光が透ける透明な葉が魅力的な多肉植物・ハオルチア。
その美しい見た目から、クリスタルプランツとも呼ばれ高い人気を誇ります。
クリスタルプランツの増やし方には、
- 種まき
- 子株外し(株分け)
- 挿し芽
がありますが、今回は園芸初心者でも簡単にできる「子株外し」「挿し芽」での増やし方を画像付きで解説します。
クリスタルプランツの増やし方【子株で増やす場合】
今ある株に子株が付いているなら、その子株を外して土に挿すことで簡単に増やせます。
子株を外して土に挿すなら、生育が盛んな春(4月~5月ころ)が失敗しにくいです。
子株が付いているか確認
まずは、子株が出ているかを確認しましょう。子株が付いていない場合は、挿し芽で増やします。
子株を外す
子株の大きさは直径2cm以上あるものを選びます。小さすぎるものは避けてください。
子株を指でつかみ、やや下に向かってポキッと折るようにして外します。
もし、はずしにくければ剪定ハサミを使用しても構いません。
外した子株を土に挿す
さきほど外した子株は乾いた土に差し込み植え付けます。
あらかじめ、割りばしやピンセットで下穴を開けてから挿すと子株の付け根が傷みにくいです。
植え付け後は子株のまわりを指で軽く押さえ、倒れないよう安定させます。
※このとき使う土は、肥料分を含まない清潔で水はけの良いものにしてください。おすすめはバーミキュライトや赤玉土(細粒か小粒)、鹿沼土(細粒か小粒)を混ぜたものです。
直射日光を避けた軽い場所で発根を待つ
植え付け後の子株は直射日光の当たらない明るく風通しのよい場所に置きます。
水やりは10日ほど経ってからにしてください。すぐに水やりすると、切り口から腐る恐れがあります。
うまくいけば2週間~1ヵ月ほどで発根します。子株に触れて抵抗を感じるようであれば根が張ったサインです。
クリスタルプランツの増やし方【挿し芽で増やす場合】
大きくなりすぎたり、形の崩れてしまったりしたクリスタルプランツがあるなら、茎をカットし挿し芽で増やすのもおすすめです。
適期は春、4月~5月ころ
テグスを巻き付け茎を切り取る
下葉を外す
乾いた土に茎を挿す
10日ほど経ったら水やり
元株からも子株が出てくる
半年ほどで観賞できるくらいに育つ
実際に、クリスタルプランツを子株で増やしてみよう!
ここからは、筆者が子株で増やしたクリスタルプランツの経過を随時更新します。
失敗・成功ともに投稿しますので、よかったら参考にされてください。
ダイソーでクリスタルプランツを購入【2020/3/24】
まずは購入から。たまたま入ったダイソーでクリスタルプランツを発見。水はけの良い土に植え替えて育てます。
子株が増えたクリスタルプランツ【2020/12/23】
ダイソーで購入してから9か月程経過です。
クリスタルプランツの根本からサイドに向かって、根元から出てきた子株がぴょこぴょこと顔を出しています。
もう少し生長したらはずして植え替える予定です。
クリスタルプランツの子株を植え替え【2021/2/21】
クリスタルプランツの子株をはずして別の鉢に植え付けました、が、かなり雑…。これは悪い例です。💦
本当は、子株ひとつにつき一つの鉢植えが望ましいです。また、もっと土に深く挿した方が安定します。
さらに、この寒い時期にクリスタルプランツの株分けは適しません…。
そして、他の品種のハオルチアの子株も混ざってます…。
株分けで増やしたクリスタルプランツ【2021/6/3】
案の定、いくつかの子株はダメになりました。元々、徒長気味だったのも原因のひとつでしょう。
やはり、クリスタルプランツ増やすには「適期におこなう」ということが重要です。
さて、株分けから約4か月経過したクリスタルプランツです(下写真)。
何とか頑張って育っていますね。置き場所は基本、ベランダです。なるべく強い日光の当たらない半日陰に置いてます。
まだまだ小さいので、もっと大きく生長したらこれらも鉢を分けて育てたいと思います。
そして、元株のクリスタルプランツはこんな感じです。(下写真)
なんだかずっしりとしてきましたね。かなり鉢が窮屈そう。そろそろ植え替えが必要です。
そして、こちらのクリスタルプランツからは今年も子株が出ています。
この子株たちは秋頃まで育てて大きくなったらまたはずして増やそうと思います。
クリスタルプランツの増やし方を画像付きで解説【まとめ】
増やすのが難しそうなクリスタルプランツですが、初心者でも意外と簡単に増やすことのできる多肉植物です。
ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?