モニラリアって育てるのが難しい植物なの…?
モニラリアは種から育てるのは難しい…?
ぷっくりとした2本の葉がうさぎの耳のように見える「モニラリア」は、多肉植物としては珍しく、鉢植えより種が多く出回っています。
可愛らしい見た目から育ててみたいと思われる方も多いかと思いますが、育てるのが難しいという意見もチラホラ‥。
そこで今回は、モニラリアが難しいと思われがちな理由と初心者でも長く育てるコツをまとめてみました。
モニラリアは育てるのが難しい?
モニラリアは発芽率が良い
モニラリアは発芽させるのが比較的簡単です。
モニラリアの種子は非常に小さく、初心者だと不安になってしまうかもしれませんが、筆者の経験上、モニラリアの発芽率はかなり良いです。
うまく育てば種まきから4年ほどで花が咲くこともある
モニラリアは種から育てた場合、スムーズに育てば播種から4年くらいで花が咲きます。
ちなみに、うさぎの耳のように見えるのは新芽です。
うさぎの状態を楽しめるのは1年で7~10日くらい。暑さが落ち着く10月頃に出てくるよ。
栽培難易度の高いコノフィツムに比べると暑さに強い
モニラリアはメセンと呼ばれる多肉植物の仲間ですが、同じメセンのコノフィツムに比べると暑さに強く丈夫です。
初心者であっても、「モニラリアは難しいからやめておこう‥」と敬遠するほどではありません。
ただ、モニラリアは高温多湿を嫌うため、夏越しや水やりにはコツが必要です。
正直、コノフィツムは育てるのが難しい。その分、お値段も高めだから、失敗した時の落ち込みもしんどい…。(経験談)
☆★モニラリアは高温多湿を嫌うため、夏越しには注意が必要。夏越しについてはこちらの記事をどうぞ↓↓
難しいモニラリアを長生きさせるコツ
種から育てるなら秋に蒔く
モニラリアを種から育てるなら、生育がスムーズに進む秋に蒔くのが理想です。
春に蒔いた場合、発芽して間もなく梅雨と夏が来てしまうため、生育がスムーズに進みにくい傾向にあります。
モニラリアは夏に休眠する冬型多肉なんだ。高温多湿は超苦手!
気温が許す限りは屋外で管理する
モニラリアは耐陰性がほとんどありません。室内だとどうしても日光、風通しが制限されます。
気温が許す限りは屋外の半日陰に置いて育てると丈夫な株に育ちます。
株の状態にもよるけど、5度くらいまでなら耐えられるよ。
水やりは土が乾いてから与えるのが基本
モニラリアの水やりは土がしっかり乾いてから与えるのが基本です。
夏はうさぎの耳部分が茶色く枯れ休眠し、秋になると古い葉を突き破るようにして新芽が出てきます。
水はけの良い土と鉢を使って蒸れ予防
モニラリアを長く育てるなら水はけの良い土と鉢が不可欠です。
観葉植物用の土や草花用の土では、保水性が高すぎて蒸れやすくなります。
モニラリアを長持ちさせるなら、多肉植物用の土と通気性に優れる素焼き鉢やスリット鉢が適しています。
種からモニラリアを育てるなら、多肉植物用の土の上にバーミキュライトを敷くとそのまま長く栽培できて楽ちんだよ。
まとめ
- モニラリアは初心者でも比較的簡単に発芽させられる
- ただし、モニラリアは高温多湿を嫌うため、夏越しと水やりにはコツが必要
- 水やりは土がしっかり乾いてから行うのが基本
- 夏は休眠するため断水気味に管理する
- 種から育てるなら秋に蒔くと失敗しにくい
- 気温が許す限りは屋外管理すると丈夫な株に育つ。35度以上・5度以下なら室内の窓際へ移動させると安心
- 水はけのよい土と鉢を使うことで管理が楽になる