アガベを種から育ててみたいけど、やり方がイマイチ分からない…。種まきに適した時期は?種をまいたら土を被せた方がいいの?
これからアガベを種から育てたいという方の中には、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
アガベは希少価値の高い植物のため、昨今の人気もあって高価で販売されていることも多いです。
しかし、種から育てれば価格を抑えつつ、成長の過程も楽しむことができます。
そこで今回は、アガベの種まき方法や適した時期、種まきに適した容器や用土について紹介します。
この記事を読めば、
- アガベの種まきに適した時期は?
- アガベの種まき方法を画像で解説
- 種まきに適した用土、容器
- 腰水について
- アガベ・チタノタを種から育てる【経過ブログ】
が分かるよ!
アガベの種まきに適した時期は?
アガベの種まきに適しているのは春、3月~6月ころ
アガベの種まきに適しているのは、生育期初期にあたる春です。
地域によっても異なりますが、3月~6月頃が適しています。発芽に適した気温は20度~25度くらいです。
発芽させるには20度くらいは必要だよ。
アガベの種の発芽率は?
アガベの発芽率は70%~80%くらいですが、種の保管期間が長いと発芽しにくい傾向です。
早くて3日、遅くても14日くらいには発芽します。
発芽に欠かせないのが気温と湿度。20度~30度くらいが発芽に適した気温なんだ。
アガベの簡単な種まき方法を画像で解説
アガベの種まきに適しているのは4月~6月頃です。
手順①容器に土を入れる
底穴の開いた容器や鉢に清潔な土を入れます。
水はけのよい無機質な土がベストです。肥料分を含まない土にします。
バーミキュライトや赤玉土(細粒)がおすすめ。粒が粗いと種が土の中に埋もれやすいから注意。肥料分を含まないものにしてね。市販の「種まき・挿し木用土」でもok。
手順②熱湯殺菌する
カビを防ぐためにもあらかじめ土を熱湯で殺菌しておきます。
容器底からお湯が流れ出るくらいたっぷりと与え、土をしっかり湿らせておきます。
手順③冷めたら種をまく
種を土の上に撒いていきましょう。
ピンセットで種同士が重なり合わないようにまきます。土は被せなくて構いません。
アガベの種子は一見、朝顔の種子に似てるけど、実際に触れるとペラペラして風で飛んでいきそうなほど軽い。作業は室内でおこなうのがおすすめ。
手順④腰水しラップをして湿度を保つ
トレーに水を張り、そのうえに種をまいた容器を乗せて底から給水させます。
腰水することで発芽に必要な湿度を保つことができます。
手順⑤うまくいけば3日~14日ほどで発芽
早ければ3日、遅くても14日くらいには発芽します。
気温と湿度が足りていなかったり、種子の状態が悪かったりするとなかなか発芽しません。
発芽率が悪い場合、やり方よりも種自体に問題があることが多いよ。ある程度大きく育つまでは腰水を続けよう。筆者は発芽後、1ヶ月くらいは腰水を続けているよ。その辺は環境によっても異なるからお好みで調節してね。
☆★アガベ・チタノタはなぜ高い?高価な理由と初めてのアガベにおすすめの品種3選↓↓
アガベの種まきでよくある質問
アガベの種はどこで買える?
ネットで購入可能です。
海外から個人で輸入することもできますが、輸送に関するコストや時間がかかります。
ちなみに筆者はフリマアプリ(メルカリやラクマなど)でアガベの種を買っているよ。送料込みで安価に入手できるのが良い。
種まきに適した用土は?
水はけの良い清潔な用土が適しています。肥料分を含まないものです。
粒が大きいと種が容器底に落ちてしまうので、赤玉土(細粒)や鹿沼土(細粒)、バーミキュライトなどが適しています。
肥料分が入っていると湿度によってカビが生えやすい。種まきするときは無機質な土を選んでね。
種まきに適した容器は?
底穴が開いている容器であれば何でもokです。プラスチックの空き容器でも構いません。
沢山種を撒くなら育苗箱があると便利です。
プラスチックの空き容器を使う場合は、底に穴を開けておいてね。
腰水は必要?必要ならいつまで?
発芽後も、成長が落ち着くまでは腰水は続けた方が安心です。
管理環境と成長具合によっても異なりますが、発芽後も1ヶ月~2か月くらいは続けるのが良いでしょう。
種まき後は土を被せる?被せない?
アガベの種子は好光性でも嫌光性でもないため、土を被せても被せなくてもどちらでも構いません。
アガベの発芽で重要なのは湿度です。水分が足りないとうまく発芽しません。
ちなみに筆者は土を被せない派。自然環境だと風に飛ばされた種が故意に土を被せられることは無いと思うから。問題なく発芽してるよ。軽く土を被せてもいいかもしれないけど、その辺はお好みで。発芽で重要なのは、アガベの場合は光より水分量。
実際に挑戦!アガベ・チタノタを種から育てる【経過ブログ】
今回、メルカリで8粒300円のアガベ・チタノタ・ドワーフの種を購入。種まきの様子を綴っていこうと思います。
アガベの種まき、実施【2024/4/1】
こちらがアガベの種。実際に手に取ってみるとペラペラです。
今回は家にあったポリポットを使うことに。鉢底石に余っていたハイドロボールを使用。
土は、赤玉土(小粒)・日向土(小粒の軽石みたいなもの)・鹿沼土(小粒)を適当に混ぜたものを使っています。
受け皿に水を貯めてその上にポットを置き、腰水。さらにラップをかけて湿度を保ちます。
うまく発芽してくれるかな?随時更新します!
発芽せず。種の状態が良くなかったようです【2024/4/25】
種まきから1か月近く経ちましたが、発芽しないまま土の表面がカビてきました。
発芽しない原因のほとんどは種自体に原因があるようで、保管期間が長いと発芽率が下がるようです。
またアガベの種を購入する機会があれば、再度挑戦してみたいと思います。
まとめ
- アガベの種まきに適した時期は春、気温が上がり始める4月~6月ころ
- アガベの発芽に適しているのは20度~30度くらい
- 水はけの良い清潔な土を湿らせ、種が重ならないようまいていく
- 発芽のためには最低20度、高い湿度をキープする必要がある
- アガベの発芽率は70%~80%くらい。発芽率が悪い場合、種自体に問題があることが多い