多肉植物はその可愛らしい姿から根強いファンが多く、
とはいえ、長く育てているうちに葉の色が薄くなる…といった症状にお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、多肉植物の葉の色が薄くなる原因とその対処法について詳し
多肉植物の葉の色が悪くなる原因
多肉植物の葉の色が悪くなる原因はいくつかあります。
多肉植物の色が薄くなる原因①根詰まり(鉢の中で根がいっぱいになっている)
多肉植物が鉢の中で根詰まりになると根が酸欠状態に陥ります。
多肉植物の色が薄くなる原因②日光不足
多肉植物は観葉植物とは違い、耐陰性がほとんどありません。長く育てていくためには十分な日光を必要とします。
そのため、多肉植物は日光が不足すると
多肉植物は気温が許す限りは屋外で管理するのが理想的です。
日当たりの良い場所が見つからない場合、
多肉植物の色が薄くなる原因③土が合っていない
多肉植物は水はけの良い土を好みます。
保水性が高すぎる土の場合は鉢内が蒸れやすく、
多肉植物の色が薄くなる原因④新陳代謝(株元の古い葉のみ)
多肉植物の葉は古くなると自然に黄色くなり枯れていきます。
これは生理現象であり、
ただし、新しい葉まで色が悪い場合は他の原因が考えられます。
多肉植物の葉が白くなる原因とその対処法
多肉植物の葉が白くなる原因は様々です。
葉の表面に白い粉が出ることもありますが、果糖(ブルーム)
果糖(ブルーム)の可能性を考慮する
- 果糖(ブルーム)は多肉植物自体が作り出す果糖の結晶です。
葉の表面に白い粉として現れることもあります。 - 果糖(ブルーム)
は植物が直射日光から身を守るために作られるものなので、 触らずにそのままにしておくことが大切です。 - 果糖(ブルーム)が取れてしまった場合は、再び果糖(ブルーム)
が作られるように日光の当たる場所に移動させましょう。また、 葉にではなく土に水をやりましょう。
葉焼けの予防策
- 葉焼けは、
多肉植物が強い日差しを浴びたことによって起こります。 - 直射日光の当たる時間や場所を調整し、
太陽光の強さを緩和することが重要です。 - 特に暑い季節は、多肉植物を室内で育てることをおすすめします。
白カビの防止策
- 白カビは、水やり過ぎや土壌の過湿が原因で発生します。
- 土の表面が乾いていても、
中が湿っている場合には注意が必要です。 - 風通しの悪い場所に置かれると土が湿りやすくなり、
白カビの発生率も高まります。 - 水やりの後は、
風通しの良い場所へ移動させることで白カビの繁殖を防ぐことがで きます。
害虫の対策方法
▲白い綿のように見える「コナカイガラムシ」
- カイガラムシやハダニ、アブラムシなどの害虫は多肉植物によく寄生します。
- 特にコナカイガラムシは多肉植物でよく見られ、
乾燥した場所を好みます。 - 害虫が見つかった場合は、
消毒用のアルコールを使用した器具で取り除くか、 薬剤を散布して対策を行いましょう。
凍傷の予防策
- 多肉植物は真冬の寒さにも注意が必要です。
- 凍傷を起こすと葉が白く変色し、
葉の組織が破壊される恐れがあります。 - 凍傷を防ぐためには、
寒い場所に放置しないように注意することが重要です。
☆★多肉植物の霜、凍傷対策についてはこちら↓↓
高温障害の対策方法
- 多肉植物は高温環境にも弱いため、40℃
以上の気温には注意が必要です。 - 高温環境では葉焼けが起こりやすくなり、
葉の色が変わってしまいます。 - 高温時は涼しい場所に移動させることで高温障害を予防することが
できます。
☆★夏の多肉植物のお手入れ方法について詳しくはこちら↓↓
日照不足への対策
- 多肉植物は日光が好きなため、十分な日照が必要です。
