ハオルチアから花芽がにょきひょき伸びてきた。花は咲かせない方がいいって聞いたけど…放っておいて大丈夫かな?
ぷりぷりとした葉と透明な窓が美しい人気の多肉植物「ハオルチア」。実は春先に花を咲かせることがあります。
花はそのまま咲かせて楽しむこともできますが、株の状態によっては開花前に摘み取った方が良いこともあるんです。
そこで今回は、ハオルチアの花が咲いたときの対処法、開花時期について紹介します。
ハオルチアに花が咲いたらどうする?花芽は切るべき?
ハオルチアは花が咲いたからといって枯れるわけではありません。
ただ、株の状態によっては花が咲く前に摘み取っておく方が良いケースもあります。
花茎が伸び花が咲くにつれて株が弱っていく場合は摘み取る
花が咲くことで明らかに株が弱っていく場合、それ以上花が咲く前に花茎を摘み取っておきます。
もちろんそのまま開花させ花を楽しむのも良いですが、その場合は株に負担がかかる可能性が高いです。
株に勢いがあり、順調に育っているなら花を咲かせても問題はない。明らかに株が弱っているようなら、花茎は開花前に摘み取っておくのが安心だよ。
花茎は5cmほど残して切り取ると後で取り除きやすい
花茎(かけい)を切り取る際は、清潔なハサミで株元から5cmほどの花茎を残しカットします。
残った茎は、茶色くカラカラになってから引き抜くと簡単に取り除けます。
無理に引っ張ると株を傷めてしまう恐れがあるため注意します。
ハオルチアの観賞価値は花より葉!花は摘み取られることが多い
ハオルチアの花はどちらかというと地味です。
観賞価値が高いとはいえないため、美しい葉を保つためにも花芽は摘み取ってしまう方が多いようです。
ハオルチアの開花時期
ハオルチアの開花時期は春先、地域にもよりますが2月~6月頃です。
葉の隙間から花芽をにょきひょきと伸ばし、白やピンクの花を咲かせます。
開花時期である春以外にも花を咲かせることがある
ハオルチアは開花時期である春先以外にも花を咲かせることがよくあります。
基本は春に花を咲かせることが多いハオルチアですが、冬でも夏でも花を咲かせることは珍しくありません。
株が明らかに弱っているようであれば、花に気付いた時点で摘み取っておくのが安心です。
ハオルチアの花が咲かない原因は?
幼株の場合や日光不足の場合は花が咲かないことも
ハオルチアの花がなかなか咲かない場合、考えられるのは株が充実しきっていないことです。
十分な日光に当て、株が充実してくれば自然に花芽が出てくるはずです。
とはいえ、ハオルチアは直射日光が苦手。半袖で外に出られるくらいの気候になったら、日陰に移動するか遮光しよう。
根詰まりを起こしていないか確認してみよう
ハオルチアに花が咲かないという場合、鉢の中が根でいっぱいになっているかもしれません。
ハオルチアは太い根を真下に向かって垂直に伸ばします。株の大きさにもよりますが、やや深めの鉢を好む傾向です。
1年~2年に1回、「根詰まりの解消」と「土の交換」のため植え替えます。
花が咲かない品種も存在する
ハオルチアは意外に種類豊富です。南アフリカに自生するものだけで500種類ほどあるといわれます。
なかには花が咲かない品種も存在するようです。
ただ、園芸店やホームセンターで見かけるハオルチアの多くは春先に花を咲かせます。
ハオルチアに花が咲いたらどうする?花芽は切るべき?【まとめ】
- ハオルチアは花が咲いたからといって枯れない
- ただし、花が咲くことで明らかに株が弱っていくようなら摘み取っておくのが安心
- ハオルチアは開花時期である春以外にも花を咲かせることがよくある
- ハオルチアに花が咲かない場合、株が充実しきっていない(未熟、光線不足、根詰まり等)ことが考えられる
- ただし、ハオルチアには花が咲ないものも存在する