ぷりっぷりの葉が可愛いネックレス状の多肉植物・ピーチネックレス。
ピーチネックレスの魅力はなんといっても雫玉のような葉ですが、しわしわになってお困りではありませんか?
今回は、ピーチネックレスがしわしわになった時の対処法をくわしくご紹介します。
ピーチネックレスがしわしわ…対処法を解説します!
せっかくの雫型の葉がしわしわになってしまったら「もうだめかな…」と諦めてしまいそうになりますよね。
今回は、ピーチネックレスがしわしわになった場合の対処法を状況別でご紹介します。まずは、ピーチネックレスを植え付けている土を観察してみてください。
土は乾いていますか?湿っていますか?
ピーチネックレスがしわしわ【土が湿っている場合】
土が湿っているのに葉がしわしわになっている場合、多湿によって根腐れに発展していることが考えられます。
このような場合はしばらく乾燥気味に管理し、できるだけ風通しのよい場所に置きます。
ちなみに、下写真はマグカップに植え付けたピーチネックレスです。このような容器だと鉢底穴が開いていないため、どうしても通気性に劣ります。
つまり、水の管理が難しく根腐れに発展しやすくなるのです。容器はできるだけ鉢底穴の開いている通気性のよい鉢が適しています。
![パールネックレス(ピーチネックレス) パールネックレス(ピーチネックレス)](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG-2221-1-1024x768.jpg)
「元気がないから肥料を与えてみようかな?」
このように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、根腐れに気味になっている場合は逆効果です。さらに根を傷める原因となりかねません。
また、すでに株元が黒く変色しブヨブヨになっている場合はそのまま腐敗してしまうことが多いです。
その場合は、まだ茎が硬い部分をカットし挿し木にして発根させ育てなおすこともできます。下写真はグリーンネックレスですが、ピーチネックレスの場合もやり方は同じです。
まだ元気そうな部分の葉付きの茎を水に差しておきます。
![グリーンネックレスの水差し グリーンネックレスの水差し](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG-7763-1024x768.jpg)
できるだけ毎日水を替え、うまくいけば一週間ほどで発根します。これらを水はけのよい土に植え付け、最初は乾燥し過ぎないように管理します。
![発根したグリーンネックレスの茎 発根したグリーンネックレスの茎](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG-7764-1024x768.jpg)
その後、根付いたのを確認したら(茎を持ち上げて抵抗を感じるようになったら)、土が乾いたらたっぷりと水やりして育てます。
ついつい水をやり過ぎてしまうという方には、通気性のよい素焼き鉢がおすすめですよ。
![挿し木直後のグリーンネックレス 挿し木直後のグリーンネックレス](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG-7779-3-1024x768.jpg)
カットした茎を植え付けて約半年経過したのが下写真です。
![挿し木から半年ほど経過したグリーンネックレス 挿し木から半年ほど経過したグリーンネックレス](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG-34001-1024x768.jpg)
こんな感じで仕立て直すことも可能です。ちょっと手間はかかりますが、諦めずに育てなおしてみるのもひとつの選択肢でしょう。
ピーチネックレスがしわしわ【土が乾いている場合】
ピーチネックレスがしわしわな場合で土がカラカラに乾いている場合、たっぷりと水やりをして様子をみましょう。
1日もすればぷっくりとした葉に戻るはずですよ。春と秋であれば生長が著しいため土が乾くスピードが速いはずです。
2週間に1回程度、水で薄めたハイポネックスを水やりとともに与えると葉の色つやがよくなるのでおすすめです。
![ハイポネックス ハイポネックス](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG-203611.jpg)
ピーチネックレス 水やりのタイミング【目安】 ・春と秋 ⇒土が乾いたらたっぷりと与える。2週間に1回ほど液肥を薄めて与えるのもよい。葉にしわがよったタイミングで与えても構わない。水をやり過ぎるよりはずっと安心。 どんどん生長するので水の吸収の早く少々水をやり過ぎても根腐れは起こしにくい。とはいえ、土が乾かないうちに水を与えるのは避ける。 ・真夏と真冬(根腐れリスク高) ⇒土が乾いて3~4日ほどしてから水を与える。生長期ではないため肥料は基本的に不要。 寒さには強く3度程度までは耐えられる。気を付けたいのが真夏。 直射日光によって葉が焼けて傷みやすいので夏場は半日陰に移動させるか、35度を越す日が続く場合は室内に移動させることも検討する。
まとめ
![ピーチネックレスの花 ピーチネックレスの花](https://plantopics.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG-346611-1024x768.jpg)
今回は、ピーチネックレスがしわしわになったときの対処法を、土が湿っている場合と乾いている場合の2パターンでご紹介しました。
ピーチネックレスを育てる上でもっとも気を付けたいのが「水のやり過ぎ」と「風通しの悪さ」です。この2つが揃うと高確率で根腐れに発展し腐敗します。
ただ、乾燥によって葉がしわしわになっている場合は十分に復活可能です。水やりのタイミングが分からないという場合、葉にしわがよってから与えるというのでもokなくらいです。
今回の記事を参考に、しわしわになったピーチネックレスの対処法を見つけてみてください。
ピーチネックレスがしわしわになった時の対処法【2パターン】
・土が湿っている場合
⇒水のやり過ぎによって根腐れ気味になっている可能性大。しばらく乾燥気味に管理し風通しのよい場所に置いて様子を見る。
すでに株元がぶよぶよの場合は、まだ元気な茎をカットし挿し木で育てなおすこともできる。
・土が乾いている場合
⇒水をたっぷりと与えて様子をみる。受け皿に溜まった水は必ず捨てる。
日当たりよく風通しのよい場所に置いておくとぷっくりとした葉に戻ることが多い。
ただし、真夏は直射日光を避けてできるだけ涼しい場所で管理するのがよい。
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