フリフリの透け感のある葉が綺麗なポリシャス。タイワンモミジともよばれるポリシャスは葉が美しく観葉植物としても人気のグリーンです。
しかし、ポリシャスを育てる上で高い壁となるのが日本の冬。
そこで今回は、ポリシャスを冬越しさせるための冬の管理のコツ3つを分かりやすく解説します。
ポリシャスを冬越しさせるためのコツ3つとは?
それでは、ポリシャスの冬場の管理のポイントをみていきましょう。
ポリシャス 冬越しのコツ①10度以下の寒さは避ける
熱帯アジアが原産のポリシャスは何といっても寒さが大の苦手です。10度以下になると徐々に葉を落とし休眠に入ります。
暖かくなれば新しい葉が芽吹くことが多いものの、冬の間も美しい葉を保つには最低でも10度は必要です。
葉がすべて落ちてしまったら? 葉がすべて落ちても諦めずに管理を続けます。 ただ、できるだけ10度以下にならないように気を付けつつ日当たりの良い場所に置き春を待ちます。
暖かくなれば新芽が出てくることも多いです。
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ポリシャス 冬越しのコツ②土が乾いて2、3日してから水やり
最高気温が15度以下になってきたら徐々に乾かし気味に管理し耐寒性を高めます。
冬のポリシャスは生長が緩慢になるため、暖かい時期と同じように水やりしていると、吸収しきれなかった水分が土の中に長く留まります。
すると、冷えた水分が根を冷やして株を弱らせたり、根腐れを引き起こす原因となりやすいのです。
冬場の水やりは土が乾いて2、3日してから与えます。暖かい室内であっても油断は禁物。
冬場の水やりは様子をみつつ慎重におこないます。
水やりチェッカーがあると便利!
![](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2021/12/サスティー-1-1024x768.jpg)
特に、タイミングが難しい冬場の水やりは水やりチェッカーがあると大変便利です。土に挿しておくだけで色で土の乾き具合を教えてくれます。
・青⇒土が湿っている
・白⇒土が乾いている
冬の場合は、白になってから2、3日してからの水やりが適しています。
ポリシャス 冬越しのコツ③窓際に置き、夜になったら窓から離す
寒さに弱いポリシャスは冬の間室内での管理が基本となります。
そして、ポリシャスは日当たりの良い場所を好むため、室内でも窓際に置くことになるでしょう。
ここで気を付けたいのが朝晩の冷え込みです。日中は暖かい窓際も、朝晩は想像以上に冷え込むことが多くなります。
特に、戸建てのお住まいの場合、集合住宅に比べて朝晩に冷え込みやすいため注意が必要です。
夜になったら窓から1mくらい離す
日が暮れたら窓から1~2mほど離すだけでも寒さ対策になります。できればお部屋の中心に近い場所に移動させられたら安心です。
また、床に直接置くと下に溜まる性質をもつ冷気の影響を受けやすいため、鉢スタンドや少し高さのある棚の上に移動するだけでも冷えを防げます。
鉢が重い場合は、受け皿の下に新聞紙を折りたたんで入れ込むだけでも冷え対策になります。
まとめ
![ポリシャスの植え付け中](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG-35201-1024x768.jpg)
今回は、ポリシャスを冬越しさせるための冬場の管理のコツ3つをくわしくご紹介しました。
寒さが苦手なポリシャス。特に冬場は温度管理が重要です。また、水やりの回数を減らすことで根腐れを防ぐことができます。
土が乾いていると、ついつい水を与えたくなりますね。しかし、そこはグッとこらえて最低でも1日は様子をみましょう。
冬場は根腐れを起こしやすいので水やりのタイミングには十分に気を付けてください。水やりをし過ぎるよりは、忘れてしまうくらいがいいかもしれません。
ポリシャス 冬の管理のコツ3つ
①10度以下の寒さは避ける
②水やりは土が乾いて2~3日ほどしてから与える
③窓際に置き、夜になったら窓から1mは離す