アガベの葉がしわしわになってる。水やりして数日経つのにシワが取れない…。なんで?
いかついフォルムが人気のアガベですが、長く育てていると葉がしわしわになることも多いです。
特に、水やりしてもシワが取れない場合、焦ってさらに水を与えたり、肥料を与えたりしがちですね。
ただし、株が弱っている状態で肥料を与えたり、強い光に当てたりするのは厳禁です…!
今回は、アガベがしわしわになる原因と復活方法、水やりしてもシワが取れない場合の対処法をまとめて紹介します。
この記事を読めば、
- アガベがしわしわになる原因!水を与えてもシワが取れない理由
- しわしわ・ふにゃふにゃのアガベを復活させる方法【土がカラカラの場合】
- しわしわ・ふにゃふにゃのアガベを復活させる方法【土が7日以上湿っている場合】
が分かるよ!
アガベがしわしわになる原因!水を与えてもシワが取れない理由も
アガベの生育適温は20度~30度くらいです。20度以下になると徐々に生育が鈍り、水を吸い上げるちからも弱くなります。
もちろん20度以下でも枯れることはないけど、気温が足りないと生育はどうしても鈍るよ。
☆★冬のアガベは断水すべき?冬の水やり方法と寒さ対策を解説↓↓
2年以上植え替えていない場合、土の中が根でいっぱいになったり、土が劣化したりして根がダメージを受けている可能性があります。
水はけの悪い土は根を傷ませ、水や養分をスムーズに取り込めなくさせます。
頻繁な植え替えが面倒だからといって、一気に大きすぎる鉢に植え替えるのは避けて。アガベは成長がゆっくり&蒸れに弱い植物。土が多すぎると根腐れのリスクが高くなっちゃうよ。
しわしわ・ふにゃふにゃのアガベを復活させる方法【土がカラカラな場合】
しわしわ、ふにゃふにゃになったアガベを復活させるためには、まず土の状態を確認しましょう。
土がカラカラに乾いている場合は以下のように対処します。
春・秋の場合の対処法
- 鉢底から水が流れ出るくらいたっぷり水を与える
- 時間帯は夕方以降~夜間がベスト
- 受け皿に溜まった水はこまめに捨てる
- 明るく風通しの良い場所で管理を続ける
アガベは夜間に気孔を開いて水分を取り込む「CAM植物」。水やりするなら夕方以降にするのがベストだよ。春・秋は生育がさかんな時期だから、5日ほど経てば葉にハリが戻ることが多い。
夏・冬の対処法
- 土の約1/3が湿るくらいの量で水を与える
- 時間帯は夏は夕方以降、冬は日中に済ませておくのが安全
- 明るく風通しの良い場所に置く。極端な暑さや寒さに晒される場所は避ける
極端な暑さと寒さに晒される時期はどうしても生育が緩慢になるよ。この時期は乾燥気味に管理することが大事。葉にしわが寄ってもあまり神経質にならくてok。焦って水を遣りすぎると根腐れを起こす恐れがあるから注意。
☆★冬のアガベは断水すべき?冬の水やり方法と寒さ対策を解説↓↓
しわしわ・ふにゃふにゃのアガベを復活させる方法【土が7日以上湿っている場合】
水やりから7日以上経っても土が湿りっぱなしで、葉がしわしわ・ふにゃふにゃな場合、根腐れが疑われます。
アガベは寒さが苦手。冬に下記の作業をする場合、できるだけ暖かい場所で済ませてね。
根腐れが疑われる場合の対処法
- 土から株を取り出す
- 傷んだ根や葉を取り除く
- 水で薄めたベンレートに1時間ほど浸ける
- 2日~3日ほど切り口をしっかり乾燥させる
- 根が大幅に減った場合、小さめの鉢に水はけの良い土で植え付ける
- 水やり後、明るく風通しの良い場所で発根を待つ
腐敗した葉はぶよぶよしてやや透明がかって見えるのが特徴。傷んだ根は黒く脆い。健康な根は白くて弾力があるのが特徴だよ。腐った葉や根を放置していると腐敗が拡がる恐れがあるんだ。
ベンレートとは?
ベンレートは、カビ性の病気を治療・予防してくれる殺菌剤です。
水で500倍に薄めて使います。
ペットボトル500mlなら、ベンレート水和剤1/2包をぬるま湯によく溶かして使ってね。
☆★アガベが枯れる原因と対策!下葉が枯れる理由や枯れるときの前兆は?↓↓
まとめ
- アガベがしわしわになる原因には、「乾燥」「寒さ」「高温時の直射日光」「根詰まり」「病害虫」などがある
- 水やりして数日経っても葉のシワが取れない場合、寒さや根詰まり、蒸れなどによって根がダメージを受け、水分を吸えなくなっている可能性が高い
- 根腐れが疑われる場合は早目の対処が必要。傷んだ根や葉を取り除きベンレートで殺菌。乾燥後、水はけの良い清潔な土に植えつけて発根を待つ
葉のしわしわが取れないからといって、焦って水やりを繰り返したり、強い日光に当てたり、肥料を与えたりするのは逆効果。さらに根を傷めてしまう恐れがあるよ。