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サボテンの元気がない時に必ず確認すべき3つのチェックポイント

サボテンの硬さチェック 多肉植物

サボテンの元気がない。水やりしても回復しないし、原因がさっぱり分らない…!

育てるのが簡単と思われがちなサボテンですが、長く育てていると「元気がないな…」と悩むタイミングが必ず出てきます。

そして、サボテンが弱っている時に肥料を与えたり、強い光に当てたりするのは厳禁

今回は、サボテンの元気がない時に必ず確認すべきチェックポイントと、元気がない原因と対処法をよくある症状別で紹介します。

この記事を読めば、

  • サボテンの元気がない時にまず確認すべきチェックポイント
  • サボテンの元気がない時の原因、対処法【よくある症状別】

が分かるよ!

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この記事を書いた人
meme

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。小原流華道初等科修了。現在は自宅で約100種類の多肉&観葉植物を栽培中。キラキラ輝くハオルチア・オブツーサが大好き。

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サボテンの元気がない時に必ず確認すべき3つのチェックポイント

土は乾いているか?湿っているか?

土の乾き具合をチェックする方法

まずはサボテンを植えている土の乾き具合を確認します。土の乾き具合を確認する方法には以下のようなものがあります。

  • 土に指を2~3センチほど差して水気を感じないか確認
  • 鉢を持ち上げて重さで判断…普段から水やり後の鉢の重さを把握しておくとよい
  • サスティー(水やりチェッカー)を使う
  • 重さを量る…水やり前の重さを記録しておく、など

サスティーは、土に挿しておくだけで土の乾き具合を色でお知らせしてくれる便利グッズだよ。土がカラカラに乾いている場合は、たっぷりと水を与えて様子を見てみよう。

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柔らかくなっていないか?

サボテンの硬さチェック

サボテンを棒で軽くつついて、ぶよぶよと柔らかくなっていないか確認します。

7日以上土が湿っていて、かつサボテンが柔らかくなっている場合、腐敗している可能性が高いです。

ぶよぶよしているのが付け根だけなら、まだ復活の可能性はあるよ。

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虫が付いていないか?

綿棒で拭き取ったカイガラムシ

サボテンに虫が付いている場合、部分的にへこんだり、まばらに変色したりする症状が現われます。

また、白い綿状のものが付着していたり、表面がベタベタと汚れていたりする場合も害虫の可能性があります。

カイガラムシの場合はほとんど動かない。単なる汚れとして見逃してしまわないよう注意。虫がどうか分からない場合は、念のため綿棒などを使って拭き取っておこう。

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サボテンの元気がない時の原因、対処法【よくある症状別】

根腐れしたサボテン

症状①水を与えてもしぼんだまま

水を与えて7日以上経ってもサボテンがしぼんだままの場合、根が何らかのストレスやダメージを受け、水を吸えなくなっている可能性が高いです。

根が水分を吸えなくなる原因には、寒さ(10度以下)、根腐れ、極端な暑さ(35度以上)などが考えられます。

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症状②ふにゃふにゃと柔らかい

枯れたサボテン

サボテンがふにゃふにゃと柔らかく、土も湿ったままな場合、根が腐って腐敗が地上部まで拡がっている可能性があります。

この場合、放っておくと腐敗がどんどん広がって手遅れになることも多いです。

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症状③赤くなる、色が悪い

サスティーを挿したサボテン

サボテンが赤黒く変色する場合、寒さや暑さなどのストレスに耐えていることが多いです。

この状態は「ストレスカラー」とも呼ばれます。

茶色く変色する場合は、根腐れ・葉焼け・過度の乾燥なども考えられる原因です。

サボテンが赤くなる場合は極端な寒さや暑さに晒されていないか確認。置き場所の見直しも必要だよ。

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症状④開花しない

植え替え後のサボテン

サボテンが開花しない、花芽が付かないという場合、株が未熟であるか日光が不足していることが考えられます。

サボテンの花を咲かせるためには、株を充実させる必要があります。

また、生育期以外の夏と冬はほぼ断水して育てることも有効です。

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症状⑤曲がる、細長い、倒れそう

倒れる柱サボテン

サボテンが細長く伸びたり、付け根がぐらぐら不安定になる場合、光線不足や根腐れが疑われます。

  • 細長く伸びて弱々しい、ひょろひょろ➡日光不足が主な原因
  • 付け根から倒れる、ぐらぐら不安定➡根腐れ、根が活着していないことなどが主な原因
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サボテンの元気がない時によくある質問

徒長気味のサボテン

弱った時は栄養剤を与えるべき?

明らかに元気がない様子のときは栄養剤は控えた方が無難です。

ただ、ひとことに栄養剤といっても「肥料」と「活力剤」に分けられます。

肥料は主食で活力剤はサプリメントのような役割です。

特に肥料の場合、株が弱った状態で与えると、逆に根を傷めてしまうこともあります。

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日光が足りなかったのかも。明るい場所へ移動すべき?

素焼き鉢に植えた可愛いサボテン

サボテンは日光が大好きですが、明らかに元気がない時に強い光に当てるのは避けましょう。

元気がない時に強い光に晒すと、体力を消耗してさらに弱ってしまう恐れがあります。

まずは原因の究明から。今回紹介した対処法を参考に、これまでの管理を見直してみてください。

冬に元気がない。室内に置いて10度以上は保てているはずなのに…

サボテンは0度くらいまでなら耐えられますが、寒さが得意というわけではありません。

本来は、20度~30度くらいの暖かい気候を好みます。

15度を下回ると徐々に生育が緩慢になり、水を吸う力も弱まります。

寒い時期に暖かい時期と同じ頻度で水を与えていると、根が腐ってしまうから気を付けよう。

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枯れているのか生きてるのが見分けが付かない…

茶色く枯れたサボテン

サボテンは枯れると全体的にしぼみ、色は茶色っぽく変色することが多いです。(上写真)

ただ、緑色の部分や硬さのある部分がまだ残っているなら、復活の可能性も残されています。

初心者の場合、サボテンを「枯らす」というより「腐らせる」ことが多いよ。

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サボテンの元気がないときの原因と対処法【まとめ】

  • サボテンの元気がない場合、まずは「土の乾き具合の確認」「腐っていないか(硬さチェック)」「虫がついていないか確認」をおこなう
  • 7日以上経っても土が湿りっぱなしで、サボテンが柔らかくなっているなら根腐れが疑われる➡地上部にまだ緑色の硬い部分が残っているなら胴切りで再生可能
  • 水を与えて7日以上経っても復活の兆しが見えない場合、極端な寒さや暑さ、根腐れなどによって根がストレスやダメージを受けている可能性あり
  • サボテンが付け根から倒れ、ぐらぐら不安定な場合は、根が活着していないか根腐れの疑い
  • サボテンがひょろひょろと間延びする場合は、日光不足による徒長を起こしている可能性大
  • サボテンがなかなか開花しない場合、株が成熟しきれていない可能性がある。株が成熟するには十分な日光と風通し、適度な水分が不可欠

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