4日経ったら、土の約1/3が湿るくらいの量で水を与える
  • 屋外管理の場合(5度以下になる環境)…断水。0度以下なら室内へ移動

土が濡れた状態で寒さに晒されると、水温の低下によって根が深刻なダメージを負う。筆者の場合、屋外管理のサボテンは12月~3月くらいまで完全断水してるよ。

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サボテンの断水でよくある質問

サボテンの水やり方法

どれくらいの断水に耐えられる?

どれくらいの断水に耐えられるかは、サボテンを育てている環境によっても異なります。

ただ、筆者の場合、屋外管理のサボテンは毎年8月~9月はほぼ断水、12月~3月は完全に断水しています。

冬は4か月ほど断水していますが、問題なく育っていますよ。ちなみに近畿地方です。

35度以上の暑さや5度以下の寒さに晒されている状態で水遣りすると、根が煮えたり凍ったりして深刻なダメージを受けてしまう。断水は極端な暑さや寒さから株を守るためにも必要!

しわしわになっちゃったけど、断水したままで平気?

断水によってしぼんだサボテン

断水する以上、どうしてもシワが寄ってくるでしょう。

ただ、極端な暑さや寒さで生長が緩慢になっている状態で水を与えると、そのまま根を傷めて深刻なダメージを受けてしまうリスクの方が高いです。

サボテンは乾燥には非常に強いため、ちょっとくらいしわがよっても問題ないことがほとんどです。

室内管理でも断水したほうがいいの?

室内管理の場合、屋外に比べると極端な暑さや寒さに晒されることはないため、断水よりは「断水気味」に管理するのがおすすめです。

具体的には、土が乾いてさらに3日~4日経ったらの水やり。夏冬であれば月に1回程度が目安になります。

ただ、室内管理の場合、断水するかどうかよりも「風通し」が重要です。

サボテンの場合、蒸れに弱いので窓を閉め切った室内に置いていると、断水してもしなくても弱ってしまいます。

窓を閉め切りがちになる季節はサーキュレーター必須。サボテンを長生きさせるためには空気を動かすことが重要。

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霧吹きはしてもok?

葉水

一年を通して、サボテンに霧吹きでの葉水は基本不要です。

サボテンは乾燥に強い反面、蒸れると株を傷めやすくなります。

霧吹きでちょこちょこ水やりするのも×。土が乾いているときと濡れている時のメリハリが大事です。

サボテンの水やりはジョウロを使ってね。

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結論:サボテンは夏と冬に断水すべきだけど、置き場所によって調整が必要

  • サボテンは夏と冬に基本は断水すべき
  • ただし、管理環境によっては完全に断水するのではなく、様子をみて乾かし気味に管理する
  • 100均で売っているような小さなサボテンの場合、完全に断水すると弱ってしまう恐れもあるので注意

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