- ただし、直射日光は葉にダメージを与えることがあります。
- 直射日光の当たらない日陰でも十分な日光を浴びられる場所で育て
ることで日照不足による葉の白さを防ぐことができます。
うどんこ病の予防策
- うどんこ病は多肉植物に白い粉状のカビが発生する病気です。
- 多湿や乾燥に気をつけることでうどんこ病を予防することができま
す。 - 風通しの良い場所で育てることが重要です。
水分過多と水分不足への対策
- 多肉植物は葉に水分を蓄えるため、
適切な水分の与え方が重要です。 - 適度な水分供給は必要ですが、
水分過多になると根腐れの原因になります。 - 成長期には水をたっぷり与える一方、
梅雨の時期や夏場の高温時には水やりを控えることも重要です。
多肉植物を枯らさないためのポイント
多肉植物を枯らさないためには、
健康な苗を選ぶ
- 葉や枝の色を確認し、しっかりとした緑色のものを選びましょう。
- 粉や毛がある多肉植物の場合は、
粉や毛がしっかりとしているものを選びます。 - 葉が詰まっていて、新芽が綺麗な緑色である苗を選びます。
品種ごとの生育タイプを知る
- 多肉植物には春秋型、夏型、冬型などの生育タイプがあります。
- 同じ多肉植物でも品種によって特徴や育て方が異なるので、
品種ごとの生育タイプを把握しましょう。
日当たり・風通しの良い場所に置く
- 多肉植物は日光と風通しの良い場所で育つため、
適切な場所を選びましょう。 - 直射日光が当たらない場所を選び、風通しの良い場所がよいです。
- 半日陰で日当たりがちょうど良く、
風通しが良い場所を選ぶと良いでしょう。
季節ごとに水やり頻度を変える
- 多肉植物は季節によって水やりの頻度が異なります。
- 夏は水分が蒸発しやすいため、頻度を増やしましょう。
- 冬には水やりを控えめにし、根が傷まないように注意しましょう。
- 一般的な目安は、2週間おきに1回水やりですが、
状態に応じて調整しましょう。
初心者でも失敗しにくい!育てやすい多肉植物の品種
初心者にもおすすめの育てやすい多肉植物品種をご紹介します。
セダム属のおすすめ品種
▲虹の玉
- 「タイトゴメ」:米粒のような形をした葉が特徴で、
秋から冬にかけて紅葉します。 - 「虹の玉」:ぷっくりとした葉が可愛いく、冬になると真っ赤に染まって楽しませてくれます
エケベリア属のおすすめ品種
▲七福神
- 「エケベリア・リラシナ」:赤くなるバラのような形状が特徴で、
葉がピンク色に変化します。 - 「七福神」:ロゼット状に広がる葉はまるで花びらのように美しい。子株がどんどん増えて育て甲斐があります。
グラプトペタルム属
- 「朧月」:白味がかった葉が美しい多肉植物。群生して垂れ下がるように育つ。昔からある丈夫で育てやすい多肉植物。
- 「姫秋麗」:シルバーがかったロゼット状の葉が可愛らしい人気の多肉植物。とても丈夫で初心者でも育てやすい。
よくある質問
Q1. 多肉植物の葉が黄色く変色する原因は何ですか?
A1. 多肉植物の葉が黄色く変色する原因は、根詰まり、日光不足、
Q2. 多肉植物の葉が色あせて薄くなる原因は何ですか?
A2. 多肉植物の葉が色あせて薄くなる原因は、根詰まり、日光不足、
Q3. 多肉植物の葉が白くなる原因は何ですか?
A3. 多肉植物の葉が白くなる原因は、果糖(ブルーム)、葉焼け、
Q4. 多肉植物を枯らさないためのポイントは何ですか?
A4. 多肉植物を枯らさないためのポイントは、健康な苗の選択、
多肉植物の色が薄くなる原因と対処法【まとめ】
多肉植物の葉の色が薄くなる原因や対策についてご紹介しました。
さらに、葉が白くなる原因と対処法、
これらの情報を参考にして、