ベランダでラディッシュを育ててみたけど、実が全然膨らまなかった…。なぜ?
「肥料不足」「日光不足」「病害虫」などの心当たりは無いのに、なんで実が膨らまなかったのかな?
こういったお悩みにお答えします。
ラディッシュが膨らまない時に考えられる原因は?
プランターでラディッシュを育てている場合、実が膨らまない原因は主に2つあります。
日当たりもしっかり確保できている・土も野菜用の培養土を使っている・鉢のサイズも問題無い。なのに、何度やっても実が膨らまないって方は、以下2つの原因が考えられるよ。
ラディッシュが膨らまない時に考えらえる原因①株が密集しすぎている
種をまき過ぎていたり間引きの量が足りなかったりして、株同士が密集していませんか?
株が密集し過ぎると実が膨らむためのスペースが足りなくなります。
結果、形が歪んだり、実が丸く膨らまなかったりすることが多いです。
苗と苗の間は最低でも4cm、できれば5cmは空けるのが◎。
種を沢山撒き過ぎないこと
スペースが限られている場合、種が沢山あるからといって一気に撒き過ぎないようにします。
袋入りの種を購入した場合、一度に撒き終えられなくても大丈夫。
ラディッシュは収穫までの期間が短い野菜ですから何回かに分けて種撒きできます。
ラディッシュの発芽適温は15度~25度。種撒きは春と秋の両方でできるよ。時期をずらして撒くことで、種を無駄にせずに済むね。
ラディッシュが膨らまない時に考えらえる原因②間引き後、土寄せしていない
間引き後、土寄せをしないと根が十分に育たず実が十分に膨らまなくなることも考えられます。
土寄せとはその名のとおり、株元に土を寄せる作業です。土寄せすることで根の数を増やし、根の生育を良くすることができます。
土寄せをしないとどうなる?
間引き後、土寄せしないままだと株元がぐらぐらと不安定なままです。
株を安定させて根を乾燥から守るためにも、間引き後は左右から土を寄せてやりましょう。
ラディッシュの間引きは2回。1回目は本葉が出たタイミング。2回目は本葉が2、3枚になったタイミング。間引き後は土寄せを忘れずに。最終的に、株間が5cm程度になるようにしよう。
実が膨らまない…!ラディッシュの失敗例
初心者でも簡単に育てられるラディッシュ。収穫までの期間も短くベランダでも手軽に育てられる人気の野菜ですね。
とはいえ、育て方を間違えると実がうまく膨らみません。ここでは実際に筆者が失敗した際の様子をお届けします。
狭いスペースに種を撒き過ぎて間引きがしにくい
狭いスペースに無理やりたくさんの種を撒いた結果、株同士が密集し過ぎて間引きすらスムーズに出来なくなってしまいました。
なんとか間引きしたものの、土寄せもうまくできないまま育てることに…。
株同士が密集し過ぎた結果…
株同士が密集し過ぎていたため、実がうまく膨らみませんでした。鉢から土を取り出して見たところ…
こんな感じで株と株の距離が近すぎます。ぎゅうぎゅう詰めです。これでは膨らみませんね。
ラディッシュは発芽率が高い。種まきの時点で種と種の間隔を最低でも2cmは空けておこう。その後、2回の間引きをして最終的には5cm間隔になるようにするのがコツ。
まとめ
ということで、今回はラディッシュが膨らまない時に考えられる原因をご紹介しました。
「日光」「土」「鉢のサイズ」。どれも適した条件のはずなのに実が膨らまない…。
そんな時は、今回ご紹介した失敗例を参考にして、しっかりと株同士の間隔を設けて再挑戦してみてくださいね。