雑貨屋さんで見つけたハート型のサボテン。どれくらい大きく育つの?
雑貨店やホームセンター、100均などで「ラブハート」「ラブラブハート」「ハートリーフ」など名付けられ流通する植物「ハートホヤ(サクララン)」。
可愛い見た目と100円程度で購入できる手軽さから、思わず衝動買いしてしまったという方も多いのではないでしょうか?
そんなハートホヤですが、実はその多くが生長点を持たないため、葉の寿命が尽きれば成長せずに枯れてしまうんです。
そこで今回は、ハートホヤの寿命と長持ちのコツについて紹介します。
ハートホヤ(ラブハート)の寿命は?
ハート型のサボテンのように見えるが実は多肉植物の葉っぱ
ハートホヤは一見、ハート型のサボテンのように見えますが、実は葉っぱを土に挿して発根させたものです。
「ラブハート」「ハートプランツ」「ハートホヤ」などと呼ばれますが、学名は「ホヤ カーリー」、和名は「シャムサクララン」です。
葉っぱだけが土に挿してある場合、基本成長しない
ハート型の葉っぱが土に挿してある場合、成長点がないため基本成長しません。
葉の寿命が尽きれば少しずつ葉が傷み、枯れていきます。
葉っぱが尽きれば寿命。1年から長くて3年ほどしか持たない
葉の寿命が尽きれば傷んで枯れてしまいます。
葉っぱのみで発根させた個体の場合、寿命は1~3年ほどです。
ハートホヤの成長点は茎にあるため、葉っぱだけではたとえ発根していたとしても、そのまま成長させることは基本できません。
ハートホヤ(ラブハート)を長持ちさせるコツは?
ハート型の葉が土に突き刺さっているタイプのハートホヤは、いずれ寿命を迎えて枯れてしまいます。
ハートホヤは短いと1年ほどで枯れ、長いと3年ほど持ちますが、少しでも長持ちさせたいなら以下のポイントを押さえておきましょう。
水やりは土がしっかり乾いてからたっぷりとが基本
ハートホヤの水やりは、土がしっかり乾いてからたっぷりとおこなうのが基本です。
ただし、冬は根が水分を吸う力が弱まるため、土が乾いてさらに2~3日ほど経ってから与えます。
明るく風通しの良い場所に置く
ハートホヤは明るく風通しの良い場所に置いて楽しみます。
屋外の場合、夏場の直射日光に当たると葉が傷みやすいため注意します。
寒さに弱いので冬越しは室内でおこなう
ハートホヤは寒さに弱いです。
冬越しは基本室内でおこない、最低でも10度は保つようにすると長持ちします。
ハートホヤってどんな植物?
ハートホヤ、または「ハートリーフ」は、ユニークなハート型の葉を持つ観葉植物です。
その見た目から、「ラブプラント」や「ラブハート」などと呼ばれ、バレンタインのギフトとしても人気です。
ハート型の葉を持つ「つる性植物」
ハートホヤは大きなハート型の葉が特徴的なつる性植物で、キョウチクトウ科ホヤ(サクララン)属の熱帯性植物です。
ハートホヤの葉は厚くて多肉質で、光沢のある緑色をしています。
葉っぱだけでは基本育たない
多くの場合、葉っぱ一枚だけの状態で販売されることが多いハートホヤですが、葉っぱだけでは基本育ちません。
葉の付け根に生長点となる茎が残っている場合、新芽が出てきてそのまま育つこともあるようです。
別名「サクララン」。芳香のある花を咲かせる
成長したハートホヤは、芳香のある星形の花を咲かせます。
花は小さくて白色やピンク色をしており、クラスタ状に咲いて楽しませてくれます。
ハートホヤ(ラブハート)の寿命は?長持ちさせるコツ【まとめ】
- ハートホヤは葉っぱを土に挿したものが多く流通しているが、葉挿しでは基本芽が出ないため、葉の寿命とともに枯れてしまう
- 一般的に、葉を発根させたハートホヤの寿命は1年~3年くらい
- 葉の付け根に生長点が残っていれば、芽が出て継続して栽培することもできるがかなり稀である
- 葉を土に挿したハートホヤを少しでも長持ちさせるなら、「土がしっかり乾いてからの水やり」「直射日光を避けた明るく風通しの良い場所に置く」「寒さ(10度以下)に当てない」などを押さえて管理する