ビビットピンクの葉が可愛い多肉植物「桜吹雪(アナカンプセロス)」。
鮮やかなピンク色に惹かれて購入を決めたという方も多いでしょう。そんな桜吹雪の葉がしわしわになってお悩みではありませんか?
今回は、そんな桜吹雪の葉がしわしわになってしまった時に考えられる原因と対処法をご紹介します。
桜吹雪(アナカンプセロス)がしわしわ…原因は?対処法も
桜吹雪の葉がしわしわになっている場合、土が乾燥しているようなら水不足が考えられます。
ただ、土が濡れている場合は要注意。風通しの悪いさや蒸れ、極端な寒さ等により根が傷んでいる恐れがあるからです。
桜吹雪の葉がしわしわ…まずは、土を観察してみよう
最高にプリティーな見た目
購入当初はプリっと張りのあったはずの葉がしわしわになっている場合、まずは土の状態を確認してみましょう。
- 土がカラカラに乾いている…春・秋であれば鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やり。夏・冬の場合は土の表面が濡れる程度に水やり。
- 土が濡れている…土が乾くまでは水やりを控え、できるだけ風通しのよい場所に置いて管理する。
水やりのタイミングがイマイチ分からない…そんな時は水やりチェッカーを使ってみよう
水やりのタイミングがイマイチ分からないという場合に便利なのが、水やりチェッカーです。
スティック状のチェッカーを土に差しておくだけで、土の乾き具合を測定してくれる便利アイテムになります。
最適な水やりのタイミングを色で知ることができるため、管理が楽になることはもちろん、水のやり過ぎ・やり忘れを防ぐことができますよ。
- 春・秋…チェッカーが「白」になったタイミングでたっぷりと水やり
- 夏・冬…チェッカーが「白」になってさらに3日~4日ほどしてから、土の表面が湿る程度に水やり
生長がさかんな春と秋は、土が乾いたタイミングでたっぷりと水やり
桜吹雪は春と秋に生育がさかんになります。この時期は土が乾いたタイミングでたっぷりと水やりしましょう。
暖かく日当たり、風通しともによい屋外に置いて育てると、根がどんどん水分を吸い上げてくれます。
この時期は生育旺盛のため、乾燥によって葉がしわしわになっていても、水やり後、1~2日ほどで葉にハリが戻るでしょう。
桜吹雪の植え替えは生長がさかんになる春がおすすめ
桜吹雪は生長が比較的にゆっくりです。ただ、植え替えは根詰まりを解消するためだけにおこなうものではありません。
土は経年とともに粒が崩れてカチコチに固まります。すると、水はけが悪くなって鉢の中が蒸れやすくなるのですね。
特に、桜吹雪は蒸れを嫌うため、土を更新するためにも2年に1回程度、新しい土に植え替えるのがおすすめです。
生長が鈍る夏、冬は土の表面が湿る程度に水を与えよう
極端な暑さと寒さに晒される夏と冬は、桜吹雪の生長が緩慢になります。この時期は土を乾かし気味に管理することが大切です。
葉がしわしわになっていて且つ土が乾いているなら、土の表面が湿る程度に水を与えて様子をみましょう。
風通しのよい場所に置いて蒸れを防ぐ、冬は水やり後の冷え込みに注意
ただ、この時期は根が水分を吸い上げる力が弱いため、水やり後、葉にハリが戻るまでは14日程度かかることもあります。
▲葉がしわしわになり葉がしんなりとしている。土の表面が湿る程度に水やり。(2022/12/18)
できるだけ極端な暑さや寒さを避け、風通しのよい明るい場所に置くことがポイントです。ただし、夏は直射日光を避けた半日陰へ移動します。
冬場はできるだけ暖かい時間帯に水やりします。夜間に水やりした場合、朝までのあいだに水分が冷え込んで、根を傷めてしまう恐れがあるからです。
▲水やりから10日後。やっと葉にハリが戻ってきた。(2022/12/28)
あわせて読みたい「桜吹雪(アナカンプセロス)の冬越し方法を徹底解説!」はこちら
土が濡れている場合は水やりを控え、できるだけ風通しのよい場所へ
桜吹雪の葉がしわしわで、土が濡れているようであれば水やりを控えて、できるだけ風通しのよい場所に置きます。
元気がないからといっても闇雲に肥料を与えるのは控えましょう。逆に根を傷めてしまう可能性もあります。
2年以上植え替えていない場合は、春または秋の生長がさかんな時期にひとまわり大きめの鉢に植え替えましょう。
植え替えることで鉢内の根詰まりを解消するとともに、古くなった土を新しく更新することもできます。
梅雨時期は水やりをやや控えめにして蒸れを防ぐ
梅雨の晴れ間は真夏と同様に、蒸れによる根腐れを起こしやすくなります。
蒸し暑くなってきたら水やりを控え目にして、日向から日陰に移動しましょう。
まとめ
ということで、今回は桜吹雪(アナカンプセロス)がしわしわになってしまった時の主な原因、対処方法までをご紹介しました。
注意したいのが葉がしわしわで且つ、土が濡れている場合です。
この場合、水やりは控えてできるだけ風通し良く管理してください。気温が許す限りは屋外に置くのがおススメですよ。冬は5度程度までは耐えられます。
ちなみに、屋外で冬越しできない地域の場合は室内で冬越しさせることになりますね。その場合、どうしても日照不足に陥りがちです。
そんな時は植物育成ライトがおすすめ。太陽光に似た光を照射することで、冬の日光不足をサポートしてくれますよ。
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