コノフィツムがしわしわになってしまった。水を与えてみたけどしわが取れない…。どうすればいいの…?
ころんとした見た目が可愛い多肉植物・コノフィツム。
多くの多肉植物に比べてまだまだ情報が少なく、謎の多い多肉植物です。
そこで今回は、コノフィツムがしわしわになる主な原因と対処法をくわしく紹介します。
この記事を読めば、
- コノフィツムがしわしわになる原因と対処法
- 水を与えてもしわしわが直らない時は?
- コノフィツムのよくある質問【Q&A】
が分かるよ!
コノフィツムがしわしわになる原因と対処法
コノフィツムがしわしわになる主な原因は以下の通りです。
コノフィツムがしわしわになる原因①脱皮の前兆
コノフィツムは1年に1回、古い葉を落として新しい葉を出します。いわゆる脱皮です。
春の終わりになると徐々に葉がしわしわと萎れはじめ、古い葉を被ったまま夏を越します。
そして秋になると、古い葉を突き破るようにして新しい葉が出てきます。
枯れているわけではないから捨てないでね!
コノフィツムがしわしわになる原因②乾燥
過度の乾燥に陥ると葉がしわしわになります。
土が完全に乾いているなら水を与えて様子を見ましょう。
生育が緩慢な梅雨~夏、真冬は乾かし気味に管理することで根を蒸れや冷えから守ることができるよ。この時期は葉にしわがよりやすいけど、水を与えすぎるのは×。
水を与えてもしわしわが直らない時は?
水を与えてもしわしわが改善されない…そんな時に焦って水を与えすぎるのは×です。
焦って水遣りを繰り返すのは危険だよ!
根が弱っている場合、水を与えても十分に吸収できない
どんなに水を与えても根が弱っていれば十分に水分を吸収できません。
そんな時に次から次へと水を与えると根が窒息し、腐ってしまう恐れがあります。
土が濡れている時と乾いている時のメリハリをつける
土が濡れている時と乾いている時のメリハリをつけることも大事です。
リトープスは高温多湿を嫌うため、水遣り後は明るく風通しの良い場所で管理します。
室内管理の場合はサーキュレーターをフル活用しましょう。
水遣りは晴天の日を狙って。風通しの良い場所で管理
根が弱っていたり生育が緩慢になる梅雨~夏は、できるだけ天気の良い日に水遣りを済ませます。
曇りの日や湿度の高い日に水遣りすると、土がなかなか乾かずに鉢内が蒸れやすくなるからです。
土は水はけの良いものを。鉢は通気性に優れる素焼き鉢やスリット鉢がおすすめ。リトープスに適した鉢については以下記事を参考にしてみてね。リトープスは直根性植物だから、長く育てるなら深さのある鉢が適しているよ。
コノフィツムのよくある質問【Q&A】
しわしわのコノフィツムは弱っている?
しわしわになるくらいはコノフィツムにとってそこまで大きな問題ではありません。
それよりも株元が柔らかく傷んだり、ジュレ状に溶けていたりする場合はかなり危険です。
高温多湿や霜、凍結によって細胞が傷み、そのまま溶けるようにして枯れてしまうこともあります。
初心者でも育てやすい品種は?
初心者でも失敗しにくく、数あるコノフィツムの中でも比較的に丈夫で育てやすいのが足袋型の品種です。
オレンジ色の華やかな花を咲かせる「祝典」、恋ピンク色の可愛らしい花を咲かせる「オペラローズ」は初心者でも育てやすい足袋型コノフィツムです。
初心者には育てるのが難しい品種は?
ビー玉のような姿が美しい「ブルゲリ」は人気の高いレア品種です。
ただ、初心者が育てるのはかなり難しい品種になります。
ブルゲリに挑戦するなら、コノフィツムの管理に慣れてきてからが良いでしょう。
レア品種は価格も高め。ひとことにコノフィツムといっても自生地によって微妙に管理方法が異なるよ。中でもブルゲリは管理がかなり難しいコノフィツムなんだ。
コノフィツムは室内で育てられる?
気温が許す限りは屋外で育てるのがおすすめです。
コノフィツムは観葉植物と違い、耐陰性がほとんどありません。長く育て続けるには十分な日光と風通しが不可欠です。
ただ、コノフィツムは室内で育てられないわけではありません。
コノフィツムを室内で育てるなら日当たり、風通しの良い南向きの窓際に置くことが最低条件です。
まとめ
- コノフィツムがしわしわになる主な原因は「脱皮の前兆」「過度の乾燥」の2つ
- 脱皮の場合は水遣りを控えて乾かし気味に管理するのが基本
- コノフィツムが脱皮し始めるのは春の終わり頃。枯れ葉を被ったまま夏越しする
- 過度の乾燥が疑われるなら水を与えて様子を見る
- 水を与えてもしわしわが直らない場合は根が弱っていることも考えられる
- 根が弱っている場合、次から次へと水遣りを繰り返すのは×。明るく風通しの良い場所で管理
- 土が乾いている時の濡れている時のメリハリをつけ、鉢は少し浮かせるようにすると通気性を確保しやすい