エケベリア「七福神」を挿し木で増やす方法をご存じですか?
七福神は数あるエケベリアの中でも人気の品種で、花びらのように広がる葉が可愛い多肉植物です。
本記事では、そんな七福神を挿し木で増やす方法を画像を添付して分かりやすく解説します。
初心者でも簡単だから大丈夫!ぜひ、挑戦してみてね。
七福神の増やし方を画像付きで分かりやすく解説!
七福神を挿し木で増やすのは簡単。基本は切って挿すだけ。
とはいえ、ちょっとしたコツを押さえておくことで失敗を防ぐこともできますよ。
七福神を挿し木で増やす方法 手順①適期は春or秋
七福神の生育がさかんになるのが春と秋です。挿し木で増やす場合、より生育がさかんな春か秋に実施することで失敗を防ぐことができます。
梅雨直前は避けた方が無難
ただし、梅雨の直前は避けた方が無難です。理由は、七福神は蒸れが苦手だから。
挿し木にしてもすぐに梅雨が到来すれば、生育が鈍って十分に発根する前に弱ってしまう恐れがあります。
おすすめは気温が上がり始める春先。地域にもよりますが、3月中旬から4月上旬頃か暑さが和らぎ始める11月頃です。
七福神を挿し木で増やす方法 手順②5cm~7cmほどカット
切れ味のよい清潔なハサミで七福神の茎をカットします。長さは約5cm~7cmほどです。
切り口を十分に乾燥させる
カットした茎は水に挿したりしないでください。切り口は十分に乾燥させます。乾いた土に挿すのもよいでしょう。
切り口が塞がっていないうちに水に晒すことで、断面から腐敗する恐れがあるからです。
七福神を挿し木で増やす方法 手順③下葉を取り除く
土に挿す部分に葉が付いている場合、あらかじめ取り除いておきます。
下葉を取っておくことで土に挿しやすくなるだけでなく、土の中で葉が腐敗するのを防ぎます。
葉が多すぎる場合は取っておく。蒸散を抑えて発根を促す
下葉を取っておくことで過剰な蒸散を抑え、発根のためのエネルギーを確保することもできます。
取り除いた葉は「葉挿し」に使うこともできますよ。(下写真)
新聞紙の上や乾いた土の上に葉を置いておくと、うまくいけば数週間ほどで子株が発生する
七福神を挿し木で増やす方法 手順④乾いた土に挿す
下葉を取り除いた七福神の茎は乾いた土に挿します。必ず乾いた土に挿してください。水やりは10日ほどせずに発根を待ちます。
置き場所は直射日光を避けた半日陰がよいでしょう。
どんな土が適している?
挿し木で使う土に適しているのは、以下3つの条件を持つ土です。
- 水はけがよい
- 養分を含まない
- 清潔である(使い古しではない)
市販の「挿し芽・種まき用土」でok。無ければ、バーミキュライトや赤玉土(小粒)、川砂などが適しています。
七福神を挿し木で増やす方法 手順⑤10日程経ってから水やり
土に挿して10日ほど経過したら水やりをします。
今後は土がしっかりと乾いたタイミングでの水やりを続けましょう。置き場所は日当たりの良い屋外がベストです。
株に触れて抵抗を感じるようになれは根が活着したサイン
株に触れて抵抗を感じるようになれば根が張ったサインです。
徐々に日光に慣れさせ、最終的には日向に移動します。ただし、真夏は高温により葉を傷めやすいため、半日陰か日陰へ移動してください。
まとめ
今回は人気のエケベリア「七福神」を挿し木で増やす手順をご紹介しました。
初心者の方でも簡単に実践できる方法で、新しいエケベリアの苗を手に入れることができます。
ご自身で手軽に増やすことができるエケベリアの挿し木、ぜひお試しくださいね。